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2019年6月 4日 (火)

(1896) 夜は短し歩けよ乙女

【監督】湯浅政明
【出演】花澤香菜(声)、星野源(声)、神谷浩史(声)、秋山竜次(声)
【制作】2017年、日本

森見登美彦の小説が原作のアニメ作品。京都の長い一夜を過ごす少女と、彼女に恋心を抱く先輩との恋の行方を描く。

黒髪の乙女(花澤香菜)に恋心を抱く先輩(星野源)は、ナカメ(なるべく彼女の目にとまる)作戦を実行し、彼女に接近するチャンスをうかがう。実は酒豪の乙女は、知り合いを増やしながら飲み歩き、李白(麦人)と飲み比べをして勝利する。
乙女は、子供の頃に読んでいた「ラ・タ・タ・タム」という絵本を手に入れたくなり、古本市に向かう。それを知った先輩は、李白の主催する怪しい大食い競争に参加し、絵本を手に入れる。彼は秋の学園祭で模擬店を出し、ラ・タ・タ・タムを乙女に渡そうとするが、店舗の設備をゲリラ演劇の一団に奪われてしまう。その演劇は、かつて名の知らぬ女性と運命的な出会いをしたパンツ総番長(秋山竜次)が、その女性を探すために行っているものだった。乙女もその演劇に飛び入り参加するが、彼女が最終幕でパンツ総番長とキスをするという話を聞いた先輩は、芝居に乱入。パンツ総番長を舞台からたたき落とし、乙女とキスをしようとしたところ、舞台の床が抜けて奈落に転落。パンツ総番長の相手は、女装した学園祭事務局長(神谷浩史)だった。ショックを受ける総番長。しかし総番長を支えてきた女性スタッフが彼に愛を告白。二人は結ばれる。
冬になり、風邪を引いた先輩は部屋で寝込んでいた。風邪を引いた人々を見舞っていた乙女は、先輩の家に向かう。先輩は「ラ・タ・タ・タム」を彼女にあげ、彼女を古本屋に誘う。乙女は顔を赤らめ、OKする。喫茶店で待つ先輩のもとに乙女が向かう。二人のデートが始まるのだった。

自分がかつて住んでいた京都が舞台だったので、出町柳の自転車置場や進々堂など、画面に現れる町並みが懐かしかった。
文学作品らしいしゃれたセリフが小気味よい。偽電気ブランの大酒飲み対決で、乙女が酒を飲むたび幸せな気持ちに浸る場面も、どことなく文学的な表現で映像化されていた。
文学でも恋愛でも何でも議論の対象にし、自ら煩悶し、異性に恋い焦がれ、夜を明かした学生時代が懐かしくなる作品だった。

【5段階評価】3

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