« (2156) 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 | トップページ | (2158) コンフィデンスマンJP ロマンス編 »

2020年8月27日 (木)

(2157) バイス

【監督】アダム・マッケイ
【出演】クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、サム・ロックウェル、スティーブ・カレル、アリソン・ピル
【制作】2018年、アメリカ

アメリカの副大統領を務めたディック・チェイニーの政治家人生を描いたコメディタッチの作品。

学生の頃はだらしなかったディック・チェイニー(クリスチャン・ベール)は恋人のリン(エイミー・アダムス)に叱咤され、インターンシップでラムズフェルド議員(スティーブ・カレル)につき、彼に認められる。ウォーターゲート事件でニクソン大統領が失脚したのを機に史上最年少の34歳で大統領首席補佐官となる。彼は共和党の下院議員に当選し、活躍。大統領候補になることも現実味を帯びるが、娘のメアリー(アリソン・ピル)が同性愛者であることを知り、同性結婚を否定する共和党の大統領になることよりも娘を優先。ハリバートン社のCEOを勤め、余生を過ごす。・・・と思われたところで、ジョージ・W・ブッシュ(サム・ロックウェル)から副大統領になることを打診され、始めは拒んだものの結局受け入れ、副大統領に就任。目立たないながらもあちこちに自分の居場所を作り、影響力を持つようになる。9.11事件後はイラクを敵国と見なして攻撃。しかし大量破壊兵器も核兵器もイラクで見つからず、立場は悪化。しかし彼はテロに屈さず国民を守った自分は謝ることはないと強弁するのだった。

アメリカの政治を知るのには面白い作品。ただ、それに興味がないと全く面白くないだろう。コミカルに描くところや俳優が有名政治家になり切っているところはアメリカ人でないと分からない部分も多いだろう。特にチェイニーをイケメン俳優のクリスチャン・ベールが演じているというのは、何度観ても「どこがどうなればこうなるの」という驚きを禁じ得ない。
ごく普通のアメリカ人カート(ジェシー・プレモンス)を語り手にして最後には心臓移植手術の臓器提供者になる辺りもブラックユーモアが効いていた。途中でいったんめでたしめでたしとばかりにチェイニーの後日談がナレーションされ、「いや、こんな早く終わるわけないよな」と観客が思ったところにエンドロールまで流れて、「えっマジで終わり? 」と思ったとたん画面が切り替わって続きが始まるという念の入った演出もなかなか面白かった。

【5段階評価】3

|

« (2156) 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 | トップページ | (2158) コンフィデンスマンJP ロマンス編 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価3の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« (2156) 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 | トップページ | (2158) コンフィデンスマンJP ロマンス編 »