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2019年9月 6日 (金)

(1938) ぼくたちの家族

【監督】石井裕也
【出演】妻夫木聡、池松壮亮、原田美枝子、長塚京三、黒川芽以、鶴見辰吾
【制作】2014年、日本

母親が脳の病気に冒された四人家族の絆を描いた作品。

二人の息子を持つ若菜玲子(原田美枝子)は、物忘れや人の会話に集中できない、などの症状が現れ始めていた。玲子は長男の浩介(妻夫木聡)の妻の深雪(黒川芽以)の懐妊を喜ぶが、祝いの席で深雪の名前を呼び間違えたり、大声で独り言を言ったりしたため、夫の克明(長塚京三)は玲子を病院に連れて行く。診断の結果は重度の脳腫瘍で、余命は1週間だと言う。克明と浩介はショックを受けるが、次男の俊平(池松壮亮)は深刻に考えすぎだ、と明るく振る舞う。検査の結果、腫瘍の転移はなかったが、玲子は浩介のことを認識できなくなっており、夫がすぐ横にいるにもかかわらず、夫の悪口を言い、でも好きだから一緒にいたい、と俊平に話しかける。玲子は1週間を過ぎても生きていたが、担当医はさじを投げ、退院させようとする。浩介と俊平は手分けして治療してくれる医者を探し、ついに俊平が探し当てる。診断の結果、彼女はリンパ腫であることが判明。一命を取り留める。玲子に冷淡だった深雪も、俊平や克明の説得、そして何より浩介への信頼から、玲子の看病を申し出る。病状が回復した玲子は、深雪のお腹に「おばあちゃんですよ」と話しかけるのだった。

引き籠もりの過去を持ち、真面目な性格の浩介と、不真面目なようで実は誠実な俊平の対比が特徴的で、分かりやすい作品。お涙ちょうだい感がないのもよかったが、母親が一命を取り留めたときに、それまで平然としていた俊平が堰を切ったように泣き出すシーンは感動的だった。父親の克明がいいとこなしだったのは、ちょっとかわいそうだったが。

【5段階評価】3

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