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2019年3月 1日 (金)

(1838) マッチスティック・メン

【監督】リドリー・スコット
【出演】ニコラス・ケイジ、サム・ロックウェル、アリソン・ローマン、ブルース・マッギル
【制作】2003年、アメリカ

詐欺を生業とする男の運命を描いたコミカルサスペンス。

極度の潔癖症の詐欺師、ロイ(ニコラス・ケイジ)は、若いフランク(サム・ロックウェル)を相棒にし、詐欺を働いていた。ある日、常飲している薬が切れ、職場に行けなくなってしまい、心配になったフランクはロイに知り合いの医者クレイン(ブルース・アルトマン)を紹介する。ロイはクレインに、別れた妻がいること、妻が妊娠していたことを話す。クレインは妻に連絡を取ってみることを勧めるが、ロイは電話を試みるも話すことができず、クレインに話を聞き出してもらうよう頼む。クレインによれば、妻は相変わらずロイに会う気はないが、14歳になった娘が父親に会いたがっているということだった。ロイは不安になりながらも待ち合わせ場所に向かい、アンジェラ(アリソン・ローマン)を発見する。アンジェラはロイが気に入り、家出をしてロイの家に転がり込む。ロイは、始めはアンジェラに自分の仕事を古物商と言っていたが、ロイの家にある犬の置物の中に大金と拳銃が隠されていることを見つけたアンジェラはロイを追及。ロイは詐欺師をしていることを告白する。アンジェラは興味を持ち、ロイに詐欺の仕方を教えてもらう。アンジェラには詐欺の才能があった。
その頃、ロイとフランクは、フランクの知り合いのチャック(ブルース・マッギル)から金をだまし取る作戦を計画していた。ロイがアンジェラとボウリングを楽しんでいたとき、フランクからロイに連絡があり、急遽、チャックの金の奪取を実行に移すことになる。ロイはアンジェラを置き去りにできず、仕方なく車に同乗させて現場に向かうと、アンジェラに計画の手伝いをさせる。計画は成功し、アンジェラが大声で店員に叫んでいる隙にロイがチャックのバッグをすり替え、金の奪取に成功する。ロイはアンジェラと駐車場から車を出そうとするが、そのまま飛行機に搭乗するはずだったチャックがロイとアンジェラの車に突進してくる。ロイは慌てて車を走らせ、何とかチャックをまく。集合場所でフランクと落ち合ったロイは、チャックを飛行機に乗ることを確認しなかったフランクを責める。フランクは警察に追われる心配をするが、ロイは自分たちは警察のやっかいになったことがないから安全だ、と彼をなだめる。しかし、フランクはアンジェラを疑う。ロイは念のため、アンジェラに警察の世話になったことがないか確認する。なんとアンジェラは逮捕歴があり、1年前に写真や指紋を警察に採られたことがあると告白。ロイは足を洗うことを決意し、分け前も拒絶する。しかし、ロイがアンジェラと家に戻ると、そこには血を流したフランクと銃を持ったチャックがいた。チャックはアンジェラが映った監視映像と彼女の逮捕歴をもとにアンジェラの身元を割り出し、母親からロイの家の住所を聞き出していたのだった。チャックはロイに金を要求。ロイは犬の置物のほうに向かうが、チャックはアンジェラに金を出させるよう指示する。アンジェラは金ではなく拳銃を構えてチャックの前に現れると、おびえながら発砲。チャックは血を流して倒れてしまう。フランクはチャックの容態を確認し、もう助からないと告げる。ロイはフランクにアンジェラを母親のもとに送り届けるよう告げると、チャックを片付けようとする。ところがチャックの遺体はなく、突如、後ろからチャックに殴られ、昏倒する。
目が覚めると、ロイはベッドの上に横たわっており、部屋の中には二人の刑事がいてロイにフランクやアンジェラのことを尋ねてくる。チャックはロイの家の前で倒れていたとのことだった。ロイはクレイン医師を呼ぶことを要求。現れたクレイン医師に貸金庫の暗証番号を告げ、アンジェラに伝えてほしいと頼む。クレインはその頼みを聞き入れ、部屋を立ち去る。
眠っていたロイが目を覚ますと部屋の中は蒸し暑くなっていた。ロイは部屋を出る。そこは警察でも病院でもなく、ビルの屋上の一室だった。彼は騙されていた。ロイは別れた妻の元に向かい、アンジェラは無事かを尋ねるが、妻は自分は流産したと告げる。ロイはショックで崩れ落ちる。そう、フランク、クレイン、チャック。そしてアンジェラ。全員がぐるだったのだ。
ロイは更正し、カーペット店で真面目に働くようになっていた。そこに客として、偶然アンジェラが現れる。二人は互いに驚くが、ロイはアンジェラを責め立てることはしなかった。二人は少し話をする。アンジェラはもう詐欺はしていないと言った。ロイはそのままアンジェラが彼氏と買物をして店を出て行くところを見送る。帰宅したロイの家には、ロイの行きつけのスーパーのレジ打ちのキャシー(シーラ・ケリー)と暮らしており、彼女のお腹には新しい命が宿っているのだった。

コミカルな犯罪ものかと思ってみていると、14歳の少女が誤って男を撃ち殺すという超シリアスな事態に急展開。そこからさらに、全てはロイを騙す大がかりな詐欺だったことが判明。思い返せば、あれもこれも若干不自然だ、と納得がいく。フランクが仕掛けた大がかりな詐欺計画。ロイにすぐになつき、家に転がり込むアンジェラ。彼女の詐欺のセンス。ロイはアンジェラを家の近くまで送るが、母親といるところは一度も見ていない。自分は見事に騙された。結局誰も死んでおらず、フランクは一文無しにはなるものの、新しい幸せを掴むことに成功しており、後味は悪くない。最後のどんでん返しにスカッとする、なかなかいい脚本だった。

【5段階評価】4

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