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2020年9月24日 (木)

(2185) スクール・オブ・ロック

【監督】リチャード・リンクレイター
【出演】ジャック・ブラック、ジョーン・キューザック、マイク・ホワイト、ミランダ・コスグローブ、ケビン・クラーク
【制作】2003年、アメリカ

賃金目的で小学校臨時教師の職についたダメミュージシャンの奮闘を描いたコメディ。

小太りで身勝手なパフォーマンスをするギタリストのデューイ(ジャッック・ブラック)は、自分のロックバンドを首になる。シェアハウスに同居する親友のネッドはお人好しな性格で、家賃を払えないデューイの肩代わりを続けていたが、ようやく見つけた彼女のパティ(サラ・シルバーマン)から厳しく言われ、家賃を払わなければ部屋を出てくれとデューイに告げる。お金の必要になったデューイは、ネッドあてにかかってきた小学校臨時教師の連絡に、ネッドになりすまして対応し、臨時教師のポジションに潜り込む。そこは一流私立校ホレス・グリーン学院。校長のロザリー(ジョーン・キューザック)は厳格な性格で、ネッドになりすましたデューイにきちんと教鞭をとるよう伝えるが、デューイはいきなりクラスを休憩時間にしてしまう。生徒たちは真面目で、委員長のサマー・ハサウェイ(ミランダ・コスグローブ)は何か教えてほしいとデューイに意見し、デューイはロックバンドの指導を始める。デューイは彼らの音楽の授業を見て彼らが楽器を演奏できることを知り、ロックバンドを結成する。音楽の素養のあったザック(ジョーイ・ゲイドス・Jr)がリードギター、キーボードはローレンス(ロバート・ツァイ)、ケイティ(レベッカ・ブラウン)はベースを担当し、パーカッションをしていたフレディ(ケビン・クラーク)はドラムを担当する。歌が得意なトミカ(マリアム・ハッサン)と二人の女生徒がバックコーラスを担当する。他の生徒も警備係や照明、衣装、バンド名を決める係など、それぞれの役割を与えられ、親や他の先生に内緒で練習を続ける。デューイは来るバンドバトルに出場を決めるが、前日になってネッドに教師になりすましていたことがばれ、警察に通報されてしまう。保護者会の席にいたデューイはみんなに嘘を告白しつつ、子ども達を称賛して学校を去る。
残された生徒達は、ここまでやったのだから、とバンドバトルへの出場を決意し、意気消沈して部屋で寝込んでいたデューイをたたき起こして会場に向かう。ロザリーのもとに押し寄せていた子ども達の親も、ロザリーとともに会場にやってくる。デューイたちの順番になり、デューイの率いるバンド「スクール・オブ・ロック」は、ザックが作った曲を披露。見事な演奏と子ども達のテクニックに会場は大興奮に包まれ、親たちも大満足の表情を浮かべる。優勝はデューイを首にしたバンドが手にするが、会場は「スクール・オブ・ロック」の大合唱。デューイらはアンコールに応えて会場でもう一曲披露する。
サマーはデューイから与えられたマネージャーの役がすっかり板に付き、子ども達は今日もデューイとロックバンドの練習を続けるのだった。

天使にラブソングを・・・」か、むしろその続編、あるいは「コーラス」なんかと同系統の作品だが、面白いのは普通は、できの悪い子ども達が音楽を通じて自身を持ち更生していくのだが、本作は、できが悪いのは教師の方で、生徒達は勉強熱心で真面目であるところが面白い。その真面目な生徒達が、不真面目な教師にうまくやる気を引き出され、暮らす全体でのロックバンド活動に熱中していく。開始数分で「あ、この映画は感動するヤツだ」と分かり、クライマックスが待ち遠しくなる。そんな作品だった。デューイが、不真面目で粗野な男のようでいて、生徒達を褒めてやる気にさせ、自信を付けさせるのがうまく、見ていて心地いい。このまますっとフィナーレまで行ってもいいのに、と思ったが、やはり途中でバレてデューイが首になるという展開はあった。まあ、2球内角を攻めた後の外角のボール球のようなもんだろうか。たまには三球三振のようなスカッとする展開もいいもんだとは思うが、本作はそのボール球のシーンが長ったらしくウジウジせず、スカッと明るい展開にすぐ変わるのがよかった。最後のパフォーマンスシーンは興奮と感動で胸が高鳴った。咲の展開にわくわくし続けられる、文句なしで5点を付けられる作品。

【5段階評価】5

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