« (1986) 弾突 DANTOTSU | トップページ | (1988) マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 »

2020年1月12日 (日)

(1987) エスケープ・フロム・L.A.

【監督】ジョン・カーペンター
【出演】カート・ラッセル、A・J・ランガー、スティーブ・ブシェミ、ジョージ・コラフェイス、クリフ・ロバートソン
【制作】1996年、アメリカ

大統領の密命を帯びて流刑地となったロサンゼルスに乗り込む男の奮闘を描いた近未来SF。「ニューヨーク1997」の続編。

大地震により、島と化したロサンゼルスは、憲法改正により無期限任期となった大統領(クリフ・ロバートソン)の意に沿わない者たちの流刑地となる。大統領の娘のユートピア(A・J・ランガー)は、父親の持つ機密装置を盗み出すと、大統領専用機を乗っ取ってロスのボス、クエルボ(ジョージ・コラフェイス)と合流。クエルボはアメリカ征服を企む。大統領は、元特殊工作員のならず者、スネーク・プリスキン(カート・ラッセル)に10時間で死に至るウィルスを感染させ、機密装置の奪還とユートピアの殺害を指示。スネークは強制的にロスに潜入することになる。地図屋のエディ(スティーブ・ブシェミ)に騙され、クエルボの一味に捕らえられたスネークは、大勢の観客の見る中で、10秒おきにバスケのゴールを5回決めるというゲームを成し遂げ、脱走。エディは、傲慢なクエルボを裏切ってスネークの側につき、彼をハーシー(パム・グリア)のもとに連れて行く。とスネークとエディはハーシー一味とともに、ハンググライダーで敵地に乗り込み、機密装置を奪い返してヘリで脱出。クエルボはエディに撃たれて命を落とす。スネークから機密装置を受け取った大統領は、アメリカに攻撃を仕掛けてくる敵のエネルギーを、機密装置によって無力化しようとするが、大統領が受け取ったのは偽物だった。スネークは自ら装置にコードを打ち込み、全世界のエネルギーを無力化すると、落ちていたたばこにマッチで火を付けるのだった。

カート・ラッセルが、片眼に眼帯をしたワイルドな主人公をシリアスに演じるのだが、そこかしこに出てくるシーンが微妙にユーモラス。ユートピアの見る夢を実体化した映像が、ギリシャ神殿のような建物をバックにCGのちゃちなお花が揺れる中でクエルボがキザに花を投げる情景。その後も、敵に捕まりルームランナーの上で走らされ、クエルボが大統領に脅迫声明をする間、画面の後ろでぴょこぴょこと主人公が走っていたり、意味もなく潜水艇を爆走させたり、敵に囲まれても果たし合いに持ち込んで相手を騙して倒したり、謎のバスケゲームにまじめに取り組んだり、動力のないグライダーで敵の上空を旋回して攻撃したり。極めつけは下水溝から脱出した主人公がサーフィンで大波に乗り、エディの車に飛び移るシーン。脚を銃で撃たれて負傷した状態で、なぜ素直にサーフボードに乗るんだよ。
ホラーの大家、ジョン・カーペンター監督作品にもかかわらず、これって実はコメディなのかと言いたくなるようなシーンの連続で、完全にB級アクションのノリ。「遊星からの物体X」と同じ監督とは思えない内容だった。

【5段階評価】2

|

« (1986) 弾突 DANTOTSU | トップページ | (1988) マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価2の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« (1986) 弾突 DANTOTSU | トップページ | (1988) マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 »