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2019年5月21日 (火)

(1888) 夜明け告げるルーのうた

【監督】湯浅政明
【出演】下田翔大(声)、寿美奈子(声)、斉藤壮馬(声)、谷花音(声)
【制作】2017年、日本

人魚の言い伝えのある港町で起きたできごとを描いたアニメ作品。

東京から地方の港町に引っ越してきた中学3年生の足元海(カイ)(下田翔大)は、同級生の海老名遊歩(寿美奈子)と国夫(斉藤壮馬)とバンド仲間となる。カイは、音楽に乗って海からやってくる人魚ルー(谷花音)の存在に気づく。ルーはバンドに合わせて歌を歌って踊り出し、カイや遊歩、国夫と仲よくなる。3人は地元の祭りでライブを披露することになり、ルーをクーラーボックスに忍ばせて歌を歌わせようとするが、ルーはクーラーボックスを飛び出して踊り出し、その様子が動画に撮られてしまう。町内会長でもある遊歩の祖父(菅生隆之)は人魚人気にあやかって、かつて失敗した人魚ランドを復活させるが、人魚は人を襲うという言い伝えがあり、カイの祖父(柄本明)やかつて恋人を亡くしたタコ婆(青山穣)をはじめ、それに反対する者も現れる。ルーのことが大騒ぎになったため、カイはバンドをやる気がなくなり、遊歩と国夫は二人で人魚ランドで演奏をするが、観客は人魚のルーに夢中。しかも演奏にはサポートがいて、遊歩が転んでも演奏が途切れず曲は流れたため、遊歩はふてくされる。街では、遊歩がいなくなったことが騒ぎになり、人魚の仕業ではないかと考えた遊歩の父親(チョー)は、ルーを捉えて檻に閉じ込め、娘の居場所を聞くが、ルーはみんなのことが好きだというばかり。業を煮やした父親は、人魚の弱点である日光をルーに浴びせようとする。ルーは悲鳴を上げ、それを聞きつけたルーのパパ(篠原信一)が大暴れして助けに現れる。実は遊歩は知り合いの伊佐木(伊藤静)のもとに駆け込んでいただけだった。遊歩はルーが捉えられている場所に向かう。遊歩の父は娘の無事を知るが、遊歩をその場から立ち退かせる。
その頃、お陰様のたたりが起き、街の水位が上がり始める。遊歩や国夫は町内放送で避難を呼びかけ、カイたちはルーのパパとルーを助け出す。人魚たちは次々と街の人達の避難を手助けする。タコ婆の恋人は、人魚に姿を変えていた。タコ婆も人魚に姿を変え、海に消えていく。母親を人魚に殺されたと思っていたカイの祖父だったが、母親もまた、人魚に命を助けられ、人魚になっていたのだった。カイの祖父も海に消える。
街の人達と人魚達の協力により、お陰様のたたりは押し返され、お陰岩は姿を消す。カイたちは新しい目標を見つけて次の一歩を踏み出すのだった。

ポニョとトトロを混ぜたような作品。新海誠作品のような写実的な映像ではなく、遠近感や人の動きをデフォルメしたような映像が特徴的。音楽が好きな人魚という設定は単純で分かりやすく、人魚に対する人の不信感も、あまりドロドロと描写せず、すぐに人魚達が人々を救うために活躍し、タコ婆やカイの祖父の誤解も最後に解けるので、清々しい終わり方になっていた。

【5段階評価】3

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