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2019年7月22日 (月)

(1922) カプリコン・1

【監督】ピーター・ハイアムズ
【出演】ジェームズ・ブローリン、エリオット・グールド、ブレンダ・バッカロ、ハル・ホルブルック
【制作】1977年、アメリカ、イギリス

有人火星探査に向かうロケットの乗組員が巻き込まれる巨大な陰謀を巡る作品。発射直前のロケットから突然降ろされた乗組員たち。彼らを待ち受ける運命とは。

有人火星着陸を目指すロケット、カプリコン1号の打ち上げの日。乗組員のブルーベーカー(ジェームズ・ブローリン)、ウィリス(サム・ウォーターストン)、ウォーカー(O・J・シンプソン)の3人は、ロケット発射の直前、スタッフにロケットを降りるよう指示され、宇宙服のまま、飛行機で別の場所に連れ去られる。彼らは、NASAのケラウェイ博士(ハル・ホルブルック)から、ロケットの装置に不備が発見されたものの、宇宙予算の確保のためには計画を失敗として終わらせることはできないことから、虚偽のロケット打ち上げをすることにしたと説明を受ける。彼らが連れてこられたのは火星の表面を模した撮影のセットだった。ブルーベーカーらは、そのような茶番はごめんだと言うが、家族に危険が及ぶと脅され、その企てに協力せざるを得なくなる。スロー画像を用いての火星に降り立つシーンの中継や、帰路での家族との通信などを負え、あとは地球再突入のねつ造を残すところとなる。ところが、システムがカプリコン1号の耐熱シールドの異常を感知し、管制室は乗組員に応答を乞うが、当然反応はなく、ケラウェイ博士は、宇宙船は帰りに燃え尽き、乗組員は帰らぬ人となったという記者会見をせざるを得なくなる。身の危険を感じたブルーベーカーたちは、幽閉されていた部屋を抜け出し、ジェット機を奪って脱出。燃料が切れて荒野に不時着したジェット機から降りた三人は、別々の方向に歩き出す。ケラウェイはヘリでの捜索を命じ、ウォーカーとウィリスは発見されてしまう。
一方、新聞記者のロバート・コールフィールド(エリオット・グールド)は、ブルーベーカーと夫人(ブレンダ・バッカロ)との会話に不自然な点があったことに気づき、夫人を訪ねる。ブルーベーカーが「帰ったらヨセミテに行こう。去年みたいに」と話しかけたとき、夫人の反応に間があったのだ。夫人は、去年家族で行ったのはヨセミテではなくフラット・ロックだったと話す。そこは、西部劇のセットで撮影の体験ができる場所だった。コールフィールドは、有人火星探査がねつ造によるものだと確信し、彼らを探すため、農薬散布用のセスナをチャーター。ヘリから逃れようとしていたブルーベーカーを発見し、セスナの主翼に捕まらせて逃げる。ヘリは機銃で攻撃してきたが、セスナの操縦士アルバイン(テリー・サラバス)は絶壁の手前で農薬を撒いてヘリの視界をふさぎ、ヘリを大破させる。
ブルーベーカー夫人は、乗組員の葬儀に参列していた。大統領(ノーマン・バートルド)が弔辞を述べていたところに車が止まり、中からブルーベーカーとコールフィールドが駆け出してくる。夫人は目を疑い、報道カメラは一斉にブルーベーカーらを捕らえる。ブルーベーカーは生き残ることに成功したのだった。

セスナとヘリのチェイスや、コールフィールドのブレーキの壊れた車が跳ね橋から水中に落ちるシーンは、ちょっとやりすぎの感があったものの、サスペンスとしてはよくできていて、オリジナリティの高い面白い作品だった。

【5段階評価】4

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