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2019年9月15日 (日)

(1940) 帰ってきたヒトラー

【監督】ダービト・ブネント
【出演】オリバー・マスッチ、ファビアン・ブッシュ、クリストフ・マリア・ヘルプスト、カッチャ・リーマン
【制作】2015年、ドイツ

現代にタイムスリップしたアドルフ・ヒトラー。ものまねタレントと勘違いされ、有名になっていく彼の野望を描いたブラック・コメディ。

自殺寸前のアドルフ・ヒトラー(オリバー・マスッチ)が2014年にタイムスリップ。彼はキオスクの店長に助けられ、空腹を満たす。彼はキオスクの中の情報をもとに、ドイツが戦争に負け、自分が死んだことになっていることを理解する。テレビ会社を首になったザバツキ(ファビアン・ブッシュ)は、自分の取材中のフィルムにヒトラーらしき人物が写っているのを発見し、彼を起用するアイディアを局に持ち込む。観客はヒトラーのものまねタレントが真面目に話していると受け取り、番組は盛り上がる。局長のベリーニは喜ぶが、局長の座を狙う副局長のゼンゼンブリンク(クリストフ・マリア・ヘルプスト)は、ヒトラーがまとわりつく子犬を撃ち殺すシーンをテレビで流し、ベリーニを失脚させる。ヒトラーはザバツキの恋人のクレマイヤー(フィランツィスカ・ウルフ)に招かれるが、クレマイヤーの祖母がヒトラーを敵視する過剰な反応、そして彼のユダヤ人への冒涜的な発言が気になったザバツキは、彼を発見した場所が、ヒトラーの地下壕の跡地だったことを発見。彼が本物のヒトラーであると確信する。彼はベリーニに真相を伝えるが相手にされず、精神病院送りにされてしまう。ヒトラーが書いた本を元にした映画が製作され、監修をしたベリーニはまたも時の人に。ヒトラーはまた、ドイツの人々に受け入れられようとしているのだった。

ヒトラー役のオリバー・マスッチは、ヒトラーとは体格も顔も似ても似つかないと言っていいほどだが、独特の髪型と口ひげ、そして話し方でそれらしく見えるのは面白い。作品の中では、ヒトラーを演じた多くの人々がフラッシュ映像として流れるが、その中には「ヒトラー ~最期の12日間~」のブルーノ・ガンツが含まれている。序盤はニヤリとさせ、後半に不穏な余韻を残す作品だった。

【5段階評価】3

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