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2020年8月20日 (木)

(2150) ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男

【監督】ヤヌス・メッツ
【出演】スベリル・グドナソン、シャイア・ラブーフ、ステラン・スカルスガルド、ツバ・ノボトニー、イアン・ブラックマン
【制作】2017年、スウェーデン、デンマーク、フィンランド

名テニスプレイヤー、ビヨン・ボルグとジョン・マッケンローのウィンブルドンでの死闘を描いた作品。

冷静なプレイスタイルから「氷の男」とも呼ばれるテニスプレイヤー、ビヨン・ボルグ(スベリル・グドナソン)は、実際にはシャイで幼少時から怒りをあらわにする性格だった。彼は5連覇を賭けてウィンブルドンに挑む。彼のライバルと目されたのは、コート上で暴言を吐くなど感情的になりやすいレフティ、ジョン・マッケンロー(シャイア・ラブーフ)だった。彼は幼少時は頭脳明晰な少年だった。ボルグは婚約者のマリアナ・シミオネスク(ツバ・ノボトニー)とコーチのレナート・ベルゲリン(ステラン・スカルスガルド)と行動をともにし、マッケンローは父親(イアン・ブラックマン)とともに試合に臨む。
大会中、感情をあらわにし、観客にまで暴言を吐くマッケンローは、決勝戦で登場するなりブーイングを浴び、完全に悪役となるが、試合が始まると、誤審に近い判定にも文句を言わず、紳士的にプレーを続ける。しかも、ランク1位のボルグに対して堂々と渡り合い、第1セットを圧勝する。しかし第2、第3セットを奪取され、後のなくなった第4セットでは、タイブレークに持ち込み、7回のマッチポイントを耐えて18-16というとんでもない点数でタイブレークをもぎ取る。第5セットも接戦となるが、6-8で落とし、ボルグの優勝が決まる。
二人は空港で偶然出会い、再戦を誓い合って抱き合う。そして自らの宣言通り、マッケンローは翌年のウィンブルドンでボルグを倒して優勝し、世界ランク1位に上り詰める。二人は無二の親友となるのだった。

二人を英雄のように扱うのではなく、弱さを抱えた人間として平等に描いている。作品自体はボルグがウィンブルドンで辛勝するところまでだが、翌年の二人の決勝戦も、十分に映画になるほど魅力的な戦いだっただろう。作品の序盤は、俳優のテニスの動きにがどうしてもプロテニスプレイヤーのようなキレがなく素人っぽく、感情移入が難しかったのだが、ウィンブルドン決勝のシーンはそれなりに見られるものになっていた。しかし、やはり本物の筋書きのないスポーツのドラマは感動する、ということを本作を通じて改めて感じた。

【5段階評価】3

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