(2141) 山猫は眠らない2 狙撃手の掟
【監督】クレイグ・R・バクスレー
【出演】トム・ベレンジャー、ボキーム・ウッドバイン、エリカ・マロジャーン、タマス・プスカ
【制作】2002年、アメリカ
退役したベテラン狙撃手の極秘任務を描いたアクション作品。「山猫は眠らない」の続編。
退役した元米軍狙撃兵のトーマス・ベケット(トム・ベレンジャー)は、バルカン半島でイスラム教徒を殺害して民族浄化を企むバルストリア将軍の暗殺を依頼される。ベケットは元の階級に戻してもらうことを条件に任務を引き受ける。彼は腕のいい観測手を求め、選ばれたのは死刑囚の元狙撃手、ジェイク・コール(ボキーム・ウッドバイン)だった。二人は現地に飛び、協力者のソフィア(エリカ・マロジャーン)からターゲットの写真と武器を入手。二人は無事に任務を終え、追っ手から逃げるが、なぜかコールはベケットの指示を無視して敵軍に捕らわれてしまう。ベケットはソフィアのもとに戻り、コールの救出に向かう。拷問を受けていたコールは別の施設に移送されることになるが、ソフィアは二人の兄弟とベケットとともに護送車を襲い、コールを救出。コールはなぜか、パベル(タマス・プスカ)という囚人を連れてくる。ベケットは驚くが、実は重要な極秘任務を負っているのはコールの方で、ベケットの暗殺任務はその前座だった。コールはわざと軍に捕らえられ、パベルを連れて亡命させようとしていたのだった。ベケットはコールと協力してパベルを救出するため、ヘリコプターとの合流地点に向かう。そこには敵軍はスナイパーが待ち伏せしており、コールはパベルを守ろうとして胸を撃たれてしまう。ベケットはスナイパーを返り討ちにし、コールとパベルとともにヘリに乗り込むが、コールは「自由だ」と言い残して息を引き取るのだった。
前作のジャングル戦に対して、本作は市街戦が中心。爆破シーンなど派手な演出があるが、敵の弾の当たらないスーパーヒーローが雑魚をじゃんじゃんやっつけるという痛快おバカアクションではなく、ストーリーのひねりもあって、なかなか面白かった。現地人は現地語でやりとりするなど、リアリティを追求している点もよかった。
一方、クライマックスでコールが撃たれる必然性の薄さと、ベケットが結局どういう作戦で敵スナイパーを倒したのかがよくわからなかった点は残念。
【5段階評価】3
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