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2020年1月28日 (火)

(1995) シャンハイ

【監督】ミカエル・ハフストローム
【出演】ジョン・キューザック、コン・リー、チョウ・ユンファ、渡辺謙、菊地凛子、デビッド・モース
【制作】2010年、アメリカ、中国

第二次世界大戦前の上海で起きた殺人を追う諜報員の運命を描いた作品。

1941年の上海。アメリカ人のポール・ソームズ(ジョン・キューザック)が日本兵から拷問を受けている。指揮官のタナカ(渡辺謙)は女性の居場所を彼に尋ねている。
その二ヶ月前。ポールは上海に渡り、諜報員仲間で親友のコナー(ジェフリー・ディーン・モーガン)に会うはずだったが、彼は日本人女性のスミコ(菊地凛子)の住処を出た直後、何者かに殺される。新聞記者になりすまして情報収集を進めるポールは、謎の美女アンナ(コン・リー)と夫のアンソニー・ランティン(チョウ・ユンファ)、タナカ大佐と知り合う。上海では、日本、中国、ドイツなど各国が租界を持つ緊張状態にあった。アンナをマークしたポールは、彼女が反日活動組織の一員であることに気づく。コナーの死の真相を探るポールは、コナーがスミコを上海から救い出そうとしていたことを知り、彼が日本軍とドイツ軍の間で大量の魚雷のやりとりがなされていることをつかんだことを知る。コナーは、スミコを救おうとしていた。ポールはアンナにスミコに会わせるよう懇願。アンナはポールに協力することを決意するが、そこに日本兵が現れ、ポールを拉致する。タナカ大佐はアンナの居場所を聞こうとポールを尋問。冒頭のシーンはこれだった。解放されたポールは、ホテルでアンナと再会。アンナはポールをスミコの元に連れて行く。そこにタナカ大佐とランティンが現れる。実はスミコはタナカ大佐の情婦だった。タナカ大佐は衰弱して苦しむスミコに注射を打ち、安楽死させる。コナーを殺害したのはタナカ大佐だった。彼はコナーが諜報員だから殺したのではなく、スミコと関係を持ったことへの嫉妬から彼を殺害したのだった。ランティンはアンナを救うため、タナカ大佐と手を組んだものの、タナカ大佐が尋問のためにアンナを連れ去ろうとするのを見て、一転して日本兵達に銃を向ける。激しい打ち合いの末、タナカ大佐は負傷し、ランティンも重傷を負う。ポールはアンナとランティンを乗せて車を走らせるが、すでに日本軍は真珠湾攻撃を敢行してアメリカに宣戦布告。上海にも日本軍が攻め込み、街は戦場と化す。瀕死のランティンは、アンナをポールに託し、車の中で動かなくなる。ポールはアンナを連れて何とか上海を発つ船に乗り込もうとする。ところがその通路にはタナカ大佐の姿が。しかし、彼はランティンとの撃ち合いの際にポールが自分を救ったことに恩義を感じ、ポールを素通りさせる。ポールとアンナは上海を後にするが、やがて二人はまた、上海の地に戻ることになるのだった。

渡辺謙、チョウ・ユンファといった日本と香港を代表する大物俳優が出演する大作。上海の町並みの映像も見事。多くの国が関わり、関係が複雑な作品ではあるが、単に日本軍が悪者で主人公が正義の味方というだけではない作りで、諜報活動に恋愛をも織り交ぜた仕上がりになっている。気になったのは、ポールが親友を殺された真相を探るため、アンナに熱く迫るシーン。ポールの熱意に負けたアンナは、ランティンに電話をして帰りが遅くなると告げ、電話を切る。そしてポールとアンナは熱い口づけ。・・・なんで? 結局好きだから熱く迫ってたんかい、という。ここが恋愛になってしまうのは、物語を軟弱にしたように思えてならなかった。

【5段階評価】3

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