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2019年6月23日 (日)

(1905) 顔のないスパイ

【監督】マイケル・ブラント
【出演】リチャード・ギア、トファー・グレイス、マーティン・シーン、タマー・ハッサン
【制作】2011年、アメリカ

ロシアの伝説のスパイと、それを追うCIA捜査官の奮闘を描いたサスペンス。

ある政治家が暗殺され、喉をかききる手口から、伝説のロシアスパイで、行方知れずとなったカシウスの犯行が疑われる。CIA長官のハイランド(マーティン・シーン)は、元CIAのポール・シェファーソン(リチャード・ギア)を復帰させ、カシウスを修士論文で取り上げるほど熱心に彼に入れ込んでいる若手FBI捜査官、ベン・ギアリー(トファー・グレイス)と組ませる。ポールはベンを見下すが、ベンはカシウス捜査の第一線で活躍し、カシウス7と呼ばれる暗殺集団を壊滅させたポールと組めることに興奮する。二人は、カシウス7と呼ばれるスパイの生き残り、ブルータス(スティーブン・モイヤー)に会いに刑務所に向かう。ブルータスは、カシウスが暗殺者の掟を破ったために狙われることになったと証言し、その引き換えにラジオを手にする。彼はラジオの乾電池を飲み込み、急患を装って病院から脱走しようとする。が、彼を待ち伏せしていたのはポールだった。ブルータスはポールの正体を知っていた。ポールこそがカシウスだった。ブルータスは隙を突いてポールを殺そうとするが、返り討ちにあい、殺される。
ベンはポールを家に招待する。家には美しい妻ナタリー(オデット・アナブル)と幼い二人の子供がいた。ポールは、カシウスを追うことの危険を説くが、ベンは言うことを聞かなかった。
ベンは、友人と捜査を進めるうちに、カシウス7殺害の場に常にいるポールこそがカシウスである可能性に気づかされる。ポールは、暗殺者でありながら家族を持ったため、カシウス7によって家族を殺されてしまったのだった。彼はそのときからカシウス7に復讐を企てていたのだ。捜査が進み、ロシアスパイの大物、ボズロスキー(タマー・ハッサン)がアメリカに潜入していることを知ったポールは、彼がカシウスだと捜査会議の場で発言。ベンも同調する。二人はボズロスキーの隠れ場所に向かう。ベンがポールの正体を見破っていたように、ポールもまた、ベンの正体を見破っていた。ベンの捨てた新聞のクロスワードパズルがロシア側の暗号であったことから、ポールはベンもまた、ロシアのスパイであることを見抜いたのだ。ベンの目的は、カシウスの手からロシアスパイを守るため、カシウスを殺害することだった。ナタリーとの結婚も偽装の一環だったが、家族を持ったベンは、それを捨ててロシアに戻ることを悩んでもいた。家族を失ったことで不幸になったカシウスを目の当たりにしたことで、ベンの矛先はボズロスキーに向かう。ポールは、ボズロスキーの車をつけ、激しいカーチェイスを繰り広げる。そこにベンが加勢する。ポールはボズロスキーに致命傷を負わされるが、ポールもまたボズロスキーを倒し、ついに復讐を果たす。ポールは、ベンに「家族のもとに戻れ」と言い残して息を引き取る。ベンは、ポールの持つワイヤー入りの腕時計をボズロスキーの腕に付け、彼がカシウスであったという偽装工作をする。現場に来たハイランドは、ベンをCIAに誘う。ベンはロシアには戻らず、家族のもとに帰るのだった。

序盤、リチャード・ギアが悪役かあ、とプチどんでん返しがあり、若い捜査官がポールに殺されそうになりつつも彼の正体を暴く、というストーリーを思い描くわけだが、やはりポールは家族を殺された過去を持つ悲劇の主人公で、その復讐に若い捜査官が協力する、という展開。どんでん返しのどんでん返しで、やっぱりリチャード・ギアはいい者役だった、というオチ。「ジャッカル」でもアクションサスペンスに出演したリチャード・ギアだったが、14年の時を経て少しアクションに精彩を欠き、編集に助けてもらっている感じがした。

【5段階評価】3

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