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2020年2月21日 (金)

(2013) ジェシー・ジェームズの暗殺

【監督】アンドリュー・ドミニク
【出演】ブラッド・ピット、ケイシー・アフレック、サム・ロックウェル、ジェレミー・レナー
【制作】2007年、アメリカ

伝説の強盗が暗殺される過程を描いた実話に基づく作品。

アメリカ南北戦争の時代。書物のヒーローになるほど有名な強盗、ジェシー・ジェームズ(ブラッド・ピット)は、仲間と最後の列車強盗を企てる。盗賊団は解散。ジェシーのいとこのウッド(ジェレミー・レナー)は、ディック(ポール・シュナイダー)を連れて父の家にかくまってもらうが、ディックがウッドの継母に当たる女と肉体関係を持ったことから、二人の関係は悪化。ディックは、ジェシーに憧れて盗賊団に入ったボブ(ケイシー・アフレック)と兄のチャーリー(サム・ロックウェル)の住む家に逃げ込んでいたが、そこにウッドがやってくる。ウッドとディックは撃ち合い、ウッドがディックを撃ち殺そうとしたとき、ボブがウッドの頭を撃ってウッドを殺害。ディックとボブは死体を雪原に遺棄する。今度はジェシーがやってくる。極悪非情なジェシーに知られてはならないと、チャーリーは不自然に陽気に振る舞い、ボブは逆に感情的になる。ジェシーは二人の不自然さに気づきつつも、仲間が必要だと言ってチャーリーを連れて旅に出る。
ボブは警察にディックの居場所を伝え、ディックは逮捕されるが、知事から恩赦を受け、ボブはジェシー逮捕の密命を受ける。賞金首となったジェシーの精神が不安定になっていることに気づいたチャーリーは、ボブを仲間に入れることを提案。ジェシーはボブを誘う。ボブはチャーリーに、懸賞金狙いでジェシーを逮捕させようと相談する。3人はジェシーの家で過ごすが、ジェシーはますます不安定になり、ボブの首にナイフを突きつけて、おびえるボブとチャーリーをあざ笑うなどの行動をとり、チャーリーとボブは身の危険を感じる。一方でジェシーは、ボブに高価な拳銃をプレゼントする。
ある日、新聞記事でディックが逮捕されたことを知ったジェシーは、ボブがそれを知っていたはずではないかと疑う。ボブはごまかすが、恐怖は限界に来ていた。二丁の拳銃を腰に携えたジェシーが、ボブとチャーリーのいる部屋に入ってくる。ジェシーはなぜか、隣人に見られる、と言ってガンベルトを外すと、「絵が汚れている」と言って踏み台の上に登り、壁に掛かった、大して汚れているとも思えない絵の方を向く。ジェシーの無防備な背中を見て、ボブはジェシーの背後に回り、チャーリーもゆっくりと自分の銃に手をかけ、銃をジェシーに向ける。ボブもまた、銃をジェシーに向ける。ジェシーは、額縁のガラスに映るボブを認めるが、静かに軽くうなだれる。刹那、ボブの銃が火を噴き、ジェシーは脳天を絵に打ち付け、そのまま床に倒れ、命を落とす。
ジェシーは市民にとって英雄だった。ボブとチャーリーは、劇場でジェシー暗殺の演劇を始めるが、ジェシーを殺した二人に世間は冷たかった。チャーリーは罪の意識に耐えかねて自殺。ボブも期待していた称賛を得られず、厭世的になっていく。ボブは酒場にいたところを、ジェシーを信奉する老人にライフルで撃ち殺されてしまうのだった。

ウッドとディックが至近距離から撃ち合ってもなかなか死なない銃撃戦はとてもリアリティがある。脳天を撃ち抜かれて崩れ落ちるがしばらく息のあるウッドや、額縁に額をぶつけて倒れるジェシーや、薄く閉じたうつろな目とだらしなく半開きになった口をさらすジェシーの遺体もリアル。一方で、登場人物の関係がちょっと分かりづらく、なんでエド(ギャレット・ディラハント)は殺されたのか、とか、カミンズとは何者だったのか、とか、今ひとつ全容がつかめないままだった。日テレ「映画天国」が前後編に分けて放送した作品だったが、大作の感はあるものの、当たりの作品とは残念ながらならなかった。

【5段階評価】3

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