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2019年3月26日 (火)

(1853) ドリームハウス

【監督】ジム・シェリダン
【出演】ダニエル・クレイグ、レイチェル・ワイズ、ナオミ・ワッツ、マートン・チョーカシュ
【制作】2011年、アメリカ、カナダ

一家惨殺事件の真相を追う男の運命を描いた作品。

編集者を辞め、小説家の道を選んだウィル・エイテンテン(ダニエル・クレイグ)は、同僚に歓迎されて会社を退職。愛する妻のリビー(レイチェル・ワイズ)と二人の娘の待つ自宅へ戻る。リビーは忙しかった夫の退職を歓迎する。ウィルの向かいの家には険悪な夫婦関係になっているアン・パターソン(ナオミ・ワッツ)とジャック(マートン・チョーカシュ)、一人娘のクロエ(レイチェル・フォックス)が住んでいた。
ある夜、次女のディディ(クレア・アスティン・ギア)が、外に怖い顔が見えた、とウィルに言ってくる。部屋を見に行ったウィルは、窓ガラスに映ったディディ自身の顔だと気づき、一笑に付すが、翌朝、外を見ると、雪の上に、部屋の中を覗いているような足跡があった。その夜、ウィルは地下室の不審な物音に気づく。中には数名の若者がいた。逃げる若者を捕まえて話を聞くと、昔この家で殺人があったと言われる。
ウィルは地元の警官に事件について尋ねるが、警官は、生き残りの父親が犯人と疑われたが行方は知らない、と興味なさそうに言うばかりだった。ウィルは、生き残った父親の名がピーター・ウォードだと知り、彼が入所している施設に向かう。ピーターの部屋にはウィルの家族の写真があったが、ピーターは出所していた。
ウィルはピーターが事件当時にいたという精神医療施設に向かう。そこで彼が見たのは、半狂乱になっている自分自身の姿だった。ピーターは、自分の存在を否定するようになり、「W1-1L 8-10-10」というコードをもとに「ウィル・エイテンテン」という名前を自らに付けていたのだった。施設の中には大勢の精神障害者がいた。彼らは退職日に自分を送り出した同僚達だった。ウィルが存在を信じていた彼の妻と娘は、すでにこの世のものではなく、彼が夢の家と信じていたものは廃墟だった。彼は家を追い出される。翌朝、ウィルすなわちピーターはアンの家に向かう。アンはピーターが殺人犯ではないと確信しているようで、娘のクロエも彼を信用し、娘が見えるのだったら会えなくて寂しいと伝えてほしいとピーターに告げる。ピーターは自分の担当医だったグリーリー(ジェーン・アレクサンダー)に会う。グリーリーは再治療を勧めるが、ピーターは廃墟となった家に戻る。すると、リビーと娘が現れ、廃屋はもとの夢の家に戻る。ピーターはリビーに、事件の日に何があったかを強引に尋ねる。リビーは、ピーターが帰ってきたと思ったら違う男で、娘が動かなくなっていたので後を追った、自分は犯人を撃ったと告げる。しかし、撃たれた銃創が頭部に残っているピーターは、自分が犯人で妻が自分を撃ったのだと思い込む。そのとき、外からアンの呼ぶ声が聞こえる。ピーターはアンを家に招き入れ、彼女に真相を問う。その日、父親を出迎えたつもりの娘達の前に現れたのは、銃を構えた知らない男(イライアス・コティーズ)だった。リビーはピーターと電話中で、リビーが男に「銃を下ろして」と言っているのを聞き、ピーターは慌てて家に飛び込む。男はリビーに発砲。ピーターは男に飛びつき、もみ合いになっているときに、リビーが落ちていた銃を拾って男を撃とうとし、それがピーターに命中してしまったのだった。ピーターは、自分が犯人でなかったことを知り、ほっとする。ところがそこに、アンの夫、ジャックが現れる。ジャックは、事件を起こした男を連れていた。二人は共犯だった。ジャックは妻のアンを憎み、男に妻の殺害を依頼したものの、男は誤ってピーター・ウォードの家にいたリビーをアンと思い込み、家族を殺してしまったのだった。ピーターとアンはクロロホルムを嗅がされて意識を失う。ジャックは昏睡状態のピーターを地下室に蹴落とすと、持っていた銃で共犯の男を撃つ。男は5年にわたってジャックを脅迫していたのだった。ジャックはアンを地下室に連れ込み、火を放つ。それを見ていたリビーは、何度も叫んでピーターを起こすと、わざと音を立てて地下室を歩き回り、ジャックの気を引く。ピーターは気を取られたジャックを背後から殴り、彼が倒れた隙にアンを抱きかかえて家を脱出する。ジャックに撃たれた男は地下室の入り口から灯油をまき、ジャックの脱出を妨害。ジャックは炎に包まれる。アンを助け出したピーターは、再び燃えさかる家の中に入る。そこには優しく微笑むリビーがいた。リビーは、いつも一緒よ、とピーターに告げ、家を脱出するよう促す。ピーターは二人の娘とリビーに別れを告げ、自分の手記を手に家を出る。消防士に「中に誰かいるか」と聞かれたピーターは、いない、と答える。こうして事件は終わりを告げ、ピーターの著作「DREAM HOUSE」は本当にベストセラーになるのだった。

後半の展開がめまぐるしく、一度観ただけではよく真相が分からなかった。なぜアンとの会話の中でピーターが真相を知るのか、など、よく分からないところもあった。また、リビーがエリザベスで、ディディがキャサリンで、みたいな名前の読み替えの説明は、どうしても日本人には理解が難しかった。

【5段階評価】3

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