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2019年8月27日 (火)

(1933) パラノーマル・アクティビティ

【監督】オーレン・ペリ
【出演】ケイティ・フェザーストン、ミカ・スロート、マーク・フレドリックス
【制作】2007年、アメリカ

超常現象に悩まされる恋人を救おうとして始めたカメラに映っていたものとは。低予算ホラーとして有名となった作品。

恋人の青年ミカ(ミカ・スロート)と同棲中の女性、ケイティ(ケイティ・フェザーストン)は、幼い頃に超常的な恐怖体験をしたことがあり、ミカはケイティの身に起こる現象の謎を解き明かそうと、家の2階の寝室のカメラ撮影を始める。始めはドアが勝手に動く現象が映っている程度だったが、大きな物音がしたり、床に撒いた粉に足跡が残ったり、と状況はエスカレートしていく。パニックに近くなったケイティとミカは家を出ようとするが、ケイティは突然、もう大丈夫、と言って家に残ると言い出す。その夜、夢遊病のように起き上がったケイティは、眠っているミカの横で何時間も立っていたかと思うと、階下に降り、大きな悲鳴を上げる。慌てて起きたミカが1階に降りるが、ミカはものすごい力で寝室のカメラに吹き飛ばされてしまう。ケイティは倒れたミカにゆっくりと近づくと、カメラに向かって不気味な笑みを浮かべ、カメラに襲いかかるのだった。ミカは死亡し、ケイティは行方不明のままなのだった。

お化け屋敷のように怖がらせようとすればいくらでも怖がらせる演出はあり得るが、やりすぎず、少しずつ恐怖をエスカレートさせていく。大部分は「ここでこうなったら恐い」という観客の想像力が恐怖を生み出しており、本当に恐い映像は、ほぼ最後だけである。少し斜めになった寝室の暗視映像は、この作品のトレードマークとなった。映画ファンなら、ホラーが苦手でも一度は観ておくべき作品だろう。

【5段階評価】4

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