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2020年6月27日 (土)

(2105) イップ・マン 継承

【監督】ウィルソン・イップ
【出演】ドニー・イェン、マックス・チャン、リン・ホン、マイク・タイソン、ケント・チェン
【制作】2015年、香港、中国

癌を患った妻をいたわりながら、地上げ屋を退治し、自らの拳法を守る武術家を描いたカンフー映画。「イップ・マン 葉問」の続編。

謙虚を旨とする武術家のイップ・マン(ドニー・イェン)は、若き日のブルース・リー(チャン・クォックワン)の弟子入り志願を受け流すほどの実力の持ち主。愛する妻ウィンシン(リン・ホン)との間の一人息子(ワン・シィ)の通う小学校が地上げ屋の標的にされ、イップ・マンは道場の弟子とともに小学校を守るが、家を空けている間、ウィンシンは不安な日々を過ごす。彼女は医者から癌の疑いを告げられていた。
地上げ屋の組織を束ねるフランク(マイク・タイソン)は、商売の邪魔をするイップ・マンに3分間立っていられたら見逃すとの条件でイップ・マンに勝負を挑む。フランクの強力なボクシングの力にイップ・マンは苦戦しつつも互角に渡り合い、フランクとの勝負は引き分けとなる。イップ・マンの息子と同じ小学校に自分の息子を通わせているチョン・ティンチ(マックス・チャン)は、人力車引きの苦しい生活から抜け出すため、自分の武術の力を使い、イップ・マンと同じ詠春拳を掲げて道場を開き、自らを正統派だと名乗り、イップ・マンに勝負を挑む。しかしイップ・マンは、癌の判明した妻に寄り添い、チョンからの勝負に挑まなかった。ウィンシンはイップ・マンに感謝し、彼女自身がイップ・マンとウィンシンの勝負を申し込む。二人はほぼ互角の戦いをするが、イップ・マンが紙一重の差で勝利する。1960年にウィンシンは他界。イップ・マンは道場を守り続けるのだった。

エレベータで武術家に襲われ、エレベータを降りて階段を降りながらイップ・マンが敵と戦うシーンが素晴らしいできばえ。本作はマイク・タイソンが出演しているのが特徴的で、これがラスボス戦だと思い込んでいたが、中盤の見所だった。このシーンも迫力があり、なかなかよかった。やたら窓ガラスを殴って割るのは、ちょっと演出過剰だな、とは思ったが。本作はTOKYO MX2の放送で、画質が低めだったのが残念。

【5段階評価】4

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