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2020年6月30日 (火)

(2108) グランド・イリュージョン 見破られたトリック

【監督】ジョン・M・チュウ
【出演】ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、リジー・キャプラン、ウディ・ハレルソン、ダニエル・ラドクリフ、モーガン・フリーマン
【制作】2016年、アメリカ

IT企業の陰謀に巻き込まれた4人組のマジシャンが奮闘するようすを描いたエンターテインメント・サスペンスとでも呼ぶべき作品。「グランド・イリュージョン」の続編。

フォー・ホースメンの一人、ダニエル(ジェシー・アイゼンバーグ)らは、彼らのマネージャー的存在、FBI捜査官のディラン(マーク・ラファロ)から、IT企業オクタ社がユーザーのプライバシーを悪用して金儲けを企んでいることを暴くと告げられる。新しく加わったルーラ(リジー・キャプラン)、メリット・マッキニー(ウディ・ハレルソン)、ジャック・ワイルダー(デイブ・フランコ)とともに、オクタ社の宣伝イベントに潜入。イベントを乗っ取って意気揚々と演説を始めようとしたところ、会場が暗転し、死んだとされたジャックが生きていること、黒幕がFBIのディランであることがステージで暴露されてしまう。四人は慌ててあらかじめ用意していた屋上のシューターから脱出するが、降りた場所はなぜかマカオだった。出迎えたのは、メリットの双子の弟で、互いに敵対しているチェイス(ウディ・ハレルソン、二役)。四人は死んだはずのウォルター(ダニエル・ラドクリフ)。彼は影の株主となってオクタ社の実権を支配していた。ウォルターは、四人の準備したシューターとは別のシューターを仕掛け、そこに催眠装置を仕掛けて、彼らを眠らせたままマカオに運んだのだった。ウォルターは四人に、世界中のコンピュータに侵入可能な電子チップの盗み取るよう脅迫。ダニエルは了承し、マカオのマジックショップに出向き、道具を揃えてチップが保管された建物に潜入。見事にチップを盗み出す。
四人の行方を探るため、ディランは服役中のサディアス・ブラッドリーを訪ねる。サディアスはディランの父親でマジシャンのライオネル・シュライク(リチャード・ラング)を死に追いやった因縁の相手。サディアスは自分を刑務所から出すよう条件を出し、ディランはサディアスを連れてマカオに向かう。ダニエルの入ったマジックショップでディランは手がかりを得るが、サディアスは姿を消す。手がかりをもとに、ディアスはチップを盗んだダニエルを発見。そこにウォルターが手下を連れて現れる。ディアスはダニエルからチップを奪った振りをしてダニエルを逃がし、ウォルター一味を相手に大立ち回りを演じるが、捕らえられてしまう。ウォルターはディランが憎む保険会社の支配者アーサー(マイケル・ケイン)の非嫡出子だった。アーサーはディランを、父親が死んだ脱出魔術用の金庫にディランを押し込み、川に沈める。ディランはサディアスの残した言葉を手がかりに扉を開けることに成功するが、水底で力尽きる。そこにダニエルが現れ、ディランを助け出す。再び結集した五人は、アーサーとウォルターに逆襲するため、彼らを大晦日のロンドンで白日のもとにさらす計画を立て、予告動画を公開。ダニエル、ルーラ、ジャックがロンドンでゲリラ公演を行い、ショーが開幕するが、ウォルターはチェイスをメリットのもとに送り込んで計画の行き先を読み、フォー・ホースメンとディランを捕まえる。ウォルターとアーサーは護送車で5人を運搬して自家用ジェットに乗せ、チップを回収。チェイスは5人を飛行機から落とせ、と指示し、5人は次々と飛行機から突き落とされる。アーサーとウォルターが高級シャンペンで乾杯するが、なぜかシャンペンはおかしな味がし、黄金色の液体はあっという間に黒変。すると、飛行機の外に、ニヤニヤしたホースメンの顔が現れる。飛行機は飛んでおらず、テムズ川に設置されたステージ上にあった。飛行機の囲いをとると、外には大勢の見物客がアーサーとウォルターを取り巻いていた。あっけに取られる二人を目の前にして、ダニエルらは、彼らの護送車の運転手をすり替え、偽の飛行機に乗せて巨大ファンとジャッキで飛行機が飛んだように見せかけ、あらかじめ催眠術をかけたチェイスに外に放り出すよう言わせ、その様子を世界中に放映していたという種明かしをする。アーサーとウォルターは逮捕され、5人は消え去る。
マカオのマジックショップの老いた女店主(ツァイ・チン)がマジック界の大物で、彼らは彼女の屋敷に招かれる。そこにはサディアスもいた。彼はディランの父親を死に追いやったのではなく、実はパートナーだった。表向きは敵対しているという演出で、ディランのマジックショーを盛り上げていたのだ。5人はサディアスから話を聞きたがるが、サディアスは部屋から立ち去るのだった。

ホースメンがイベントのスタッフになりすまして会場に潜入したり、厳しいセキュリティをかいくぐってチップを盗み出すシーンは、マジックや早着替えなどのテクニックをふんだんに使い、非常に見応えがある。ストーリーは若干ややこしく、前作の理解があったほうが楽しめるが、ストロボを使って雨を止めたり、といった魔術の種明かしも随所に盛り込みながら展開する映像は、ストーリー抜きに面白い。善人役が多いモーガン・フリーマンが前作では悪役だったが、本作では最後に善人役になるという落ちがついていた。次作も予感させるエンディングだった。ダニエル・ラドクリフが小ずるい悪役を演じるのも面白かった。こういう作品を無料で観られるのは、とても得した気分だ。

【5段階評価】5

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