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2020年7月 2日 (木)

(2110) グッモーエビアン!

【監督】山本透
【出演】三吉彩花、麻生久美子、大泉洋、能年玲奈、小池栄子
【制作】2012年、日本

シングルマザーの母娘と自由気ままな男の家族愛を描く。吉川トリコの小説が原作。

中学三年生の広瀬ハツキ(三吉彩花)は、自分を17歳で産んだ母親のアキ(麻生久美子)と二人暮らし。同居していた矢口(大泉)という男、通称ヤグが、ロックで世界を変えると言って家を飛び出し、1年半後、帰ってくる。仕事もせず気ままに生きるヤグに、多感なハツキはイライラ。ハツキは母親に進路相談するが、自分の道は自分で決めればいいと言われて三者面談にも来てもらえない。ハツキの親友のトモミ(能年玲奈)はそんなハツキの家族をうらやましがり、ヤグが父親だったら楽しいのに、と言い、いらだつハツキは何も分かっていない、とトモミをなじる。トモミは次の日、鹿児島に引っ越してしまう。ハツキは分かっていないのは自分だったと後悔する。トモミと偶然会ったヤグは、学校に駆け込み、強引にハツキを連れ出してトモミに会わせようとするが、自転車で車と衝突。大事には至らず、ハツキはトモミに電話で謝罪。関係は修復する。
ハツキは進路希望の調査用紙に進路を「就職」と書き、担任の小川先生(小池栄子)に手渡す。小川先生は夜、アキを訪ね、子どもの進路を考えてほしいと告げるが、アキはいい高校に行っていい大学に行って結婚して二世代住宅を建ててもらって、なんていう生活はつまらん、とどなって小川先生を追い返す。戻ってきたハツキは、自分はこの家を出て一人暮らしする、お母さんはヤグと結婚して二人で暮らせばいい、お母さんだって私がいないほうがいいでしょ、と言う。ヤグは思わずハツキにビンタをし、ハツキは家を飛び出す。河川敷に座っているハツキを見つけたアキは、ヤグが昔、両親を突然亡くしたこと、ハツキの名付け親がヤグであることを告げる。ハツキは心のわだかまりが溶け、三人は仲直りする。
ハツキは卒業し、トモミと二人で、ヤグのライブに行く。ボーカルのヤブは、ステージでギターのアキと結婚することを宣言。世界一愛する娘ハツキに捧げる曲を歌い、ハツキもステージに上がってヤグ、アキとともに歌を歌うのだった。

ラストシーンはそこそこ感動的。きちんと大泉洋が歌を歌って盛り上げるのはよかった。しかし、クライマックスでハツキがアキに反発するシーンは唐突だったし、あっさり仲直りするのも話が素直すぎ。小説を2時間の映画に仕立てるための簡略化とは言え、今ひとつ家族の葛藤が描けているとは思えなかった。
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でブレイクする前の能年玲奈が観られる貴重な作品ではある。

【5段階評価】2

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