(1982) さくらん
【監督】蜷川実花
【出演】土屋アンナ、安藤政信、木村佳乃、椎名桔平、菅野美穂、夏木マリ、石橋蓮司、永瀬正敏
【制作】2007年、日本
江戸時代のおいらんの運命を描いた作品。安野モヨコの漫画が原作。
吉原の女郎屋に売られた少女、きよ葉(小池彩夢)は、負けん気が強く、脱走しようとして使用人の清次(安藤政信)に捕まり、いつか吉原の公園にある枯れ木のような桜が花を付けたら、吉原を出て行くと宣言する。きよ葉は先輩のおいらん、粧ひ(菅野美穂)に指導され、惣次郎(成宮寛貴)との恋を経て、女郎として成長していく。売れっ子の高尾(木村佳乃)にライバル視されながらも、裏表のない性格で武士の倉之助(椎名桔平)に見初められ、正妻として嫁ぐことになる。清次も女郎屋の楼主(石橋蓮司)から、生娘のめいとの結婚を約束されるが、二人はいつの日からか互いを思うようになっており、公園の桜が一輪の花を咲かせたとき、二人で女郎屋を発ち、桜並木を見に行く。武士との結婚を裏切り、女郎屋を裏切った二人の運命は、誰にも分からないのだった。
蜷川実花作品らしい、きらびやかな映像と、椎名林檎の音楽がマッチし、美しさに満ちた作品。菅野美穂演じる粧ひが男性に胸を激しく揉まれるシーンもあったりして、なかなか刺激的。そういえば「ヘルタースケルター」でも沢尻エリカが胸を揉まれる濃厚なラブシーンがあった。
【5段階評価】3
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