« (2013) ジェシー・ジェームズの暗殺 | トップページ | (2015) キリング・フィールド »

2020年2月23日 (日)

(2014) 地上最大のショウ

【監督】セシル・B・デミル
【出演】チャールトン・ヘストン、ベティ・ハットン、コーネル・ワイルド、ジェームズ・スチュアート
【制作】1952年、アメリカ

あちこちを巡るサーカス団で起こる男女の恋模様と騒動を描いた作品。第25回アカデミー賞作品賞受賞作品。

巨大なサーカス団を率いるブラッド・ブレイデン(チャールトン・ヘストン)には、空中ブランコ乗りの女王、ホリー(ベティ・ハットン)という恋人がいたが、ブラッドはサーカスの興業のことばかりを気にしており、ホリーはそれが気に入らなかった。ブラッドは集客のため、色男の空中ブランコ乗り、セバスチャン(コーネル・ワイルド)を雇い、彼を空中ブランコの花形にしてホリーをトップから降ろしたため、ホリーはセバスチャンをライバル視。セバスチャンはさっそくホリーに目を付け誘惑。安全ネットを外して大技に挑むが、落下してしまう。しばらくして病院から戻ってきたセバスチャンは、ホリーとブラッドに向かって、ホリーに飽きたので別のサーカス団に移る、と宣言するが、ブラッドが彼の右手が動かなくなっていることを見抜く。自分を傷つけないように身を引こうとしたセバスチャンを見て、ホリーはブラッドを見限り、セバスチャンを愛するようになる。ブラッドに好意を寄せていたエンジェル(グロリア・グレアム)は、その隙にブラッドに取り入り、彼女を愛していた象使いのクラウス(ライル・ベトガー)は嫉妬の炎を燃やす。クラウスは、象に片足を上げさせてその下にエンジェルが横たわるという芸の本番の最中に、象の足をどけずにエンジェルを脅す。それを見たブラッドはステージに割って入り、即座にクラウスを解雇。逆恨みしたクラウスは、こちらもまた屋台でいかさまをして客から金を巻き上げ、ブラッドに追い出されたテキ屋のジミーとともに、サーカス団の金を奪い取る計画を立てる。二人は大移動をしている列車を緊急停止させ、バッグの金を奪うが、後続の列車が猛スピードで迫ってくる。そこに愛するエンジェルが乗っていると気づいたクラウスは、列車を止めさようとして自動車ごと列車に轢かれてしまう。後続の列車はそのまま停車中の前の列車に激突し、大惨事となる。ブラッドは重傷を負うが、サーカス団の医師(フランク・ウィルコックス)も倒れている。ブラッドが重傷だと聞きつけたホリーは、現場から去ろうとしているバトンズ(ジェームズ・スチュアート)に声をかける。実は彼は医者で、かつて重病の妻を見かねて安楽死させており、その捜査をしている刑事(ヘンリー・ウィルコクスン)が列車に乗り込んできたのを知り、混乱に乗じて姿を消そうとしていたのだ。しかし彼は、ホリーの話を聞き、大きな恩のあるブラッドを助ける決意をし、刑事の前で見事な医者としての腕前を見せる。ブラッドは治療を受けながらも、サーカス団に次々と指示を出す。ホリーもまた、何とか青空公演を実現するよう奮闘する。
翌日、治療を終えたバトンズは刑事に連行されていく。ホリーは無事だった仲間とともに街をパレードし、大勢の観客を引き連れて、青空公演の会場にやってくる。会場は大いに賑わうのだった。

序盤は見るからに古い映画という感じで、退屈そうだし観るのやめようかな、と思ったのだが、作品賞受賞作品は観ておこうと思い、観はじめた。さすがは受賞作品。映画の魅力とサーカスの魅力が存分に楽しめる秀作だった。サーカスの世界を、ナレーションと実際の映像を用いて、ドキュメンタリー風に紹介。そのまま、演技に入っていくという形。ところどころ、背景が合成だとは分かるものの、観客はサーカス団の世界にどっぷりと浸かれる。サーカスの演目自体が非常に面白いし、千人以上のスタッフで成立しているというサーカスの実態も興味深く、見飽きないことに加え、俳優による芝居のシーンにも無駄がなく、だれるところがない。2時間半という長さを感じさせない作品だった。

【5段階評価】4

|

« (2013) ジェシー・ジェームズの暗殺 | トップページ | (2015) キリング・フィールド »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価4の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« (2013) ジェシー・ジェームズの暗殺 | トップページ | (2015) キリング・フィールド »