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2019年7月23日 (火)

(1923) ナミヤ雑貨店の奇蹟

【監督】廣木隆一
【出演】山田涼介、西田敏行、尾野真千子、成海璃子、林遣都、村上虹郎、寛一郎
【制作】2017年、日本

東野圭吾の小説が原作のSF作品。時代を超えた手紙のやりとりが織りなすドラマを群像劇のように描いている。

1970年代後半。時越市で雑貨店を営む浪矢雄治(西田敏行)は、人々からの悩み相談の手紙に返事を書くことを続けていた。2012年。丸光園という児童養護施設出身の三人、敦也(山田涼介)、翔太(村上虹郎)、幸平(寛一郎)の少年が、こそ泥を働いて逃げ場を失い、空家となったナミヤ雑貨店に忍び込む。すると、シャッターの向こう側から郵便受けに手紙が放り込まれる。手紙は1980年の人が書いているらしく、翔太や幸平が悩み相談に答え、手紙を雑貨店の牛乳瓶受けに入れると、時間を超えて相手に手紙が届いているのだった。手紙の書き手は、ミュージシャンを志望して大学を辞めて3年になる松岡克郎(林遣都)だった。彼は魚屋の父親の手厳しい激励を受け、音楽の道を志すもなかなか花が咲かず、丸光園のクリスマス会で歌を披露。オリジナル曲の「REBORN」を歌った日の夜、園の火事で男の子を助け、自らは犠牲となる。
夜にクラブのホステスをしており、店を持たせるから愛人になれと言われて悩んでいるという手紙が届き、敦也は自ら返事を書くことにする。バブル景気の到来と破綻を踏まえた敦也のアドバイスにより、手紙の書き手である田村晴美(尾野真千子)は一介の事務員から女性社長にまで上り詰める。実は敦也らがこそ泥を働いた相手が晴美だった。敦也らは、晴美が丸光園をラブホテルに変えようとしているという噂を聞きつけ、嫌がらせでの犯行だったが、晴美のバッグに浪矢雑貨店宛ての手紙が入っているのを見て、敦也たちは自分がアドバイスをした相手が晴美だったことを知る。翔太と幸平は晴美の家に戻ることにし、敦也も時間を超えた浪矢雄治の手紙を受け取り、警察の捜査が入っている晴美のもとに向かうのだった。

時間が行き来し、いくつものドラマが折り重なっているが、観ていて訳が分からなくなることもなく、複数のエピソードが絡まり合いながら進んでいく展開は見事だった。山田涼介演じる敦也の性格が、ねじ曲がっているのがちょっとくどかったけれども、当たり外れの大きい東野圭吾映画化作品の中では、まあまあ面白い方だった。

【5段階評価】3

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