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2020年2月11日 (火)

(2003) 僕だけがいない街

【監督】平川雄一朗
【出演】藤原竜也、有村架純、石田ゆり子、及川光博、鈴木梨央、中川翼
【制作】2016年、日本

過去と現在を意識が行き来する力を持った青年が、周囲の人々を守るために連続殺人犯に立ち向かう。三部けいの同名の漫画が原作。

ピザ屋のバイトをしている藤沼悟(藤原竜也)は、人の命が危ない場面になると意識が過去に戻るという経験をしており、ピザの配達中、トラックの運転手が意識を失っていることに気づき、交差点で惹かれるはずだった小学生を助けるが、自分自身が車にはねられる。病院で意識を取り戻した悟を見守っていたのは、ピザ屋のバイト仲間の片桐愛梨(有村架純)だった。母親の藤沼佐知子(石田ゆり子)も看病に来るが、佐知子は悟の一人暮らしの家で、何者かに刺し殺されてしまう。悟は犯人とおぼしき人物を追いかけるが、逆に自分が怪しまれる存在となってしまい、警察に追われて点灯したとたん、小学校時代に意識が飛ぶ。小学生になった悟(中川翼)は、この頃、連続殺人に遭った同級生、雛月加代(鈴木梨央)の命を救うことで、母親を助けられると考え、母親から虐待を受けていた加代に接近。担任の八代先生(及川光博)の協力も得ながら、加代の殺害を防ぐ。ところが悟は現代に戻ることができない。犯人のターゲットは別の女子生徒に移ったことに気づいた悟はその生徒を追い、八代先生の車で女子生徒が乗っているとおぼしき車を追跡するが、実は八代先生こそが犯人だった。八代は悟を人気のない橋に連れて行くと、欄干から悟を突き落とす。
病院で悟の意識が戻り、それを見守っていたのは、大人になった加代(森カンナ)だった。母親も生きており、悟は安堵するが、悟は八代の行方を追う。八代は西園と名前を変え、市会議員をしながら女子小学生殺害を続けていた。悟は八代を見つけ、ビルの屋上で八代を説得するが、八代はナイフで自殺しようとする。止めに入った悟と八代はもみ合いになり、悟はナイフで首を切られる。八代は逮捕されるが、悟は帰らぬ人となる。しかし、悟の墓には、加代をはじめ、小学生時代の仲間が墓参りに訪れており、悟と縁のない人生を送ることになった愛梨も、カメラマンとなる夢を笑顔で追い続けるのだった。

本作は原作も読んでおり、期待しながら鑑賞。前半は原作に比較的忠実だが、後半はオリジナルの展開。記憶が時代を行き来しながら人の死を防ごうと奮闘する姿は、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のようでもあり、ハラハラドキドキするのだが、最後のビルの屋上でのもみ合いから主人公が死に至るというのは、必然性のない茶番で、なんともいただけないエンディング。題材がいいだけに、もっともっと観客を唸らせる展開がほしかった。

【5段階評価】3

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