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2019年4月15日 (月)

(1868) レッズ

【監督】ウォーレン・ベイティ
【出演】ウォーレン・ベイティ、ダイアン・キートン、ジャック・ニコルソン、モーリン・ステイプルトン
【制作】1981年、アメリカ

20世紀初頭のロシア革命からの共産主義活動に身を投じた男性の運命を描いた作品。実在の人物を描いている。

記者を目指す女性、ルイーズ・ブライアント(ダイアン・キートン)は、有名記者のジョン・リード(ウォーレン・ベイティ)に記事の批評を頼む。二人は親しくなるが、衝突もしばしば。取材活動に明け暮れるジョンは、ルイーズを置いて飛び回る。ルイーズはいつも近くにいる芝居の演出家のユージン(ジャック・ニコルソン)とも一時期関係を持つ。ジョンはそれに気づきながらも彼女にプロポーズ。二人は結婚する。ジョンは次第に記者としての活動から共産党員としての活動にシフトしていき、ルイーズがユージンにもらった恋文をジョンが見つけたことがきっかけで二人の関係はまた悪化。ルイーズは同棲をやめて家を出てしまう。ルイーズを愛していたジョンは、ルイーズを捜し当て、政治的な動きが盛り上がっているロシアに同僚として一緒に行くことを提案。始めは拒否したルイーズだったが、ジョンに付いていく。男女の関係からは一線を画す形で共同生活を始めた二人は、ほどよい距離感でうまくやっていく。ルイーズとアメリカに戻ったジョンは、「世界を揺るがした十日間」を執筆し、ついに共産党の議員となる。しかし、ジョンは党内の対立で敗北してしまい、またもルイーズを置いてロシアに密航する。ルイーズは、ジョンを追ってロシアに密航。そうとは知らないジョンは、何度もルイーズに電報を送るが彼女からの返事がなかった。ジョンは帰国しようとするが、ロシアの活動家にそれを許してもらえず、中東の活動に送り込まれる。ジョンの同志のエマ・ゴールドマン(モーリン・ステイプルトン)がロシアにいるルイーズを見かけ、ルイーズはジョンを追って中東に向かう。ジョンの乗っていた列車は戦闘に巻き込まれており、駅に迎えに行ったルイーズは嫌な予感がするが、ジョンは生きていた。抱き合って再会を喜び、二度と離れないことを誓う二人だったが、ジョンはチフスにかかっていた。ルイーズの看病もむなしく、ジョンは異国の地で息を引き取るのだった。

3時間超の長い作品。展開は世界をまたにかけて進み、当時の情景をよく描いていて見応えがある。史実に基づく作品だが、男女の恋愛関係もうまく取り入れ、恋愛作品と言ってもいいような作品だ。ジャック・ニコルソンの不敵な笑顔も、いい味を出していた。

【5段階評価】3

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