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2020年8月15日 (土)

(2145) 山猫は眠らない6 裏切りの銃撃

【監督】ドン・マイケル・ポール
【出演】チャド・マイケル・コリンズ、ビリー・ゼイン、デニス・ヘイスバート、ステファニー・ボクト
【制作】2016年、アメリカ

パイプラインを巡って犯罪組織と戦うスナイパーの活躍を描いたアクション作品。「山猫は眠らない5 反逆の銃痕」の続編。

狙撃手のブランドン・ベケット(チャド・マイケル・コリンズ)は、上官のリチャード・ミラー(ビリー・ゼイン)のもと、イスラム系過激派組織によるアメリカ人の人質救出作戦に就いていた。しかしブランドンは、ターゲットの処刑者が子どもだと分かり狙撃を躊躇してしまう。その甘さをリチャードや仲間に指摘され、思い悩むブランドンは、ビッドウェル少佐(ドミニク・マフハム)と再会。狙撃手の厳しさを教わる。
ブランドンはコロネル大佐(デニス・ヘイスバート)の指揮のもと、ジョージアの天然ガスパイプラインの視察に訪れる要人警護の任務に就くことになる。責任者はブランドンがイスタンブールでナンパしようとした美女、ロビン・スレイター(ステファニー・ボクト)。ブランドンらは要人の乗る車の経路に潜伏して過激派の攻撃に備える。ところが過激派はスナイパーの居場所を知っているかのようにブランドンの仲間を狙撃。ブランドンはジョージア軍が情報を漏らしたからだと指揮官に言いがかりを付け、その結果、大カフカス山脈の部隊の支援に送り込まれる。現地のボスはロシア人の狙撃手アンドレイ・ゾトフ(ラビル・イシアノフ)。彼とともに過激派の掃討に成功。大佐の部隊に復帰する。ブランドンは仲間が狙撃された謎を追って過激派のボス、ガザコフへの接近を試み、過激派が衛星通信を供えたPCを扱っているのを見つける。ブランドンは彼らが自分たちの側のドローンにハッキングして狙撃手の位置を掴んでいると確信。それを信じたリチャードや大佐(デニス・ヘイスバート)はGPSを外して任務に就くよう命じる。ブランドンらは敵がコブレチのパイプライン施設に集結しているという情報に基づき現地に送り込まれるが、ブランドンは道中、それはフェイクで大佐らがいるバトゥミが襲われると直感。車をバトゥミに引き換えさせる。バトゥミは過激派の攻撃を受け、大佐までもが応戦を余儀なくされる事態に。そこに狙撃犯が到着。次々と敵を葬る。ブランドンは敵のガザコフ(ベリスラフ・パブロフ)との撃ち合いとなるが間一髪で倒し、敵の排除に成功。リチャードはブランドンをねぎらい、去って行くのだった。

イスラム過激派がGPSをハッキングして狙撃手の位置を掴んでいた、という謎にたどり着く過程が描かれ、単純な撃ち合いだけではない作品になっている。また、シリーズの中では雪山のシーンと狙撃犯によるチーム戦が特徴的。毎回監督が替わっていた本シリーズだが、本作の監督は第5作と同じドン・マイケル・ポール。大佐役のデニス・ヘイスバートやビッドウェル少佐役のドミニク・マフハムは前作と共通。ただし、前作で出演したトーマス・ベケット役のトム・ベレンジャーは出演していない。一方でさすがにシリーズもここに来て、主人公の無敵ぶりがやや鼻についてきた感はあった。そして改めて気になる点がもう一つ。本シリーズは2作目から邦題にサブタイトルが付いているのだが、どれも今ひとつ内容に合っておらず、ピンとこない。例えば本作だと「裏切りの銃撃」とあるが、誰かの裏切りがあったわけではないし、銃撃は毎度のことであまり意味がない。前作は「反逆の銃痕」というサブタイトルだが、別に反逆がテーマではないし銃痕が物語の鍵を握っているわけでもない。サブタイトルの付け方に、どことなくスティーブン・セガールの沈黙シリーズのようなセンスの欠如を感じるのだった。サブタイトルには見終わったあと「なるほどそういう意味だったのか」と思わせるような深みのあるものを付けてほしい。

【5段階評価】3

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