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2019年11月25日 (月)

(1972) モンスター上司2

【監督】ショーン・アンダース
【出演】ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキス、クリス・パイン
【制作】2014年、アメリカ

共同で起業した3人が、借金返済のために企てた誘拐計画の顛末を描いたコメディ。「モンスター上司」の続編。

かつて上司に苦労したニック(ジェイソン・ベイトマン)、デール(チャーリー・デイ)、カート(ジェイソン・サダイキス)の3人は、シャワーヘッドのアイディア商品を開発。一流企業のボルダー物流の社長、バート・ハンソン(クリストフ・バルツ)から10万の発注をもらい、大喜びで倉庫を借り、従業員を採用して50万ドルの借金をしてシャワーヘッドを生産。ところがバートは、会いに来た3人に対して、堂々と発注中止を宣言。彼らが倒産したらただ同然の価格で競売で競り落とすつもりだ、と堂々と告げる。3人はバートの息子、レックス(クリス・パイン)を誘拐して身代金として50万ドルを要求しようとしてレックスの家に忍び込むが、押し入れに隠れているときに笑気ガスが漏れてしまい、自分たちが寝てしまう。ところがレックスは、3人の誘拐計画に乗り、狂言誘拐で父親から500万ドルを巻き上げよう、と彼らに持ちかける。計画は実行に移されるが、金の受け渡しの際、レックスは背後からバートを撃ち殺す。息子より金を大事にする父親に愛想を尽かし、遺産目的で父親を殺してしまったのだ。レックスは罪を3人になすりつけ、誘拐された場所に来るまで戻ろうとするが、3人のアドバイザーの詐欺師、MFジョーンズ(ジェイミー・フォックス)が車で彼らを先回りさせる。レックスもなんとかすべりこみ、誘拐された被害者を装うが、父親の殺害現場で血の付いたズボンをカートと取り替えたため、ポケットに入ったままのカートの携帯が鳴る。その携帯はバートが犯人と話したときに使った携帯だったため、レックスは万事休す。警察に、なぜ携帯で助けを求めなかったのか、と言い寄られ、刑事を人質にとって逃げようとするが、怒ったデールが彼に飛びかかる。レックスはデールの胸を銃で撃つが、警察に取り押さえられる。デールは重傷を負うが回復。3人は社長ではなく、従業員としてシャワーヘッド会社で働くことになるのだった。

前作のモンスター上司だったハーケン(ケビン・スペイシー)やジュリア(ジェニファー・アニストン)、マザーファッカー・ジョーンズなどが登場するため、前作を観た方が楽しめる。もはやモンスター上司というテーマ設定はなくなり、前作のキャラクター設定のみを引き継いだ作品になっている。生真面目なニック、頭の弱いデール、お調子者のカートの3人の掛け合いが見どころだが、日本人にとって面白いかは微妙なところだろう。実際、前作は日本で公開されたが、本作は未公開だった。

【5段階評価】3

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