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2020年4月25日 (土)

(2057) 僕が星になるまえに

【監督】ハッティー・ダルトン
【出演】ベネディクト・カンバーバッチ、JJ・フィールド、トム・バーク、アダム・ロバートソン
【制作】2010年、イギリス

末期癌の若者が仲間と行く最後の旅行で起きたできごとを描いた作品。

末期癌を患い、余命わずかな青年、ジェームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、3人の友人デイビー(トム・バーク)、ビル(アダム・ロバートソン)、マイルズ(JJ・フィールド)とともに、お気に入りのバラファンドル湾に向けて旅行に出かける。途中でけんかをしたりふざけあったりし、ようやくたどり着いたバラファンドル湾で、ジェームズは自ら死を選ぶために海に一人で入りたいと告白。3人は拒否するが、その夜、薬が切れて猛烈に苦しむジェームズを見て、彼の決断に従うことにする。沖に向かって一人で泳いでいくジェームズを見つめる3人。しかしたまらずにマイルズが彼の後を追い、助けようとする。しかし、ジェームズはあらためてマイルズに行かせてくれと言い、マイルズはそれに従う。ジェームズのなきがらをかかえて海岸に上がるマイルズをデイビーとビルが迎え、3人はなすすべなくジェームズの遺体に寄り添うのだった。

ドクター・ストレンジ」のベネディクト・カンバーバッチの初主演作ということで観てみた。いわゆるバケツリストをかなえて最後は前向きな涙で終わるような青春映画を想像していたが、内容は全く違った。序盤は概ね予想通りでやや退屈だったが、沖に泳ぐジェームズを見送る3人という衝撃的なクライマックスに、思わず「えっ」と声が出た。友人3人は当然、ジェームズの家族に一生恨まれるだろう。ジェームズを見殺しにしたという十字架も背負うだろう。それでもジェームズの苦しみを目の当たりにし、彼を解放する選択をした3人を責めるのは容易ではない。海辺で終わるエンディングは、マイルズらの背負った罪の大きさを観客に考えさせる効果があった。

【5段階評価】3

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