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2020年7月

2020年7月31日 (金)

(2130) 野獣捜査線

【監督】アンドリュー・デイビス
【出演】チャック・ノリス、ヘンリー・シルバ、モリー・ヘイガン、ラルフ・フーディ、ジョー・ガザルド
【制作】1985年、アメリカ

麻薬組織に誘拐された少女を助ける警察官の奮闘を描いたアクション作品。

シカゴ市警のエディ・キューザック(チャック・ノリス)は、捜査チームを率いて麻薬取引現場を抑えようとするが、ペンキ屋に扮装した別組織が乱入して数人が殺害。警察は慌てて突入するが一部を取り逃し、老刑事のクレイギー(ラルフ・フーディ)は、一般市民の少年を誤射して殺してしまう。クレイギーは持っていた小型拳銃を少年に握らせ、正当防衛を偽装する。クレイギーのバディのニック(ジョー・ガザルド)はその様子を見ていたが、相棒を売ることになってしまうため真実を言えず、査問委員会でも嘘の証言をする。エディはクレイギー救済の署名にも加わらず、査問委員会でもクレイギーの擁護をしなかったことから、刑事仲間から阻害されてしまう。
麻薬組織のボス、ルイス・コマチョ(ヘンリー・シルバ)は敵対するトニー一族に復讐を開始。トニーの娘ダイアナ(モリー・ヘイガン)も誘拐されてしまう。エディは単身でルイスのアジトに乗り込む。その上方を聞いたクレイギーらはエディをあざ笑うが、ニックはクレイギーが無実の少年を殺したと真実を叫び、エディの助けに向かう。エディはルイス一味を撃退。ダイアナの救出に成功。仲間達はエディを受け入れるのだった。

チャック・ノリスの作品はブログで扱ってこなかったので観てみたが、本作は敵の弾が全く当たらない主人公が、問答無用に敵を撃ち殺していくという、よくある刑事物だった。ラスボスが何の知的策略もなく主人公に撃たれて死ぬところも大した工夫はなかった。リモコン戦車のような戦闘車両が登場するのが特徴的だが、B級感が漂う内容だった。

【5段階評価】3

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2020年7月30日 (木)

(2129) ジョーズ3

【監督】ジョー・アルブス
【出演】デニス・クエイド、ベス・アームストロング、ルイス・ゴセット・ジュニア、ジョン・パッチ、サイモン・マッコーキンデール
【制作】1983年、アメリカ

巨大海洋レジャー施設を襲う巨大ホオジロザメと人間との戦いを描いた作品。「ジョーズ2」の続編。

サメに襲われた経験を持つマイク(デニス・クエイド)は海洋施設の建設技師。恋人のケイ・モーガン(ベス・アームストロング)はイルカを飼育する生物学者。海洋レジャー施設のオープンに伴い、マイクの弟ショーン(ジョン・パッチ)が現れ、水上スキーショーのスタッフ、ケリー(リー・トンプソン)と仲よくなる。ショーンは、かつて巨大ザメに襲われた経験から海に入ることを拒んでいたが、ケリーに誘われ、久しぶりに海に入る。
施設がオープンし、人々は海中水族館や水上ショーを楽しむが、施設内に10メートル級の巨大ザメが現れる。ケリーが襲われて足を大けがするが、ショーンはマイクらに救出される。施設を訪れていた写真家のフィリップ(サイモン・マッコーキンデール)は一攫千金を狙い、相棒とともに水中に入り、自らが囮となって巨大ザメをポンプ施設に誘導するが、命綱が外れてサメに飲まれてしまう。サメはマイクとケイがいる管制センターを襲うが、二人はサメに飲まれたフィリップが手に持っていた爆弾のピンを外し、サメを爆死させるのだった。

偏光フィルター方式の3D映画が盛り上がった頃の作品で、食いちぎられた手や潜水艇やホオジロザメが、「合成映像ですが何か」と言わんばかりのショボさで画面に迫ってくる。当時の観客は物珍しさで喜んだだろうが、4Kテレビでは見るに堪えない。3D作品を2D放映する場合は、右目用の映像だけを使うなどしているのかと思ったが、今回の放送では画像の一部が両目用の映像のように二重にぶれているシーンが多々あった。全体的に画質も低く、テレビ番組以下とすら思えた。品質的には評価2という感じだが、B級映画の魅力に満ちているとも言えるので、評価をワンランク上げた。退屈しない作品ではあった。
ちなみにケリー役のリー・トンプソンは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主人公の母親を演じた女優。

【5段階評価】3

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2020年7月29日 (水)

(2128) ジョーズ2

【監督】ヤノット・シュワルツ
【出演】ロイ・シャイダー、ロレイン・ゲイリー、マーレイ・ハミルトン、マーク・グルナー
【制作】1978年、アメリカ

人を襲う巨大ホオジロザメに立ち向かう男の奮闘ぶりを描くアニマル・ホラー作品。「ジョーズ」の続編。

海水浴場を持つ町アミティでは、市長のボーン(マーレイ・ハミルトン)と開発業者のレン・ピーターソン(ジョセフ・マスコロ)が地域開発を進めようとするが、海に巨大ホオジロザメが現れ、ダイバーが失踪。水上スキーを楽しむボートにも襲いかかり、ボートは爆発。サメは顔に裂傷と火傷を負う。サメの存在にいち早く気づいた警察署長のマーティン・ブロディ(ロイ・シャイダー)は市長に直訴するが、聞き入れてもらえない。マーティンは海水浴場に出現したアジの群れをサメと勘違いして発砲してしまい、署長を解雇されてしまう。マーティンの長男マイク(マーク・グルナー)と次男ショーンは、親に内緒で友人とヨット遊びに出るが、鮫に襲われてしまう。救助に現れたヘリコプターもサメの餌食になってしまう。マーティンは警察用のモーターボートで子ども達を発見。海底の高圧電線をサメに噛ませて感電死させ、子ども達を救うのだった。

前作に比べると、序盤からサメが姿を現し、観客の興味を引きつけるが、残酷な描写は控えめ。全体的にテレビドラマのようなテイストになってしまっていた。クライマックスも主人公とサメとの死闘というよりは、高圧電線を使った一発勝負で、しかも「そんなにうまく行くんかいな」というぐらい、食らいついたサメが電線を噛んだまま顔が焼けて死んでしまうので、前作のような「やっと倒せた」というカタルシスは薄かった。

【5段階評価】3

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2020年7月28日 (火)

(2127) 病院坂の首縊りの家

【監督】市川崑
【出演】石坂浩二、佐久間良子、桜田淳子、あおい輝彦、ピーター、加藤武、小林昭二、横溝正史
【制作】1979年、日本

病院坂の空家で起きた事件の謎を追う探偵の活躍を描いたサスペンス映画。横溝正史の小説が原作。

探偵の金田一耕助(石坂浩二)は、パスポート用の写真を本條写真館で撮る。写真館の主人の本條徳兵衛(小沢栄太郎)は金田一に、自分は命を狙われているから調べてほしいと依頼する。金田一が去った直後、写真館に黒髪の美女(桜田淳子)が現れ、婚礼の写真を撮ってほしいと依頼する。カメラマンの本條直吉(清水紘治)はその夜、迎えに来た男(あおい輝彦)に連れられ、空家となっている法眼家の屋敷でその男と女の婚礼写真を撮る。相手の女は写真館に来た女性と思えたが、意識はもうろうとしているようだった。その写真を見た徳兵衛は、女は法眼家の娘の由香利(桜田淳子、二役)に似ていると話す。撮影に使われた屋敷は、かつてある女性が首つり自殺をした曰く付きの家だった。後日、美女の声で同じ屋敷に風鈴の写真を撮りに来てほしいと電話が入り、居合わせた金田一も写真館の連中とともに屋敷に行く。そこには写真に撮った男の切断された首が吊り下げられていた。その部屋にいた男(ピーター)が逃げ出したため、写真館で助手をしている日夏黙太郎(草刈正雄)が男を捕まえる。
翌日、屋敷の所有者である法眼弥生(佐久間良子)が現場に現れ、警察の等々力警部(加藤武)に対して、由香利は今日旅行から戻ったばかりであり写真の女性は由香利ではないと断言する。現場で捕まった吉沢平次は、写真に写っているのは同じバンドのメンバー山内敏夫と血の繋がらない妹、小雪だと証言する。
金田一は事件を調べ始める。屋敷で自殺したのは山内冬子(萩尾みどり)と言い、弥生の死んだ夫、琢也(菊池勇一)の愛人だった。敏夫と小雪は冬子の子だった。冬子は自殺の直前、弥生に伝えたいことがあり、彼女を訪ねていたが出迎えた由香利が冬子を乞食呼ばわりして追い返していた。その後、敏夫を殺したのは自分だ、自殺するから探さないでくれという小雪直筆の手紙が警察に届く。黙太郎も金田一の助手のように法眼家の家系を調べ、弥生もまた、愛人関係の両親の間に産まれたことを金田一に教える。
その後、写真館の徳兵衛が殺害される。写真館は荒らされ、法眼家に関わる写真の乾板が破壊されていた。さらに法眼家に由香利のある五十嵐滋(河原裕昌)を脅迫していた吉沢平次が殺される。さらに徳兵衛の息子、直吉も首縊りの家のシャンデリアのフックが落下し、重傷を負う。
法眼家の屋根裏には、弥生の母親、千鶴(入江たか子)が寝たきりで住んでいた。千鶴は連れ子の弥生を連れて五十嵐猛蔵(久富惟晴)と結婚したが、猛蔵が弥生を法眼家に嫁がせようとしたことに反対し、もみ合いになり、ベランダから落下した猛蔵が死んだのだった。
亡くなった法眼琢也の歌集をもとに東北を調べて回った金田一は、真相にたどり着く。法眼家にいるのは由香利になりすました小雪で、彼女を招き入れていたのは弥生。弥生の母親、五十嵐猛蔵(久富惟晴)と結婚したが、猛蔵は千鶴の連れ子の弥生を15歳のときに犯し、その証拠を本條写真館に撮らせていた。弥生は猛蔵の子を産み、その子はすぐ里子に出される。それが冬子だった。冬子は弥生が自分の母親だと知り、弥生に会いに行ったが、由香利に追い返され、自殺。敏夫は法眼家を激しく恨み、由香利をおびき出して薬で意識をもうろうとさせ、婚礼の写真を撮ってそれを法眼家に送り、恨みを伝えようとした。ところが意識を回復した由香利と敏夫がもみ合いになり、はずみで倒れた由香利は頭を打ち、死んでしまう。それを見た敏夫はガラス片で自らの首を刺し、小雪に自分の首を首縊りの家に吊せと命じて息絶える。小雪は弥生に真相を話し、弥生は小雪に協力することにしたのだった。吉沢と徳兵衛を殺したのも弥生だった。徳兵衛は弥生と猛蔵の写真をネタに弥生を脅していた。直吉も徳兵衛と同じことをしようとして重傷を負うことになったのだった。小雪と弥生は全てを告白する。そのとき、屋根裏にいた千鶴が息を引き取り、それをみんなが見に行った隙に、弥生は使用人の三之介(小林昭二)の人力車で屋敷を抜け出し、車中で自害するのだった。

市川崑・横溝正史コンビの作品は、セルフリメイクの「犬神家の一族」を除けば本作が最終作。いわば横溝映画の集大成と言えるわけだが、作品に共通するおどろおどろしさ、由緒ある名家の屋敷で起きる惨劇という様相が本作ではあまり感じられなかった。オープニングクレジットで、大きな活字を画面上で直角に折り返しす独特の表示方法が使われておらず、普通のテレビドラマのよう。そして肝心の舞台である首縊りの家は作り物めいていて現実感がないし、法眼家の屋敷も平板な明るさで奥行きを感じない。映像としての魅力も今ひとつだった。また、由香利と小雪が双子でもないのに周囲が気づかないほど瓜二つという設定からは、実は双子なのかといった推理を当然するわけだが、別にそういう真相もなく、血縁関係はあるものの単に似ていただけ。「推理ドラマを成り立たせるために設定したので受け入れてもらわないと困ります」という押しつけに耐えざるを得ないのも残念。吉沢を殴る道具がギターというのも殺害の本気度を疑われ、気になった。由香利が事故死するシーンも、「そんなんで死ぬか」みたいな迫力に欠けた映像で、そもそも不慮の事故死は横溝正史作品には似つかわしくない。横溝作品なら恨み骨髄に徹すゆえの死であってほしかった。直吉が性的不能で「赤いランプ」とうなされていたという件も回収されていない。冬子が弥生と猛蔵の子だったという展開は衝撃的だっただけに、もう少し盛り上げようがあったのではと感じる。集大成としては「女王蜂」のほうができがよかった。

【5段階評価】3

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2020年7月27日 (月)

(2126) 女王蜂

【監督】市川崑
【出演】石坂浩二、中井貴恵、仲代達矢、岸惠子、高峰三枝子、沖雅也、司葉子、加藤武
【制作】1978年、日本

昭和初期の伊豆で起きる連続殺人事件を描いた作品。「獄門島」に続いて名探偵金田一耕助が事件の謎に挑む。

昭和10年、大道寺家の娘、琴絵(萩尾みどり)は学生の仁志(佐々木勝彦)と銀造(仲代達矢)から思いを寄せられる。琴絵は仁志の子を身ごもるが、仁志は琴絵の家に現れ、結婚を待ってほしいと告げ、琴絵が部屋を出たあと、何者かに頭を殴られて殺害される。
19年が経ち、琴絵の娘、智子(中井貴恵)に求婚していた三人の男のうち、遊佐三郎(石田信之)が時計塔で撲殺される。その後、別の求婚者、赤根崎嘉文(中島久之)もお茶会で毒殺。銀造は琴絵の家に婿養子に入り、智子の父となるが、琴絵は智子が15歳で死亡していた。大道寺家に仕え、琴絵に変わって京都にいる銀造の世話をしていた蔦代(司葉子)の兄、九十九龍馬(神山繁)は、智子に父親の秘密を告げると言って智子を二重扉の仕込まれた礼拝室に連れ込み、智子を犯そうとするが、部屋の天井から刀が飛び、龍馬は絶命する。
等々力警部(加藤武)は、遊佐の殺害現場から姿を消した謎の男、多門連太郎(沖雅也)を怪しいとにらむとともに、琴絵の家庭教師だった神尾秀子(岸惠子)が、智子を過剰に愛するが故に、智子に寄ってくる男を殺害しているのではないかと疑う。とある人物から調査を依頼された探偵、金田一耕助(石坂浩二)は、事件の謎を追う。とある人物とは、資産家の東小路隆子(高峰秀子)だった。彼女は死んだ仁志の母親だった。そして金田一は、銀造は幼い頃、東小路家の主人の乗る馬に妹をひき殺され、その犯人役に父親を仕立てられ、両親を失うという過去を持つことを突き止める。東小路家に恨みを持っていた銀造は、東小路家の血を引き、自分の愛する琴絵を奪った仁志を殺し、琴絵の面影を持つ智子を愛するが故、彼女につきまとう男達を殺していたのだった。金田一が銀造にそれを白状させたとき、そばにいた神尾秀子が自分が犯人だと叫び、銀造を持っていた銃で撃ち殺し、その場で自殺する。
金田一は秀子の残した遺書を東小路隆子らと読む。そこには秀子が銀造を飽いていたことが綴られていた。その内容を聞いていた智子は、銀造を自分の父親であることを受け入れる。金田一は事件を解決し、大道寺家を去るのだった。

犬神家の一族」、「悪魔の手毬唄」、「獄門島」に続く横溝正史原作、市川崑監督、石坂浩二主演の作品。過去の作品の俳優陣が大勢出演しており、見応えがあった。内容的にも、横溝正史作品らしい複雑な血縁関係や恋愛関係を丁寧に追っていかないとついていけなくなる恐れがあるが、ところどころに登場する映像(馬に轢かれそうになる少女、銀造の胸に抱かれる秀子など)が回収され、意外性は強くないが納得感のある結末に至り、いい作品だった。

【5段階評価】4

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2020年7月26日 (日)

(2125) サイバー・ミッション

【監督】リー・ハイロン
【出演】ハンギョン、リディアン・ボーン、リー・ユエン、山下智久
【制作】2018年、中国、香港

サイバーテロ犯罪に巻き込まれたオタク青年の活躍を描いたアクションサスペンス。

ハッカーのコンテストで優勝経験のあるリー・ハオミン(ハンギョン)は、サイバー犯罪者の二人組、チャオ・フェイ(リディアン・ボーン)とスー・イー(リー・ユエン)から強制的に協力させられることになる。チャオらは日本人のIT実業家、モリタケシ(山下智久)からの依頼で、OSシステムOASYSのハッキングを成功させ、モリがOASYSの権利を奪い取る。モリは世界有数の銀行の頭取四名を乗せた飛行機を墜落させ、ユーロ暴落をもくろむが、実はチャオは犯罪者ではなくインターポールの捜査官だった。リーはチャオ、スー・イーとともにモリを追い、スー・イーはモリの縦断によって命を落とすが、リーとチャオがモリを追い詰め、彼を倒す。飛行機は墜落を免れるのだった。

よくある設定を使ったアイドル映画のような作品。映像はいまどきで、上海やクアラルンプールなどの都市で繰り広げられる展開や、セキュリティをくぐり抜ける主人公達の工夫は楽しいが、粗さも目立った。金融システムを守る3人一組のセキュリティ対策人員が一緒に行動して、スー・イーの渡したクッキーボックスによって一気に指紋を採られて下剤を飲まされて、なんて辺りは、よく考えるとありえないずさんさ。全くリスク分散できておらず、3人組である意味がない。クールだった知能犯が最後は泥臭い追いかけっこと銃撃戦の末に倒れるというのも、この手の勧善懲悪ものによくある工夫のない終わり方。スー・イーが一発の銃弾で死んでしまうのも、後半を盛り上げるためだけの安易な展開で、大した感動はなかった。
ただまあ、日本人としては、山下智久が英語も中国語も駆使して役を演じていたり、中国人キャラが日本の漫画ワンピース好きという設定は嬉しかった。主人公が住む部屋のポスターが、中国で有名になった元AV女優、蒼井そらだったりしたが使われたりもしていた。
オープニングで、映画の製作会社のオープニングロゴが、ネタかというぐらい続くのも見所かもしれない。

【5段階評価】2

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2020年7月25日 (土)

(2124) ドラえもん のび太の宝島

【監督】今井一暁
【出演】水田わさび(声)、大原めぐみ(声)、山下大輝(声)、折笠富美子(声)、大泉洋(声)、長澤まさみ(声)
【制作】2018年、日本

映画ドラえもん第38作。宝島を目指すのび太達が、地球のエネルギーを使って宇宙へ飛び立とうとする科学者の野望に立ち向かう。

のび太(大原めぐみ)は、ジャイアン(木村昴)らに馬鹿にされ、宝島を見つけると豪語。ドラえもんの道具を使って宝島を発見。そこには時間を飛び越えて金銀財宝を奪う海賊がいた。ボスの船長シルバー(大泉洋)は、地球のエネルギーを使って宇宙に脱出する宇宙船、ノアの箱舟を発射させようとしていた。シルバーの息子フロック(山下大輝)と娘のセーラ(折笠富美子)と知り合ったドラえもんたちは、協力してシルバーを改心させることに成功。のび太たちはフロックたちに別れを告げ、日本に帰るのだった。

親子愛がテーマ。ノアの箱舟を発進させようとするシルバーにフロックが立ち向かい、父親を打ち負かす。腕を上げたな、と褒める父親に、だってパパの子だもん、というシーンは感動的。ほかにも、ジャイアンとスネ夫が盾となってのび太たちを先に進ませるシーンや、エネルギー体の中に閉じ込められたドラえもんをのび太が命がけで助け出すシーンも、ベタながら胸が熱くなった。

【5段階評価】4

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2020年7月24日 (金)

(2123) BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

【監督】スティーブン・スピルバーグ
【出演】ルビー・バーンヒル、マーク・ライランス、ペネロープ・ウィルトン、ジェマイン・クレメント
【制作】2016年、アメリカ

孤児院の少女と夢を操る巨人の活躍を描いた作品。実写と3DCGを融合させている。

ロンドンの孤児院で暮らすソフィー(ルビー・バーンヒル)は眠れない夜にバルコニーに出て、巨人(マーク・ライランス)を見つける。巨人は彼女を自分の小屋に連れ去る。巨人と少女は仲よくなる。巨人は自分がかつてビッグ・フレンドリー・ジャイアントと呼ばれたことがあると話し、ソフィーは巨人をBFGと呼ぶ。BFGは7人のもっと大きな巨人にいじめられていた。ソフィーは知恵を巡らせ、イギリスの女王(ペネロープ・ウィルトン)に助けを求める。女王は軍隊を出動させ、7人の巨人を孤島に送り込む。孤児だったソフィーは女王の屋敷で暮らすことになるのだった。

夢をあやつるシーンの映像化がみごとではあるが、罪のない童話を映画にしました、という程度の作品で、あまり興奮できる内容でもなく、スティーブン・スピルバーグ監督作品にしては、あまり面白くはなかった。BFGの笑顔は魅力的ではあった。

【5段階評価】3

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2020年7月23日 (木)

(2122) ジャングル・ブック

【監督】ジョン・ファブロー
【出演】ニール・セティ、イドリス・エルバ(声)、ベン・キングズレー(声)、ビル・マーレイ(声)、ルピタ・ニョンゴ(声)
【制作】2016年、アメリカ

オオカミに育てられた少年の活躍と動物との絆を描いたアクションファンタジー作品。1967年のアニメ映画「ジャングル・ブック」のリメイク。

オオカミのラクシャ(ルピタ・ニョンゴ)に育てられた人間の子モーグリ(ニール・セティ)は、オスのトラ、シア・カーン(イドリス・エルバ)に恨まれていた。シア・カーンはかつてジャングルにいたモーグリの父親を殺したが、そのとき、父親のたいまつで攻撃され、皮膚を火傷の傷が残り、片眼の視力を失っていた。オオカミのリーダー、アキーラ(ジャンカルロ・エスポジート)はモーグリを人の村に戻すことを決め、モーグリを拾った黒豹のバギーラ(ベン・キングズレー)とともにオオカミの巣を去るが、それを知ったシア・カーンはアキーラを殺してしまう。
道中、シア・カーンに襲われ、アキーラとはぐれたモーグリは、大蛇のカー(スカーレット・ヨハンソン)に捕らえられるが、熊のバルー(ビル・マーレイ)に助けられる。モーグリはバルーに説得され、人里に向かわず、バルーとともに道具を使って蜂の巣を取って暮らし始める。そこにバギーラが現れ、人里に向けた旅を再開。ところが、モーグリは猿の大群にさらわれ、オランウータンのキング・ルーイ(クリストファー・ウォーケン)に仲間になるよう脅される。バギーラとバルーは協力してモーグリを助けるが、アキーラが死んだことを知ったモーグリは人里からたいまつを持ち出すと、ジャングルを駆け抜け、シア・カーンに戦いを挑む。バルーとバギーラ、狼たちも協力し、モーグリは道具を使ってシア・カーンを山火事となったジャングルに誘い込み、枯れた巨木からシア・カーンを火の海に落として退治する。山火事は、ゾウが川の流れをせきとめて水の流れを変えることで鎮火する。動物の信頼を取り戻したモーグリは、オオカミやバルー、バギーラと暮らし続けるのだった。

主人公の少年以外はCGという触れ込み。背景や動物と主人公の映像が違和感なく溶け込んだ映像は見事。ただ、動物がしゃべる本作のようなファンタジーに、ここまでのリアリティを与えることが必須だったかというと、やや疑問。顕著だったのはクライマックスのシア・カーンとモーグリの戦い。モーグリのせいで起きた山火事の火の海、いわばモーグリによる自然破壊によってシア・カーンが死に、その後、山の創造主であるゾウの支援を得るというのは、スカッとした結末とは言いがたく、観ていてモヤモヤが残った。素手の少年が、これだけリアルな映像の中で大きなトラに勝つのも不自然なので、この辺りはふつうのアニメの方がファンタジーらしく描けたかもしれない。そもそも、我々がもはや3DCGに慣れすぎて、これだけのクオリティのものを見せられても、それほど感動はできないというのもあった。これだけリアルなら、動物の生態をもっと作品に盛り込み、その特徴を作品に生かす方が大人も楽しめ、よかっただろう。

【5段階評価】3

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2020年7月22日 (水)

(2121) クリミナル 2人の記憶を持つ男

【監督】アリエル・ブロメン
【出演】ケビン・コスナー、ガル・ガドット、トミー・リー・ジョーンズ、ゲイリー・オールドマン、ライアン・レイノルズ
【制作】2016年、アメリカ、イギリス

死亡したCIA捜査官の記憶を埋め込まれた男の運命を描いたアクションサスペンス。

CIA捜査官のビル・ポープ(ライアン・レイノルズ)は、米軍の軍備を自由に操作できるシステムを持つハッカー、ダッチマン(マイケル・ピット)を確保。しかし、そのシステムを狙うハイムダール(ジョルディ・モリャ)に捕まって拷問され、命を落とす。CIAのクウェイカー・ウェルズ(ゲイリー・オールドマン)は脳医学者のフランクス(トミー・リー・ジョーンズ)を使って、ビルの記憶を別の男に移す手術を依頼。フランクスは、脳障害で感情が欠落し、凶悪犯罪を繰り返してきた囚人ジェリコ・スチュワート(ケビン・コスナー)を対象者に選定する。手術は成功したはずだったがジェリコにビルの記憶はなく、ジェリコは始末されることに。しかしジェリコは護送中の車から脱走。車を強奪してロンドン市街のドライブを楽しむジェリコだったが、次第にビルの記憶が頭痛をともに断片的に甦るようになる。ビルの記憶を頼りにビルの家に侵入したジェリコはビルの妻ジル(ガル・ガドット)をテープで拘束し、娘のエマ(ララ・デカロ)の寝顔を確認。感情のなかったジェリコは混乱しながらも、金目の物を手に家を出る。ジェリコがビルの記憶を持ち始めていることを知ったクウェイカーは、ジェリコの形跡を追い、ダッチマンの居場所を突き止めようとする。ジェリコはビルの記憶を頼りに、ダッチマンの居場所を突き止めようとするが、ハイムダールもジェリコを追っており、ついにジェリコを捕らえると、ジルとエマを人質にとって、ジェリコにダッチマンの居場所まで案内させる。ビルの正義感に目覚め始めたジェリコは、ハイムダールの手下を振り切り、ダッチマンを逃がそうとするが、ハイムダールの右腕エルザ(アンチュ・トラウェ)に撃たれ、ダッチマンは殺されてしまう。しかしジェリコは逆襲してエリザを殴り殺すと、システムの入ったメモリを手に、ジルとエマを救うためにハイムダールのもとに向かう。空港で、ハイムダールに撃たれながらも、ジェリコはメモリと引き換えにジルとエマを取り戻す。飛行機で逃げたハイムダールは、早速システムを使って米軍のミサイルをジェリコのいる空港に発射。空港に現れたクウェイカーはジェリコの行動を責めるが、ジェリコは一枚上手だった。彼、いや記憶の中のビルは、ダッチマンに、最初のミサイルは発射の指示者に向かうよう細工をさせていた。空港に向けて飛んでいたミサイルは、方向を変え、ハイムダールの乗った飛行機を撃墜する。ジェリコにビルの記憶を定着させる手術が成功し、ジェリコはビルとして、ジルとエマと手を取り合って生きていくことを決めるのだった。

出演陣が豪華なので観てみたが、期待に違わず面白かった。序盤でいきなり主役級のライアン・レイノルズ演じるビルが死んでしまうのも衝撃的だし、始めはビルの持っていた大金を狙って行動していたジェリコが、次第にビルの正義感によって行動していく姿も無理がなく、どういう結末を迎えるのか、わくわくしながら観ることができた。ケビン・コスナーの俳優としての力のなせるわざだろう。もちろん、あれだけ街で犯罪行為を繰り返して全く捕まらなかったり、脇役がバタバタ死にすぎる安物のアクション映画のようなところもありはするのだが、ラストシーンの控えめな演技も感動的で、無料で観るには十分にお得な作品だった。

【5段階評価】4

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2020年7月21日 (火)

(2120) 恋人たちの予感

【監督】ロブ・ライナー
【出演】メグ・ライアン、ビリー・クリスタル、キャリー・フィッシャー、ブルーノ・カービー
【制作】1989年、アメリカ

友人関係を続ける二人の男女の恋の行方を描いたコメディロマンス。

大学生のサリー・オルブライト(メグ・ライアン)とハリー・バーンズ(ビリー・クリスタル)は、二人で長距離ドライブをする。ハリーはサリーの友人を恋人に持っているにもかかわらず、旅の途中でサリーに魅力的だと言い、男は魅力的な女は抱きたいと思うので友人関係は成り立たない、と主張。サリーはハリーに失望し、目的地で別れる。二人はその後、偶然に再会。二人は友人としての関係を持ち始める。サリーは女友達のマリー(キャリー・フィッシャー)をハリーに紹介するために、そしてハリーは男友達のジェス(ブルーノ・カービー)をサリーに紹介するために連れてきて四人で食事をするが、マリーとジェスが意気投合してしまい、二人は結婚を決める。ある日、サリーは元恋人のジョー(スティーブン・フォード)が結婚を決めたことがショックでハリーに会って欲しいと電話。慰めに来たハリーと一夜をともにする。翌日、二人は互いにあれは間違いだったと認め合う。ハリーは大晦日の夜、サリーをパーティに誘うが、サリーは私はあなたの慰め役ではない、と言って誘いを断り、一人でパーティに参加。夜の街を一人で歩くハリーは次第にサリーへの愛を確信し、彼女のいるパーティ会場で愛を告白。サリーはついにハリーと結ばれ、結婚に至るのだった。

メグ・ライアンが21歳から31歳までを演じた、彼女の代表的なラブコメ作品。
序盤、男女間に友情は存在するか、という命題が提示され、本作の結末は、それにノーという解を提示しているように見える。しかし本作は、男女間に友情が存在するかを追求した作品ではない。では何がテーマか。本作は、ソファに並んで座る老夫婦が結婚のなれそめをインタビュアーに語るシーンが何度も登場する。学生時代に二人が知り合ったケースもあれば、片方が何度も離婚を重ねたケースもある。つまり本作は、男女の関係にいろいろな形があるということを描いているのではなく、結婚に至る過程にはいろいろな形がある、ということを描いているのだ。本作を見終わったとき、これは結婚に至った幸せなカップルのなれそめを描いた作品だったことに気づくのだ。

【5段階評価】3

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2020年7月20日 (月)

(2119) キングダム

【監督】佐藤信介
【出演】山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、長澤まさみ、本郷奏多、坂口拓、高嶋政宏、大沢たかお
【制作】2019年、日本

原泰久の漫画が原作。戦国時代の中国で天下の大将軍を目指す若者を描いた作品。

幼少時代を奴隷として過ごした青年、信(山﨑賢人)と漂(吉沢亮)は、剣の腕でのし上がろうと日々、剣技の鍛錬に励んでいた。二人の訓練の様子を見た秦の大臣、昌文君(高嶋政宏)は、漂を王宮仕えの身として取り上げる。残された信は、ともに天下を目指すという漂との誓いを胸に、剣術の稽古に励む。ところがある日、傷を負った漂が信のもとに現れ、息絶える。彼は秦の王、嬴政(えいせい)(吉沢亮、二役)の影武者をしていたのだった。嬴政は弟の成蟜(せいきょう)(本郷奏多)に謀反を起こされ、都を追われていた。嬴政に会った信は、はじめは嬴政を恨むが、昌文君から漂が将として立派に軍を率いていたという話を聞き、次第に嬴政とともに天下取りを目指す意志を固める。山の民の貂(てん)(橋本環奈)も仲間となり、山の王、楊端和(長澤まさみ)の協力を取り付けた嬴政は、8万の兵を抱える成蟜の城に50人で乗り込むと、嬴政率いる40名が囮となって城内で戦い、信と貂ら10名が王の抜け道を通って成蟜のいる王室に侵入。信は成蟜を守る強敵の左慈(坂口拓)を倒し、奮闘する嬴政らと合流。彼らが勝利する。信は、城に現れた六大将軍の一人、王騎(大沢たかお)に自分が大将軍になると宣言。嬴政の天下取りに協力することを誓うのだった。

始めは芝居がかった大仰なセリフが鼻につくのだが、次第にそれに慣れ、若干心地よくもあった。仲間との信頼関係を培って敵に向かう様子は、青年漫画らしいし、中ボスのようなキャラが要所で登場するのも、漫画が原作らしい演出。けっこう楽しめた。
本作は舞台が中国であるものの、登場人物が使うのは日本語。アメリカの映画では舞台がフランスだろうがドイツだろうが登場人物が英語で話すのが珍しくなく、今まで何で現実に忠実に作らないのだろう、と思っていたが、日本のエンタメ作品をわざわざ中国語音声、日本語字幕で作れば観客にはストレスなわけで、要はこういうことなのか、と納得した。

【5段階評価】4

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2020年7月19日 (日)

(2118) マイ・ボディガード

【監督】トニー・スコット
【出演】デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、ラダ・ミッチェル、ミッキー・ローク、クリストファー・ウォーケン
【制作】2004年、アメリカ、イギリス

幼児誘拐を企む組織に立ち向かう男の死闘を描いたアクションサスペンス。

アルコール中毒を患っている元米軍兵士のジョン・W・クリーシー(デンゼル・ワシントン)は、誘拐事件がはびこるメキシコで、ラモス一家の一人娘ルピタ(ダコタ・ファニング)のボディガードとして雇われる。9歳のルピタはクリーシーになつき、始めはルピタに冷たく接するクリーシーも、次第に彼女に愛情を寄せるようになる。ところがある日、習い事にルピタを送り届けたクリーシーは、パトカーの怪しい動きに気づく、建物から出てきたルピタに逃げるよう叫び、襲ってくる警官と誘拐犯を何人か撃ち殺すが、クリーシーも重傷を負い、ルピタは連れ去られてしまう。クリーシーが入院している間に、犯人側からラモス家に脅迫電話がかかり、身代金の受け渡しが行われるが、受け渡し現場に警官が乗り込んで犯人の一人を射殺したため、犯人側はルピタを殺すと通告し、電話は切れる。病室でルピタが死んだことを知らされたクリーシーは、ルピタの母親リサ(ラダ・ミッチェル)に犯人を皆殺しにすると伝える。メキシコでは誘拐が組織犯罪化しており、そこには汚職警官も加わっていた。クリーシーは関係者を脅して証言を得ながら、一人一人を殺していく。クリーシーはラモス家の顧問弁護士に金が流れていることを突き止め、リサの前でルピタの父親サムエル(マーク・アンソニー)を問い詰める。誘拐事件は元々は誘拐保険金目当ての狂言誘拐だった。サムエルは事業の借金返済のため、狂言誘拐の話に乗ったものの、身代金の受け渡しに失敗したのだった。クリーシーは父親に拳銃と一発の銃弾を渡し、父親は自殺する。
クリーシーはついにボスの弟(ゲロ・カミロ)にたどりつき、組織のボス、ボイス(ロベルト・ソーサ)に電話越しに復讐を宣言する。するとボイスはルピタの命と引き換えに自分を狙うのをやめろと応じる。ルピタは死んでいなかったのだ。クリーシーはリサにルピタが生きていることを告げ、取り引き場所に呼ぶ。クリーシーは自分の身柄と引き換えにルピタを母親のもとに戻す。ボスの弟に腹を撃たれていたクリーシーは、連れ込まれた車の座席で目を閉じ、動かなくなるのだった。

無敵の主人公が悪者を全滅させるというヒーロー映画ではない。主人公のクリーシーは銃撃戦で致命傷を負うし、最後は犯人側に拘束されて敵の殲滅には至っていない。ハッピーエンドとは言い切れない展開が、逆に作品に一定のリアリティを持たせている。悪徳警官を複数名殺し、父親を(結果的に子どもは生きていたのに)自殺に追い込んだり、暴走気味な感は否めないが、最後に自らの命を捧げることで、主人公の悲哀と決意をうまく描いていた。

【5段階評価】4

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2020年7月16日 (木)

LEMON THE RICH シチリア塩レモン

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サッポロのレモンサワー。レモンの香りはしっかりとしている。甘さは控えめで、「塩レモン」と謳うだけあり、スッキリとした味わい。安く売っているなら買って損はない。
甘さ: 3
レモン感: 4
総合評価: 4

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(2117) ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期

【監督】シャロン・マグワイア
【出演】レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース、パトリック・デンプシー、ジェマ・ジョーンズ
【制作】2016年、イギリス、アメリカ、フランス

40代女性の恋の行方を描いたラブコメディ。「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」の続編。

プレイボーイだった元恋人ダニエル(ヒュー・グラント)の葬儀(のちに生存が判明)に参列した43歳独身のブリジット・ジョーンズ(レニー・ゼルウィガー)は、かつて恋仲になったものの結婚せずに別れた弁護士、マーク・ダーシー(コリン・ファース)と再会。二人はぎこちない会話を交わし、別れる。
ブリジットは友人に誘われ、野外フェスに参加し、そこでハンサムなジャック(パトリック・デンプシー)と知り合い、一夜の関係を結ぶ。その後約一週間後、今度はマークと再会し、彼が離婚調停中であること、今でもブリジットを好きであることを聞き、一夜をともにする。するとなんと、ブリジットの妊娠が発覚。ジャックとマークのどちらが父親か分からないブリジットは二人にそのことを告白。ジャックとマークはライバル心を燃やしながらブリジットに尽くす。しかし、プレイボーイのジャックの方が一枚上手で、マークはブリジットのお腹の子の父親がジャックであると考え、ブリジットのもとを去ってしまう。しかし、ブリジットはお腹の子が自分の子であることを条件視するジャックを愛しきることができない。マークに再会したブリジットは、マークはお腹の子が誰の子でも園子を愛すると言うのを聞き、彼への愛を再確認する。そのとき、ブリジットが破水。マークは彼女を抱えて病院に向かう。力尽きそうになったとき、ジャックが現れ、ブリジットは病院へ。無事に男児を出産する。
DNA検査の結果、父親はマークだった。ブリジットはついにマークと結婚し、独身とおさらばするのだった。

先が気になる物語展開で、「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズの中では最も面白かった。評価5にしてもよかったが、あまりにもジャックがイケメン過ぎて引き立て役感がありありで、先の展開が読めてしまったので評価は4。ただし、読める展開を裏切らず、マークとのハッピーエンドで物語を締めたのは正解だろう。ぜひ、1、2作目を観て楽しみたい作品。自分は2→1→3の順で観ており、2の記憶がやや薄れていたのがちょっと残念だったが、1の記憶は残っていたので、それだけでもブリジットとマークとの長い縁が感じられてよかった。

【5段階評価】4

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2020年7月15日 (水)

JAUME SERRA CAVA

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安定のCAVA。飲み応えはしっかりありながら、すっきりと飲みやすく、軽く1本飲み干しました。安く買えるなら買っておけ、という1本。

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2020年7月13日 (月)

(2116) 墨攻

【監督】ジェイコブ・チャン
【出演】アンディ・ラウ、ファン・ビンビン、ワン・チーウェン、ウー・チーロン、アン・ソンギ
【制作】2006年、中国、日本、香港、韓国

古代中国において平和のために戦う男の運命を描いた作品。

趙の攻撃に悩む梁王(ワン・チーウェン)は、非攻、兼愛を説く墨家の革離(アンディ・ラウ)は単身で梁城に現れ、軍師として趙の攻撃を退ける。革離は城民の信頼を集め、梁王は革離が謀叛を企てていると邪推。革離は城から追い出される。そこに趙の軍勢が攻め込み、梁王らは捕らえられる。趙の巷淹中(アン・ソンギ)は革離を呼びつけ、処刑しようとする。革離は巷と話し合い、退却を進める。そこに革離の援軍が現れ、混沌の中、形勢は逆転。趙軍は退却する。革離は城に残した愛する逸悦(ファン・ビンビン)を探すが、謀叛の疑いで喉をつぶされ、投獄されていた逸悦は、水攻めの水で溺死。革離は孤児を連れて城を去り、平和を説き続けるのだった。

知略を凝らした戦闘はそれなりに面白いが、チャンバラシーンは血しぶきも出ずにバタバタと倒れるよくあるパターン。攻城戦は「ジャンヌ・ダルク」の迫力には遠く及ばなかった。
平和のために公平無私に尽くす男が、当然の帰結として民の信任を得た結果、矮小な人物から謀叛を企てていると疑われ、処刑されそうになるという理不尽に、自分ならどう立ち向かうだろう、と考えさせられた。

【5段階評価】3

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2020年7月11日 (土)

(2115) 特捜部Q キジ殺し

【監督】ミケル・ノルガード
【出演】ニコライ・リー・コス、ファレス・ファレス、ダニカ・クルチッチ、ピルウ・アスベック、サラ・ソフィー・ボウスニーナ
【制作】2014年、デンマーク、ドイツ、スウェーデン

未解決事件を追う刑事が、解決済みとなった殺人事件の再捜査に挑む。「特捜部Q 檻の中の女」の続編。

コペンハーゲン警察署で未解決事件を扱う「特捜部Q」に所属するカール(ニコライ・リー・コス)は、見知らぬ老人から解決済みの事件の再捜査を懇願される。カールは無視するが、その老人は浴槽で自殺。老人はヤーアンスンという元警部で、20年前、彼の息子トーマスと娘マリーが通っていた寄宿学校で、娘がレイプされ殺害、息子も同時に同じ部屋で殺されていた。カールは相棒のアサド(ファレス・ファレス)と新任の秘書ローセ(ヨハン・ルイズ・シュミット)とともに事件を再捜査する。レイプ殺人の犯人ビャーネは、罪の重さの割になぜか3年で出所していた。彼を担当したクルム弁護士は金持ちしか相手にしないはずなのに、唯一、貧乏なビャーネだけが例外だった。
ヤーアンスンの集めた資料には、当時の寄宿学校の女生徒キアステン(サラ・ソフィー・ボウスニーナ)の写真があった。カールは当時の通報電話から、彼女が殺人事件の通報者であることを知る。キアステン、通称キミーは寄宿学校時代、金持ちの男子生徒ディトリウ(マルコ・リソー)と付き合っていた。彼らは大麻や酒をやって、ビャーネやウルレクとつるんでいた。ホテル経営者として出世したディトリウ(ピルウ・アスベック)はウルレク(ダビド・デンシック)との交遊を続けており、ディトリウは妻の浮気相手を調べ上げ、ウルレクと一緒に浮気相手に殴るケルの暴行を加えるという行為をする間柄だった。カールはキミーを追うが、ディトリウもまた、オールベク(ピーター・クリストファーセン)という男を使ってキミーを探していた。オールベクはキミーを発見して殺害しようとするが、キミーは反撃して脱走。カールとアサドは、知り合いの家に隠れていたキミーを発見するが、キミーはカールを鉄パイプで殴りつけ、逃げてしまう。
キミーは愛するディトリウのために、ディトリウが学校から追い出したいという物理の先生に対してレイプ騒動を起こすほどであった。キミーはやがて、ディトリウの子を身ごもるが、それを聞いたディトリウはキミーの腹に触れることもせず、ヤーアンソンの娘マリーのレイプにキミーを誘う。ディトリウ、ウルレク、ビャーネ、キミーは、覆面姿でマリーとトーマスの部屋に押し入り、マリーをレイプしようとするが、トーマスがウルレクの覆面を取ってしまったため、ウルレクはトーマスを刺し殺し、耐えられなくなったキミーが部屋を飛び出して通報電話を入れたものの、ディトリウに見つかってしまったのだった。キミーはディトリウらを見限るが、ディトリウはキミーの部屋に侵入して腹を殴り、キミーを流産させてしまったのだった。キミーは死産した子をミイラ状態にしたまま持ち歩いていた。
ディトリウが自分を殺そうとしていることを知ったキミーは、ディトリウの屋敷に侵入するが、警察に逮捕される。カールは、キミーの供述によりディトリウを追い詰められると確信するが、キミーはディトリウに醜悪な脅迫文を送り続けていたことが判明し、キミーを被害者としてディトリウを告発するのは困難となる。カールはアサドを連れてウルレクの家に侵入し、事件の証拠を掴もうとするが、門番に麻酔銃を撃たれ、捕らえられてしまう。そこに、脱走したキミーが現れ、門番を撲殺すると、やってきたディトリウを捕らえ、ガソリンをかける。カールとアサドはライフルを撃ってくるウルレクを射殺し、キミーのもとに向かうが、キミーはディトリウに火を放ち、自らも焼死する。20年前の事件は解決し、カールは忙しさのあまり忘れてしまった息子との食事の約束を果たすため、息子の部屋をノックするのだった。

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のスタッフが映画化という触れ込み。作品は極めてハードで、レイプシーンや殺害シーンは真に迫る。丁寧に捜査の過程が描かれており、じっくりと鑑賞できる素晴らしい作品だった。「クリムゾン・リバー」とも煮た雰囲気を持つ。「あるいは裏切りという名の犬」なんかもそうだったが、欧州の非英語圏の刑事物には、渋くて見応えのある当たり作品がある。
ただ、「特捜部Q」というタイトルが、なんだか「探偵学園Q」みたいなコミカルな響きがあって今ひとつかっこよくないのがもったいないのだった。

【5段階評価】5

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2020年7月10日 (金)

(2114) いぬのえいが

【監督】黒田昌郎、祢津哲久、黒田秀樹、犬童一心、佐藤信介、永井聡、真田敦
【出演】中村獅童、小西真奈美、伊東美咲、宮崎あおい、天海祐希、川平慈英、佐藤隆太、乙葉、高橋克実、田中要次、木村多江
【制作】2004年、日本

犬を巡るエピソードを繋いだオムニバス形式の作品。

スポンサーと芸能事務所のいいなりになってめちゃくちゃなCMを作らされるCMプランナー、山田(中村獅童)は、仕事に疲れ、子どもの頃に出会った犬のことを思い出す。彼は空き地で野良犬と出会い、ポチと名付けてかわいがるが、ポチと遊んでいるときに病状が悪化し、東京の病院に運ばれてしまう。ポチは山田少年を追って様々な人々と出会いながら、最後は山田の入院していた病院で息を引き取る。
この話を中心に、序盤はコミカルに、徐々に犬との出会いと別れを感傷的に描いている。

お涙ちょうだいになりすぎず、それゆえ映画館で観るべき感動作というほどでもない、ほのぼのとした作品だった。犬好きには楽しいかもしれない。

【5段階評価】3

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2020年7月 9日 (木)

(2113) スポットライト 世紀のスクープ

【監督】トム・マッカーシー
【出演】マイケル・キートン、マーク・ラファロ、リーブ・シュレイバー、レイチェル・マクアダムス
【制作】2015年、アメリカ

現実の事件をもとにした作品で、児童に対する神父の性的虐待の隠蔽事件を追う新聞記者たちの奮闘ぶりを描いている。第88回アカデミー賞作品賞受賞作品。

ボストンの地方紙、ボストン・グローブは、新編集長としてマーティ・バロン(リーブ・シュレイバー)を迎える。彼は物静かな男だったが、過去の神父による性的虐待事件が軽く扱われていることを知り、深掘りするよう部下に指示。地域で慕われる神父を敵に回す行為に、記者達はひるみながらも教会の圧力や地元弁護士の非協力的な態度に屈せず、果敢な取材を敢行。ついに彼らは、教会が性的虐待の事実を隠匿していたという告発記事を掲載。編集部には虐待の過去を伝える電話が鳴り続け、スクープは大成功となる。世界各国で多くの神父が性的虐待をしていた事実が明らかとなるのだった。

キリスト教会を敵に回すテーマは衝撃的であり、この作品に作品賞を与えた映画芸術科学アカデミーの勇気も並々ならぬものを感じる。被害者の性的虐待の告白内容は具体的で強烈。一方で、教会側の人物を典型的な悪者として描いたり、記者達を非の打ち所のない英雄として描いたり、といったことはなく、抑制の効いた描き方をしている。この手の作品だと、事実を伏せようとする協会側がことさらに悪人顔をしたり、記者達が命を奪われるような危険な目に遭って、それに負けずに立ち向かったり、事件を明るみに出した記者たちが抱き合って泣いて喜んだり、といった脚色がなされがちだが、そういう手法をとらずに淡々と描くことで、記者達が粘り強く事実を掴んでいく姿に、迫真性と後から響く感動を与えることに成功している。

【5段階評価】4

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2020年7月 8日 (水)

(2112) 名探偵ピカチュウ

【監督】ロブ・レターマン
【出演】ジャスティン・スミス、ライアン・レイノルズ(声)、キャスリン・ニュートン、ビル・ナイ、渡辺謙
【制作】2019年、アメリカ、日本

死んだ父親が巻き込まれた事件を追う青年とポケモンの活躍を描いた、実写と3DCGを融合した作品。

人間とポケモンがパートナーとなって暮らす世界。保険会社に勤めるティム(ジャスティス・スミス)は、亡くなった父ハリー・グッドマンの部屋を訪ねたところ、父のパートナーだったピカチュウ(ライアン・レイノルズ)と遭遇。ポケモンとは言葉が通じないはずなのに、ティムはピカチュウと会話することができた。ピカチュウは記憶をなくしていたが、父は死んでいないと確信。ティムとともに父の行方を探す。ハリーを追っていたテレビ局記者のルーシー(キャスリン・ニュートン)は、ティムと合流し、ポケモンを凶暴化させるガス「R」の謎を追い、研究施設に侵入。残された映像から、強力なポケモン、ミュウツーを使った実験にハリーが巻き込まれていたことを知る。黒幕は、ポケモンと人間が共存する街、ライム・シティを作り出したハワード・クリフォード(ビル・ナイ)。老いた彼は、ミュウツーが人々の意識をポケモンに融合させる力があることを知り、自分をミュウツーに同化させて世界を操ろうとしていた。ティムはピカチュウと協力してハワードの野望を打ち砕く。ミュウツーは敵ではなく味方で、負傷したハワードの肉体を預かり、その魂をピカチュウに同化させていたのだ。父と再会したティムは、父と一緒に過ごすことにするのだった。

いわゆるバディ・ムービーのポケモン版という作り。ただ、「名探偵」と銘打っている割に、特にピカチュウが自分の能力を生かして謎を解き明かすというところに焦点が当たっているわけではなく、ピカチュウが探偵であるという設定が生きていない。実は父親が乗り移っていたという落ちも、再会シーンの感動もない。ずるそうなロジャー(クリス・ギア)が悪役ではなく、実はハワードが黒幕だった、というのも、特に伏線があるわけでもなく、カタルシスを得るには至らなかった。まあ、子供向けの作品だし、期待する方が酷か。

【5段階評価】2

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2020年7月 7日 (火)

(2111) チャップリンの独裁者

【監督】チャールズ・チャップリン
【出演】チャールズ・チャップリン、ポーレット・ゴダード、レジナルド・ガーディナー、ジャック・オーキー
【制作】1940年、アメリカ

独裁者とうり二つのユダヤ人の床屋の数奇な運命を描いたコメディ。最後の演説シーンが圧巻の作品。

トメニア国の無名兵士(チャールズ・チャップリン)は、戦地でパイロットのシュルツ(レジナルド・ガーディナー)を助け、ともに飛行機を飛ばすが、飛行機は墜落するが二人は祖国に帰ることに成功。無名兵士はユダヤ人で、退院して床屋として働き始める。床屋と顔つきが同じトメニア国の独裁者ヒンケル(チャールズ・チャップリン、二役)は、ユダヤ人を迫害。シュルツは命の恩人の床屋がユダヤ人であることを知り、床屋の一家に手を出さないよう部下の兵士に命じていたが、シュルツはヒンケルの政策に反対したため逮捕されてしまう。シュルツと床屋はトメニアを脱走して隣国オーストリッチを目指す。シュルツと歩いていた床屋はヒンケルと間違われ、オーストリッチで演説をする羽目になる。拒む床屋だったが、壇上に立つと、博愛主義を訴える名演説を披露。愛する女性ハンナ(ポーレット・ゴダード)に演説を通じて訴えかけるのだった。

基本的には戦争コントの詰め合わせで、クラシック音楽に合わせてひげを剃ったり、食べ物をぶつけ合って喧嘩したり、といった、特にメッセージ性のない純粋なコメディシーンもあるのだが、ナチス・ドイツが台頭する時期にヒトラーを痛烈にちゃかす作品を出しているのがとても興味深い。最後の演説シーンは圧巻で、ナチス・ドイツからも敵視されていたらしい。下手したら暗殺されたかもしれないわけで、チャップリンの表現者としての気概を感じる。ただ、作品としてはちょっと長めで退屈。

【5段階評価】3

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2020年7月 2日 (木)

(2110) グッモーエビアン!

【監督】山本透
【出演】三吉彩花、麻生久美子、大泉洋、能年玲奈、小池栄子
【制作】2012年、日本

シングルマザーの母娘と自由気ままな男の家族愛を描く。吉川トリコの小説が原作。

中学三年生の広瀬ハツキ(三吉彩花)は、自分を17歳で産んだ母親のアキ(麻生久美子)と二人暮らし。同居していた矢口(大泉)という男、通称ヤグが、ロックで世界を変えると言って家を飛び出し、1年半後、帰ってくる。仕事もせず気ままに生きるヤグに、多感なハツキはイライラ。ハツキは母親に進路相談するが、自分の道は自分で決めればいいと言われて三者面談にも来てもらえない。ハツキの親友のトモミ(能年玲奈)はそんなハツキの家族をうらやましがり、ヤグが父親だったら楽しいのに、と言い、いらだつハツキは何も分かっていない、とトモミをなじる。トモミは次の日、鹿児島に引っ越してしまう。ハツキは分かっていないのは自分だったと後悔する。トモミと偶然会ったヤグは、学校に駆け込み、強引にハツキを連れ出してトモミに会わせようとするが、自転車で車と衝突。大事には至らず、ハツキはトモミに電話で謝罪。関係は修復する。
ハツキは進路希望の調査用紙に進路を「就職」と書き、担任の小川先生(小池栄子)に手渡す。小川先生は夜、アキを訪ね、子どもの進路を考えてほしいと告げるが、アキはいい高校に行っていい大学に行って結婚して二世代住宅を建ててもらって、なんていう生活はつまらん、とどなって小川先生を追い返す。戻ってきたハツキは、自分はこの家を出て一人暮らしする、お母さんはヤグと結婚して二人で暮らせばいい、お母さんだって私がいないほうがいいでしょ、と言う。ヤグは思わずハツキにビンタをし、ハツキは家を飛び出す。河川敷に座っているハツキを見つけたアキは、ヤグが昔、両親を突然亡くしたこと、ハツキの名付け親がヤグであることを告げる。ハツキは心のわだかまりが溶け、三人は仲直りする。
ハツキは卒業し、トモミと二人で、ヤグのライブに行く。ボーカルのヤブは、ステージでギターのアキと結婚することを宣言。世界一愛する娘ハツキに捧げる曲を歌い、ハツキもステージに上がってヤグ、アキとともに歌を歌うのだった。

ラストシーンはそこそこ感動的。きちんと大泉洋が歌を歌って盛り上げるのはよかった。しかし、クライマックスでハツキがアキに反発するシーンは唐突だったし、あっさり仲直りするのも話が素直すぎ。小説を2時間の映画に仕立てるための簡略化とは言え、今ひとつ家族の葛藤が描けているとは思えなかった。
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でブレイクする前の能年玲奈が観られる貴重な作品ではある。

【5段階評価】2

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2020年7月 1日 (水)

(2109) 七年目の浮気

【監督】ビリー・ワイルダー
【出演】トム・イーウェル、マリリン・モンロー、イブリン・キース、ソニー・タフツ
【制作】1955年、アメリカ

妻と息子を田舎に送り出した妄想癖の強い男と若い女性とのやりとりを描いたラブ・コメディ。マリリン・モンローのスカートが地下鉄の風で吹き上がるシーンが有名な作品。

マンハッタンに住む出版社勤めのリチャード(トム・イーウェル)は、結婚7年目。妻のヘレン(イブリン・キース)と息子を避暑地に送り出し、つかの間の一人暮らしを始める。酒とたばこを断ち、女性には目もくれないと誓うリチャードだったが、彼の住む家の上の階に美女(マリリン・モンロー)と知り合いになり、あっさりと家に招き入れ、ピアノで「チョップスティックス」を引きながら彼女にキスを迫ってしまう。我に返ったリチャードは彼女を家から送り出す。
出版社でリチャードは、多くの男が結婚7年目にかゆみを覚えるという本を読む。妄想癖の強いリチャードは、妻のヘレンが避暑地でキザ男のトム・マッケンジー(ソニー・タフツ)と浮気をしていると思い込み、負けじと昨日の美女を誘う。リチャードは、自分のような魅力のない男に妻が嫉妬するわけはないと彼女に告げるが、彼女はキザな男より優しくて自信がなさそうな男を美人は気にする、と話す。次の日の朝、トムが部屋に現れ、リチャードの息子が忘れたカヌーのパドルを取りに来るが、リチャードはトムにパンチを食らわせ、自らパドルを持って行くことにする。美女はリチャードを応援し、朗らかに送り出すのだった。

リチャードの妄想を中心に話が展開。ブロンド美女は頭が悪い、という設定を地で行くような話。タイトルぐらいは聞いたことがあるような有名な作品だと思い、はじめて観てみたが、文学性はほとんどなく、ただただ中年男の妄想をネタにしたコントのような作品。他の人に名作だと勧めたくなるような類いのものではなかった。

【5段階評価】3

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