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2020年3月11日 (水)

(2027) スマホを落としただけなのに

【監督】中田秀夫
【出演】北川景子、田中圭、成田凌、千葉雄大、原田泰造、要潤、バカリズム、高橋メアリージュン
【制作】2018年、日本

志駕晃の小説が原作のサスペンス映画。スマホを落とした男性とその恋人が、凶悪な連続殺人事件に巻き込まれる。

サラリーマンの富田誠(田中圭)は、外出中のタクシーでスマホを置き忘れてしまう。富田の恋人、稲葉麻美(北川景子)が富田に電話をすると、スマホを拾ったという男が電話に出る。男は横浜の喫茶店の店員にスマホを預け、麻美はそれを受け取る。しかし、謎の男はスマホのパスワードを解読し、富田のスマホを乗っ取っていた。
同じ頃、刑事の毒島徹(原田泰造)と加賀屋学(千葉雄大)は、長い黒髪の女性ばかりを狙った連続殺人事件を追っていた。富田のスマホを乗っ取った男は、その犯人だったのだ。富田のスマホにランサムウェアが仕掛けられたため、麻美は、ネットセキュリティの会社を運営している知人に相談。代理で浦野(成田凌)という男が現れ、ランサムウェアを解除。しかし、その後も麻美のスマホには不審なメールやメッセージが届き、麻美は追い詰められていく。ついに麻美のスマホにもランサムウェアが仕掛けられたため、麻美は再び浦野に会う。ところが、浦野こそが連続殺人犯だった。彼は麻美のスマホのランサムウェアを駆除して安心させておきながら、麻美に睡眠薬を飲ませ、根城としている静岡の廃遊園地に連れて行く。麻美は手足を拘束され、正体を現した浦野に脅される。麻美を心配した富田が位置把握アプリを手がかりに麻美の救出に現れるが、浦野はそれを想定しており、鉄パイプで富田を殴りつけて富田を動けなくすると、心配する麻美に向かって、富田に麻美の秘密を話すと語りかける。麻美はそれを拒絶し、自ら自分の秘密を明かす。実は麻美の本当の名前は山本美奈代(桜井ユキ)だった。美奈代はかつて麻美と同居していたが、株式投資にはまった麻美が美奈代の名義で多額の借金をしたため、美奈代は厳しい取り立てに会い、会社もやめざるをえなくなっていた。美奈代はとうとう麻美に自分の人生を返せ、と泣き叫んだ。麻美は美奈代の身分証明書を持って踏み切り自殺。借金まみれの美奈代の存在を消し、自分の人生を美奈代に託した。美奈代は麻美そっくりに整形し、麻美として生きてきたのだった。そのやりとりを見て満足した浦野は麻美の見ている前で富田を殺そうとするが、そこに加賀屋らが駆けつけ、浦野を取り押さえる。富田は改めて麻美に告白し、二人は愛を誓い合うのだった。

一度、飛行機内で見たことがあり、鑑賞は2回目。整形して別人になりすますことのリアリティは置いておくとしても、犯人がこれまで連続殺人をこなしていながら最後はやたら殺害を引き延ばして結局やり損なったり、加賀屋が単独行動で犯人と格闘になったり、というお約束感は残念。また、加賀屋学が幼少時代に「産まなければよかった」と母親に言われていたという境遇だけで犯人の行動を読むというくだりも、説明不足の感は否めない。ただ、単に犯人が誰かという謎解きだけではなく、被害者の麻美自身も大きな謎を抱えていたというところは、見ごたえがあった。続編も楽しみだ。

【5段階評価】3

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