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2019年3月 8日 (金)

(1842) アゲイン 28年目の甲子園

【監督】大森寿美男
【出演】中井貴一、波瑠、柳葉敏郎、和久井映見、西岡德馬、門脇麦
【制作】2015年、日本

重松清の小説の映画化作品。甲子園の夢を絶たれて大人になった元高校球児たちがマスターズ甲子園を目指す姿を描く。

川越学院野球部のキャプテンだった坂町晴彦(中井貴一)は、女子大生の戸沢美枝(波瑠)の訪問を受ける。彼女はマスターズ甲子園のボランティアをしており、坂町をマスターズ甲子園に誘いに来たのだった。彼女の父親は、坂町の野球部時代のチームメイト、松川だった。松川は高校時代、暴力沙汰を起こし、チームは地方予選決勝を辞退することになっていた。松川は震災で亡くなっていた。坂町はマスターズ甲子園の出場を決意。チームメイトでピッチャーだった高橋直之(柳葉敏郎)を誘う。坂町は離婚しており、一人娘の沙奈美(門脇麦)は仕事一筋で母親を顧みなかった父親を恨んでいた。
川越学院は緒戦を勝利し、祝賀会を開く。ところがその場で、美枝が松川の娘だと言うことを知った柳田(西岡德馬)は、松川がマネージャーをはらませた上に暴力事件を起こしたことをなじる。美枝はそのことを知ってショックを受け、打ち上げの店を飛び出す。坂町は美枝をなだめ、家に泊める。美枝は、かつて父親が年賀状に「一球入魂」と書いているのを見て、「一球人魂(ひとだま)ってなに? 」と勘違いした質問をして父親に笑われた思い出話をする。坂町もまた、仕事に打ち込むあまり、父親の介護に疲れた妻を思いやってやれず、娘にも嫌われていることを打ち明ける。
美枝のもとに、川越学院のマネージャーだった立原裕子(和久井映見)からの連絡が入る。裕子は試合を終えた川越学院のメンバーの前に美枝とともに現れ、松川との間に起きた事件の顛末を語る。彼女が妊娠して中絶したことは事実だった。しかし、相手は松川ではなく、松川が殴った男だった。その男は美枝を妊娠させた責任を取ろうとせず、川越学院を侮辱していたのだった。松川は、相手が他校の男子であることが知れたら余計におおごとになるからと言って、自分と裕子が付き合っていたことにし、野球部員の恨みを一人で買って出ていたのだった。坂町は真実を話してくれた裕子に感謝の言葉を述べる。
川越学院は決勝に進み、見事に勝利する。坂町と美枝は松川の墓参りをする。すると松川の知り合いが二人に声をかけ、松川が大事にしていたというグローブを手渡す。グローブには「一球入魂」ではなく「一球人魂」と書かれていた。娘との思い出を大事にしていた松川の思いを知り、美枝は涙する。
坂町は沙奈美に会いに行き、甲子園に出ることになったから見に来てほしいと言って新幹線のチケットを渡すが、沙奈美は、自分は父親を思い出すからソフトボールをやめたのに、今さら何を言っているんだ、と言ってチケットを地面にたたきつけ、立ち去る。
甲子園での初戦。川越学院は惨敗。最後に自分の大事な人を招いてのキャッチボールイベントが行われる。坂町は美枝とキャッチボールをする予定だったが、遅れて現れたのは沙奈美だった。甲子園に来ていたのだ。二人はぎこちなくキャッチボールを始め、やがて沙奈美の顔に笑みが浮かぶ。
坂町は再び美枝に会い、約束だったキャッチボールをするのだった。

ストーリーはなかなか感動的。どうしても俳優のぎこちない野球の動作が気になってしまった。野球経験のない中井貴一は仕方ないとしても、柳葉敏郎は草野球をやっているのに、どうして今ひとつ女投げみたいなナヨナヨしたフォームになるのか、不思議だ。

【5段階評価】3

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