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2019年9月 9日 (月)

(1939) マネーモンスター

【監督】ジョディ・フォスター
【出演】ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、ジャック・オコンネル、カトリーナ・バルフ、ドミニク・ウェスト
【制作】2016年、アメリカ

株式情報番組を乗っ取った立てこもり犯とキャスターが、株価暴落の真相に迫る過程を描いたサスペンス。

株式情報番組のキャスターのリー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)が生放送番組を進行していると、とある若者(ジャック・オコンネル)がスタジオに現れる。彼はゲイツに銃を突きつけ、爆薬の付いたジャケットを着せて番組を乗っ取る。プロデューサーのパティ・フェン(ジュリア・ロバーツ)は若者を刺激しないよう、音声でゲイツに指示を出す。
若者の名はカイル・バドウェル。彼はゲイツのコメントを信じて、相続した6万ドルをアイビス社の株につぎ込んだが、アイビス社の株は暴落。カイルはゲイツを恨む。カイツが番組を乗っ取る様子は世界中に放送される。ゲイツはカイルに冷静になってもらおうと、事実を伝えようとし、アイビス社の広報責任者のダイアン(カトリーナ・バルフ)へのインタビューを試みるが、株価暴落の理由は株価の高速取り引きのプログラムのバグだとする杓子定規な応答にカイルは激昂。テレビモニタを銃で破壊する。パティは、スタジオに指示を出す一方で、ハッカーなどを使ってアイビス社の株価暴落の原因を究明する調査を進める。
ダイアンは機中にいたアイビス社CEOのウォルト・キャンビー(ドミニク・ウェスト)と会い、彼を真相究明の会見場に連れて行く。ゲイツはカイルとともにスタジオを出て会見場に向かう。その移動は、警察に囲まれた異様なものだったが、その途中でカイルは、爆弾は偽物だとゲイツに耳打ちする。アイビス社の株価が暴落したのは、プログラムのせいではなく、ウォルトの策略によるものだった。彼はストライキによって株価が下がっている南アフリカの鉱山会社の株を買い、その騒動が収まることで巨額の利益を得ていた。カイルはウォルトを脅して謝罪の言葉を勝ち取ると、達観したように手にした起爆装置を放り投げる。彼を囲んでいた狙撃隊の一人が、その瞬間に彼の心臓を撃ち抜き、カイルは絶命する。事件は落着し、ウォール街は、何事もなかったかのように、この事件を飲み込んでいくのだった。

ジョディ・フォスターの監督作品。ジョージ・クルーニーが主演・製作ということもあって、社会性の高い作品かと思ったが、電子マネーや株式の高速取引などを扱ってはいるものの、娯楽性を追及した作品だった。スピーディな展開、番組製作の裏側を見せる内容は興味深かったものの、犯人が死んでしまい、ゲイツがキャンビーを殴るというエンディングは物足りなかった。そういう暴力ではなく、知的なかたちでぎゃふんと言わせてほしかった。

【5段階評価】3

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