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2019年7月 2日 (火)

(1910) ヒトラー暗殺、13分の誤算

【監督】オリバー・ヒルシュビーゲル
【出演】クリスティアン・ブリーデル、カタリーナ・シュトラー、ヨハン・フォン・ビューロー、ルーディガー・クリンク
【制作】2015年、ドイツ

ヒトラーの暗殺を企てた男の半生を描いた、実話に基づく作品。ヒトラーの暗殺に失敗した男。彼はなぜ無謀な挑戦に至ったのか。その真実が明らかになる。

アドルフ・ヒトラー(ウド・シェンク)の演説会場に、爆薬をしかける一人の男(クリスティアン・フリーデル)がいた。彼は不審者として当局に捕まり、爆破事件の実行犯として捜査を取り調べを受けることになる。彼の仕掛けた爆弾は、ヒトラーが会場を後にして13分後に爆発したため、ヒトラーは無事だった。男の名はゲオルク・エルザー。彼は秘密国家警察ゲシュタポのミュラー局長(ヨハン・フォン・ビューロー)の拷問を受けても口を割らなかったが、刑事警察局長のアルトゥール・ネーベ(ブルクハルト・クラウスナー)は、彼の愛した女性、エルザ(カタリーナ・シュトラー)を取調室に呼び、エルザーの口を割らせる。
エルザーは、ナチ党が台頭する中で、共産党員と抵抗活動を行っていた。そんな中、人妻のエルザと愛し合うようになる。エルザの夫、エーリヒ(ルーディガー・クリンク)は粗暴な男で、エルザーはエルザを自由にしようと考え、彼女を養えるよう兵器工場で働き始める。その中でヒトラーが戦争を始めようとしていることを知り、暗殺を決意したのだった。
ヒトラー総統は、彼が単独犯であるという結論が気に入らず、さらなる調査を求めたため、エルザーは自白剤による取り調べなど、過酷な尋問を受けるが、それでも彼は単独犯との主張を曲げなかった。1945年。ミュラーはネーベをヒトラー暗殺に加担した罪で絞首刑を宣告。エルザーはテロ攻撃に巻き込まれて死んだことにしろと秘密裏に手配。すでに刑死を覚悟していたエルザーは、とうとう銃殺されるのだった。

ドイツ映画らしい、重々しく寂れたような作風。写実的だが説明調ではなく、作品に引き込まれた。ネーベの絞首刑のシーンがリアル。ヒトラーの指示により、苦痛を増すというピアノ線による絞首刑だったのだが、首を吊られてから1分近く、けいれんのように手足をびくつかせるのがあまりにも痛々しい。「チェンジリング」でもリアルな絞首刑のシーンがあるが、図らずも連続して同じようなシーンを観てしまった。

【5段階評価】4

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