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2019年4月 3日 (水)

(1860) 3月のライオン 後編

【監督】大友啓史
【出演】神木隆之介、有村架純、加瀬亮、清原果耶、倉科カナ、伊藤英明、佐々木蔵之介、豊川悦司
【制作】2017年、日本

羽海野チカの漫画が原作の、中学生でプロ棋士となった少年の成長を描いた作品。「3月のライオン 前編」の続編。

新人王となった桐山零(神木隆之介)は、天才棋士の宗谷名人(加瀬亮)と対局することになる。華々しく前夜祭が行われ、零は宗谷がファンとのふれあいなどに笑顔で対応している姿を見て胸を打たれる。記者会見になったとき、宗谷は記者の質問に的外れな受け答えをしてその場を去ろうとし、給仕係にぶつかって服を汚す。宗谷は心ここにあらずといった体で礼を述べて去って行く。零の育ての親、幸田柾近(豊川悦司)によれば、彼は時折耳が聞こえなくなるのだった。
対局の日。零は周囲の予想を上回る善戦を見せるが、宗谷の棋力は零を上回る。敗戦した零は、世話になっている川本家に向かう。そこに侍女のひなた(清原果耶)が帰ってくる。彼女の服は汚れていた。学校でいじめを受けていたのだ。彼女は、とある女子生徒がいじめられているのを放っておけず、助けたものの、その子は転校してしまい、ひなたが次の標的になってしまっていたのだった。幼い頃にいじめられた経験を持つ零は、ひなたを尊敬し、彼女の勇気ある行動に感謝する。
獅子王戦の予選を勝ち進む零は、川本家で見知らぬ男と出くわす。ひなたたちの実の父親だった。零は、困った表情のひなたらを守ろうと父親に対峙する。零を部外者呼ばわりする父親に、零は、自分はひなたと結婚を考えているから他人事ではない、と見得を切る。ひなたはそれを聞いて卒倒する。ある日、モモ(新津ちせ)が行方不明になる。父親が連れ出していたのだった。零は、正義漢から子供達を捨てた父親を人間のくず呼ばわりして責めるが、その言葉はひなたやあかり(倉科カナ)らをも傷つける。零は将棋で強くなることを改めて決意。宿敵とも言える後藤を倒した零は、川本一家に謝罪に向かい、温かく迎え入れられる。零は、ひなたにもらった人形を手に、宗谷との勝負に臨むのだった。

前編に比べると、いじめやら別居している父親との確執やら、人間ドラマが中心となり、将棋は脇役になっていた。零が、正義漢を振りかざして守るべき相手であるひなたたちを傷つけるという展開は、若者の機微を描いて面白かったが、映画というよりはテレビドラマのような地味な筋書きだった。

【5段階評価】3

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