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2020年4月18日 (土)

(2055) まあだだよ

【監督】黒澤明
【出演】松村達雄、香川京子、井川比佐志、所ジョージ、寺尾聰、吉岡秀隆
【制作】1993年、日本

作家、内田百閒(ひゃっけん)と教え子達との交流を描いた作品。黒澤明監督の遺作。

高校のドイツ語教師の内田百閒(松村達雄)は、執筆活動に勤しむため、教師の職を辞するが、彼を慕う教え子らはたびたび百閒の家に呼ばれては彼との交流を楽しむ。太平洋戦争が終わり、教え子らに建ててもらった家に住むようになった百閒は、飼い猫のノラがいなくなったことをひどく哀しみ、「ノラや」という作品を世に出すほど。教え子らは百閒の誕生会を「摩阿陀会」を開き、先生に「まあだかい」と尋ねて先生が「まあだだよ」と答える余興を楽しむ。百閒61歳で始まった摩阿陀会は77歳の喜寿になっても続く。体の弱ってきた百閒は、幼い頃のかくれんぼを夢に見るのだった。

百閒の魅力的な話術が楽しい作品。年寄りのあまり面白くない話に盛り上がるふりをするのは個人的には苦痛で、どことなく自分の恩師にも通じるところがあったりはしたのだが、教え子だけでなく近所の人にまで慕われる人柄は、「こんなふうに年をとれるといいな」とちょっとうらやましく思ったりもするのだった。猫の失踪に落ち込み過ぎなところには、正直ついて行けなかったが。

【5段階評価】3

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