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2019年6月 5日 (水)

(1897) 母と暮せば

【監督】山田洋次
【出演】吉永小百合、二宮和也、黒木華、浅野忠信、加藤健一
【制作】2015年、日本

長崎の原爆で死亡した息子の魂が母親のもとに戻ってくる。息子と息子の許嫁を愛する母親の深い愛情を描いた作品。

1945年8月9日。米軍の原爆攻撃により、長崎医科大学の学生だった福原浩二(二宮和也)は命を落とす。3年後の夏、母親の伸子(吉永小百合)は原爆落下の日の黙祷を捧げる。傍らには浩二の許嫁だった町子(黒木華)がいた。彼女が操を立てていることに、伸子は心を痛めていた。
帰宅した伸子は浩二に食事を供え、遺体が見つからないまま逝った息子の死を嘆いていると、家の中に浩二の姿が現れる。浩二は死んでいることを自覚しており、母親と楽しそうに話をする。浩二ははじめ、町子がずっと自分の嫁として伸子の世話をすることを望んでいたが、伸子がそれを諫め、浩二も納得する。浩二が忘れられずにいた町子だったが、学校の教師をしている同僚の黒田(浅野忠信)という男と婚約する。町子は黒田を伸子に会わせ、伸子に詫びるが、伸子は浩二も喜んでいる、と町子に優しく話す。伸子が力なく布団で寝ていると、枕元に浩二が現れ、伸子を天に連れて行く。伸子の葬儀が営まれる中、浩二は伸子を連れて教会を去って行くのだった。

父親の死亡届を受け取る小学校の少女(本田望結)や、死ぬ間際に酒を欲した大学教授(橋爪功)などの挿話を混ぜながら、物語は静かに展開。感情の起伏を抑制した作品。ただまあ、まばゆい光の中に二人が消えていく、なんていうのはいかにもステレオタイプで、終盤に大きな感動が押し寄せる、というものではなかった。

【5段階評価】3

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