« 2019年1月 | トップページ | 2019年3月 »

2019年2月

2019年2月27日 (水)

(1837) 名探偵コナン 銀翼の奇術師

【監督】山本泰一郎
【出演】高山みなみ(声)、山崎和佳奈(声)、神谷明(声)、山口勝平(声)、氷上恭子(声)
【制作】2004年、日本

名探偵コナン、劇場版シリーズ第8作。

私立探偵の毛利小五郎(神谷明)のもとに、女優の牧樹里(戸田恵子)とマネージャーの矢口真佐代(久川綾)が現れ、怪盗キッド(山口勝平)から「運命の宝石」というスターサファイアを盗むという予告状が届いたという相談を持ちかける。小五郎はコナン(高山みなみ)や蘭(山崎和佳奈)らを連れて劇場に行く。牧樹里の部屋に行くと、そこに工藤新一(山口勝平)が現れる。コナンは彼が怪盗キッドだと確信。果たしてそうであったが、キッドは何も盗まず、劇場から逃げる。運命の宝石は無事だった。
劇団一行は函館に慰安旅行に出かけることになり、コナンらも同行する。行きの飛行機の中で樹里が青酸カリで毒殺される。犯人は、樹里によってハリウッドで活躍する道を閉ざされたメイク係の酒井なつき(氷上恭子)だった。彼女は青酸カリ入りのファンデーションを樹里につけ、樹里はココアパウダー付きのチョコを食べた際に、自分の顔を触った指をなめ、死んだのだった。殺害の謎はコナンが解くが、機長と副機長が樹里の手に会釈の口づけをしたために昏睡状態となる。劇団の一人である新庄功(三木眞一郎)に変装して飛行機に乗り込んでいた怪盗キッドは、コナンとともに機長席と副機長席に着き、飛行機を操縦。管制塔からの指示に従って着陸を試みるが失敗。キッドは飛行機を離脱してハンググライダーでパトカーをおびき寄せて室蘭港の岸壁に滑走路状のヘッドランプの明かりを確保。蘭と鈴木園子(松井菜桜子)が何とか飛行機を不時着させる。

メインの謎解きがあまりにもお粗末だった。わざわざ化粧に毒を混ぜて殺害する意味が分からない。自分が安全圏にいられるわけでも、アリバイが成り立つわけでもない。自分自身の安全が確保されるわけでもない。それでいて殺害の達成は不確実。ターゲット以外に被害が及ぶ可能性もあり、結果的に操縦士が毒に冒され、自分自身も危険になっている。それをしたり顔でなぞ解きするコナンの常識を疑ってしまう。
お粗末な謎解きが終わったあとは、どうせ助かるに決まっている不時着劇。何が起きても盛り上げるための演出だとしか思えないので、全くドキドキしない。しかもアニメなので映像的な迫力にも欠け、拍子抜けの一本だった。
逃げたと思ったキッドがパトカーで滑走路のライトを作るつもりだったというのは、ちょっと感心したが、やっぱりいくらなんでもそうパトカーがきれいに並んだりはしないだろう、という感じなので、やっぱり拍子抜けなのだった。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月26日 (火)

(1836) DESTINY 鎌倉ものがたり

【監督】山崎貴
【出演】堺雅人、高畑充希、中村玉緒、堤真一、安藤サクラ、薬師丸ひろ子、三浦友和
【制作】2017年、日本

妖怪が身近な鎌倉で暮らす新婚夫婦の数奇な運命を描いた作品。

作家の一色正和(堺雅人)は若い妻、亜紀子(高畑充希)と結婚。貧乏ながら幸せな夫婦生活を営む。人のいい亜紀子は、家に住み着いていた貧乏神(田中泯)とも仲よくなり、貧乏神は亜紀子に茶碗をプレゼントする。ある日、亜紀子は妖怪のしわざによって魂だけの存在になり、黄泉の国に行くことになってしまう。死に神(安藤サクラ)から亜紀子にはまだ寿命があったと聞かされた正和は、黄泉の国に行くことを決意。甲滝五四郎という作家の残した本をもとに、幽体離脱できるキノコを使い、正和は黄泉の国に向かう。正和は母親の絵美子(鶴田真由)と父親の宏太郎(三浦友和)と再会。甲滝五四郎とは父のペンネームだった。黄泉の国では想像力が力になると教わった正和は、亜紀子の捕らえられた屋敷に向かう。亜紀子は妖怪の天頭鬼(古田新太)に見初められ、結婚を迫られていた。正和は想像力で竹刀や橋を作り出し、亜紀子を連れて屋敷から逃げ出すが、天頭鬼に追いつかれてしまう。天頭鬼は亜紀子を脅して無理矢理結婚を誓わせようとするが、そこに貧乏神の茶碗が飛んできて、正和と亜紀子は茶碗が変化した乗り物によって一気に鎌倉に戻る。二人はもとの幸せな暮らしを手にする。

いろいろ妖怪が出てくるのだが、特撮は今ひとつで、CGを使っているような割にはかぶり物感が満載。話もご都合主義のハッピーエンドで、なんとも盛り上がりに欠ける作品だった。黄泉の国の映像は若干楽しかったが、宮崎アニメか何かで見たような気もするものだった。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月23日 (土)

(1835) ミッドウェイ

【監督】ジャック・スマイト
【出演】チャールトン・ヘストン、グレン・フォード、エドワード・アルバート、三船敏郎、ジェームズ繁田
【制作】1976年、アメリカ

太平洋戦争における、ミッドウェイ諸島をめぐる日米両軍の戦いを描いた作品。

東京がアメリカ軍の空襲を受けたという報せを受けた山本五十六(三船敏郎)は、ミッドウェイに展開する米空母の攻撃作戦を実行に移す。米軍のマシュー・ガース大佐(チャールトン・ヘストン)は、ハワイで息子のトム(エドワード・アルバート)に出くわす。トムは日系アメリカ人の佐倉春子(クリスティナ・コクボ)と結婚したいと父に相談。ガース大佐は実際に春子にも会い、彼女の家族が本土に送還されないよう手を回す。
山本の指揮下、南雲中将(ジェームズ繁田)は空母赤城を指揮。ガースは空母ヨークタウンに乗艦し、日本軍を迎え撃つ。日本軍はゼロ戦部隊によって米軍を攻撃。緒戦で戦果を挙げるが、米軍の爆撃機が日本軍の空母に反撃し、4艦中3艦を撃沈。日本軍は残った空母、飛龍を使って米軍のヨークタウンを撃沈するが、ガース大佐は自ら戦闘機に乗り込んで飛龍の撃沈に貢献するが、空母への着艦に失敗し、命を落とす。
山本五十六は戦争の責任を取ることとなり、米軍は勝利に沸くのだった。

戦闘のシーンは実際の映像も使われているようで、そう考えると迫力があるのだが、実際には他の映画、しかも日本の作品も流用されている。トムと春子の恋愛も、大筋にさほど影響を与えるわけでもなく、豪華キャストの割にはシナリオが練り切れていない印象の作品だった。歴史の勉強にはなるかもしれない。個人的には、「ダイ・ハード」のタカギ社長を演じたジェームズ繁田や、「ベスト・キッド」のノリユキ・パット・モリタが出ているのが嬉しかった。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月19日 (火)

(1834) 明日に向って撃て

【監督】ジョージ・ロイ・ヒル
【出演】ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス
【制作】1969年、アメリカ

実在の二人組の強盗の運命を描いた作品。アメリカン・ニューシネマの代表作。

強盗団のリーダー、ブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)と早撃ち名人のサンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)は、仲間とともに列車強盗を重ねるが、ついに腕利きの保安官、ジョー・レファーズの一団が彼らを追撃。ブッチらの仲間が次々と撃たれ、追い詰められたブッチとサンダンスは崖から滝壺に飛び込んで窮地をしのぐ。
二人は心を許している女性教師のエッタ・プレイス(キャサリン・ロス)の家に戻る。三人は鉱物資源開発による一攫千金を夢見てボリビアに渡るが、そこは貧しい町だった。ブッチとサンダンスは、エッタからスペイン語の手ほどきを受け、銀行強盗を繰り返すようになる。地元で有名になってしまったため、二人は鉱山業者の給料運びの護衛を勤めることにする。二人が雇い主のパーシー・ギャリス(ストローザー・マーティン)と馬を進めていると、パーシーが野党に撃たれてしまう。二人はいったん逃げ、金に群がる野党を全滅させることに成功。しかし、エッタはアメリカに戻ってしまう。
二人は強盗を続けるが、ある宿場にたどり着いた際、二人の連れたラバに鉱山の焼き印があることに気づいた少年が警察に通報。二人は警察に追われる。銃で応戦しながら建物の中に隠れた二人だったが、警察に囲まれてしまう。二人は意を決して建物を飛び出す。しかし、警官隊は号令一下、彼らに無数の銃弾を浴びせるのだった。

「♪Raindrops keep fallin' on my head」で始まる「雨にぬれても」が有名な作品。西部劇風だが、後半、その雰囲気に似つかわしくない曲が流れたりする。絶望的な状況に転落していく退廃的な展開は、典型的なアメリカン・ニューシネマ。名作ではあるのだが、面白かったかというと、そうでもなかった。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月18日 (月)

(1833) ロンメル軍団を叩け

【監督】ヘンリー・ハサウェイ
【出演】リチャード・バートン、ジョン・コリコス、ダニエル・デ・メッツ、ボルフガング・プライス
【制作】1971年、アメリカ

ドイツ軍の将軍、ロンメルの部隊を相手に戦うイギリス軍兵士の活躍を描いた作品。

イギリス軍のアレックス・フォスター大尉(リチャード・バートン)らは、ドイツ兵になりすまし、医者のヒュー・ターキントン(クリントン・グレイン)は切手収集の話をネタにドイツ軍のロンメル将軍(ボルフガング・プライス)に接近。ドイツ軍の秘密情報収集を試みる。
フォスター大尉らは敵の戦車を奪って敵の燃料基地を壊滅。さらに海岸を護衛する砲台を破壊。イギリス軍の上陸を支援。最終的にドイツ兵に囲まれながらも、フォスターは作戦を成し遂げ、軍医のターキントンも彼に寄り添うのだった。

警戒中の戦車を簡単に奪い取ったり、戦車一台で敵の燃料基地部隊を一網打尽にしたり、戦争映画としての緊迫感に欠ける。陽気なイタリア人女性のビビアンヌ(ダニエル・デ・メッツ)の存在の意味もよく分からず、昔の連合軍賞賛娯楽映画、という感じだった。ロンメル将軍をおとしめるような表現がなかったのは救いだった。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月15日 (金)

(1832) すべては君に逢えたから

【監督】本木克英
【出演】木村文乃、東出昌大、玉木宏、高梨臨、時任三郎、大塚寧々、本田翼、倍賞千恵子
【制作】2013年、日本

クリスマス間近の東京駅にまつわる人々の交流を描いた群像劇。

ブライダルデザイナーの山口雪奈(木村文乃)は、震災復興の工事現場で働く津村拓実(東出昌大)と遠距離恋愛中だったが、愛想のない拓実は雪奈への返事もまばら。たまらず東北に向かった雪奈の追及にめんどくさい、と言い返し、雪奈は帰京。イブの日の発表会に打ち込む。拓実は日帰りで発表会を見に来ると、東京駅のクリスマスツリーの前で雪奈を待つ。何をいまさら、と思いつつ駅に向かった雪奈に拓実はプロポーズ。雪奈はそれを受ける。駅のホームまで見送りに来た雪奈を、拓実は列車に強引に引き込む。発車する列車の中で拓実は雪奈に口づける。
俳優の卵の佐々木玲子(高梨臨)は、孤児院の子供達のためのクリスマス会の演劇を最後に、実家の高知に戻ることを決めていた。最後の思い出に、と知人に高級なお店を教えてもらった玲子は、一人で高級レストランに入る。そこにはデザイン事務所の社長を務める黒山和樹(玉木宏)がいた。玲子は黒山がエグゼクティブ用のクレジットカードを持っているのを見て目を見張る。玲子がバーに行くと、そこまたしても黒山を発見。玲子は偶然ですね、と微笑みかけるが、普段から部下に非常に厳しく、口の悪い黒山は、本当に偶然なのかな、と玲子を疑う。玲子はとっさに死んだ恋人と来るはずだった、と嘘泣きをして店を出る。翌日、昼食の店で玲子に再会した黒山は、玲子にお詫びをすると言い、劇団の人達に弁当を差し入れる。別れ際、黒山は玲子にまた会えないか、と尋ねるが、玲子は恋人が死んだというのは嘘だったと謝罪。黒山は憤慨して役者をする資格があるのか、と捨て台詞を吐いて立ち去る。玲子は黒山にもらった名刺宛てに謝罪の手紙を送る。黒山はそれを読むと会社を飛び出し、玲子を探すが見つからない。しかたなく会社に電話をして、いつものようにDVDのレンタルを社員に頼み、DVD選択のセンスのよさを口にするが、その社員は、実はDVDを選んでいたのはレンタルショップの店員で、彼女が今日、地元に帰るというので社長の行く店を教えたのだ、と告げる。その名は佐々木玲子だった。黒山は孤児院の教諭、岸本千春(市川実和子)に教わった高知行きの夜行バスの乗り場で玲子を待つ。黒山は一輪の赤い花を手渡し、初デートで見るのにお勧めの映画は、と言って玲子をデートに誘う。玲子はバスに乗らず、黒山と「カサブランカ」を鑑賞する。
新幹線の運転士、宮崎正行(時任三郎)は最後の運転を追え、JR東日本を退職する。彼は不治の病に冒されており、余命3ヶ月あまりとなっていた。一人息子の幸治(山崎竜太郎)はそれを父から聞き、号泣。正行の妻、沙織(大塚寧々)は息子の泣き声を聞き、涙を流す。正行は今は10歳の幸治が20歳になったときのための手紙をしたためる。
老舗のケーキ屋さんでアルバイトをしている大友菜摘(本田翼)は、店長の大島琴子(倍賞千恵子)が若い頃、駆け落ちをしようと相手の男性と東京駅で待ち合わせたものの、相手が来なかったという大失恋をしたという話を聞く。クリスマスイブの夜、初老の男性(小林稔侍)が店にやってくる。男は琴子の駆け落ち相手の兄だった。男は弟が亡くなったことを告げ、彼が持っていたという新幹線のチケットを手渡し、立ち去る。琴子は持ち続けていた自分のチケットを並べ、最高のプレゼントをもらった、と過去に思いをはせる。琴子と男の会話を聞いていた菜摘は、片思いの先輩にアタックすることを決意するのだった。

それぞれの群像劇がそれぞれのハッピーエンドへと収束していく。それぞれのストーリーの絡み合いがやや希薄なのがちょっと物足りなかった。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月14日 (木)

(1831) スラムダンク 吠えろバスケットマン魂!! 花道と流川の暑き夏

【監督】明比正行
【出演】草尾毅(声)、緑川光(声)、石田彰(声)、鷹森淑乃(声)、平松晶子(声)
【制作】1995年、日本

井上雅彦の原作漫画のアニメ映画作品。

富ヶ丘中学バスケ部の主将、水沢イチローは、湘北の流川(緑川光)に憧れており、流川と同じ湘北に進学して、ともに全国制覇することを夢見ていた。ところがイチローの足が不治の病に冒されていることが発覚。姉の茜(鷹森淑乃)は友人の晴子(平松晶子)に相談する。晴子はイチローを勇気づけるため、湘北の練習にイチローを入れてあげようと提案。湘北バスケ部キャプテンの兄、赤木剛憲(梁田清之)に相談する。始めは断る剛憲だったが、自身が運良く怪我から回復したことから、それがかなわなくなったイチローの気持ちを思い、紅白試合にイチローを入れることを安西監督(西村知道)に申し出る。監督はそれを了承する。
練習当日。イチローは張り切って流川に挨拶するが、流川はそっけない。桜木花道(草尾毅)はイチロー応援。イチローは途中で足を痛めてしまうが、イチローのバスケ部の仲間や監督も応援にかけつけ、流川からも声をかけられて奮闘。試合は引き分けに終わる。イチローは湘北のマネージャーとして頑張ることを新たな目標にするのだった。

39分の短い作品。流川の冷たい態度はあまり好きではないが、仲間が応援するシーンは胸が熱くなった。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月13日 (水)

(1830) スラムダンク 湘北最大の危機! 燃えろ桜木花道

【監督】角銅博之
【出演】草尾毅(声)、梁田清之(声)、古川登志夫(声)、冬馬由美(声)
【制作】1995年、日本

井上雅彦の原作漫画のアニメ映画作品。

海南大附属とのバスケの試合に負けた湘北の桜木花道(草尾毅)は、反省の意味を込めて坊主頭になる。桜木は電車で外国人のマイケル沖田(古川登志夫)に会う。彼の所属する緑風高校バスケ部が湘北に練習試合を申し込んでくる。
お金持ち私立の緑風高校は、全国から有力な生徒を集めてバスケ部を設立しており、専用の体育館まであった。湘北は主将の赤木(梁田清之)を怪我で欠き、苦戦する。相手の双子プレーヤーにも悩まされながら、湘北は小暮(田中秀幸)の奮闘もあり、接戦をものにする。両校は互いに善戦をたたえ合うのだった。

いわゆるシーソーゲームではあるのだが、その必然性があまり感じられず、負傷した赤木が出場したり、練習試合ということもあってあまり緊迫感がなかったのが残念。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月12日 (火)

(1829) スラムダンク 全国制覇だ! 桜木花道

【監督】有迫俊彦
【出演】草尾毅(声)、立木文彦(声)、平松晶子(声)、梁田清之(声)、緑川光(声)
【制作】1994年、日本

井上雅彦の原作漫画「SLAM DUNK」のアニメ映画化作品。「スラムダンク」の続編。

湘北高校バスケ部の桜木花道(草尾毅)は、友人達に、憧れの赤木晴子(平松晶子)がバスケの練習をしているところに連れて行かれる。するとそこに、次の対戦相手の津久武高校のセンター、南郷洸一郎(立木文彦)が現れ、華麗なシュートを決める。桜木は南郷に頭突きをかまし、自分は晴子の恋人だ、と言い張る。南郷は次の試合で勝ったら晴子を自分のものにする、と宣言する。
試合当日。桜木はベンチスタート。試合は津久武ペースで南郷も大活躍。焦る桜木だったが、リバウンド要員として途中参加。大会タイ記録の22リバウンドを決めるが、23リバウンド目はファウルとなり、4試合連続途中退場という不名誉な大会新記録を樹立。それでも試合は湘北が勝利するのだった。

前作に続き、45分の短い作品。奇跡の逆転のような無駄な盛り上がりを見せず、淡々と強い者が勝つという展開は割とよかった。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月11日 (月)

(1828) スラムダンク

【監督】西沢信孝
【出演】草尾毅(声)、平松晶子(声)、鈴置洋孝(声)、皆口裕子(声)、梁田清之(声)
【制作】1994年、日本

井上雅彦の原作漫画「SLAM DUNK」のアニメ映画作品。

湘北高校のバスケ部、桜木花道(草尾毅)は、武園学園と対戦。武園の小田(鈴置洋孝)はかつて不良だった桜木を軽蔑しており、桜木を挑発。桜木はバスケの技術こそないものの、ボールを必死に追いかける。その姿に武園の監督、葉山(佐藤正治)は惜しみない拍手を送る。それを見て、はじめは桜木の素人ぶりをあざ笑っていた武園の生徒たちも拍手を始め、会場は拍手の渦に包まれる。小田は倒れていた桜木に手を差し伸べ、二人は和解する。

30分の短い作品。SLAM DUNKは読んでいなかったが、映画を観て桜木花道のキャラを知ることができた。今回はキッズステーションのHDリマスター版ということだったが、映画としては画質もさほどよくはなかった。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月10日 (日)

(1827) 沈黙のアフガン

【監督】フレッド・オーレン・レイ
【出演】スティーブン・セガール、ティム・アベル、ロブ・バン・ダム、シャーリーン・アモイア
【制作】2016年、アメリカ

アフガニスタンで敵地に取り残された兵士の救出劇を描いた作品。

アフガニスタンで、タリバーンに捕らわれた議員を救うため、敵地に乗り込んだ米軍の兵士達。スナイパーのジェイク・チャンドラー(スティーブン・セガール)は銃撃された相棒のリッチ(ダニエル・ブッコ)を救助したために集合場所に間に合わず、取り残されてしまう。ジェイクとリッチは無人の建物に逃げ込む。リッチは撃たれて足の感覚を失っていた。
基地に戻ったビック(ティム・アベル)とバスケズ(ロブ・バン・ダム)は二人の救出に行こうとするが、上官のジャクソン(デイル・ダイ)は火器不足を理由にそれを却下。代わりに武器を積んだまま故障したトラックの対応を命じる。戦場記者のジャネット・コンラッド(シャーリーン・アモイア)は強引にビックに付いていく。現場に到着すると、そこには取り残された兵士と、赤ん坊を抱いた現地女性がいた。通訳のバシールが女性の話を聞き、彼女がタリバーン部隊の幹部、アブドゥル・アバドの義理の娘で、赤ん坊は唯一の男系子孫だった。ビックとバスケズは一策を講じ、女性を連れてジェイクの取り残された敵地に赴く。建物からタリバーン兵とアバドが現れる。ビックは乗ってきた車を離れてアバドのもとまで歩き、女性を引き渡すから我々を見逃せ、と伝えると、車に引き返す。女性はアバドのもとまで歩いて行くが、その正体はジャネットだった。ジャネットは驚くアバドの服に手榴弾をからませ、逃走。アバドは爆死。ジェイクも戦闘に加わり、敵を殲滅。凄腕というのは本当か、とジャネットに聞かれたジェイクは、たまにはな、とうそぶくのだった。

敵が簡単に撃たれすぎ。一方、主役側は民間人の女性ですら撃たれても手当で復活し、どこで訓練したのか拳銃や機関銃で敵を撃ち殺す。何よりひどいのが、終盤の敵との取り引きのシーン。ジェイクを救い出して帰ることが目的であるはずで、ジェイクとリッチを車に乗せて女性を解放すればいいだけなのに、わざわざ変装させて民間人が敵の大将に近づき手榴弾を仕込む。なにより、米軍側を信じた相手を裏切って一方的に殺戮。あまりにも非人道的で後味が悪い。アクションスターのスティーブン・セガールも、ほぼ座っているか銃を撃っているだけで、誰でもできる役どころ。なんとなく戦争映画っぽく仕上がっていたのだが、ストーリーがひどかった。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月 8日 (金)

(1826) エド・ウッド

【監督】ティム・バートン
【出演】ジョニー・デップ、マーティン・ランドー、サラ・ジェシカ・パーカー
【制作】1994年、アメリカ

実在の映画監督、エド・ウッドの映画人生を描いた作品。全編モノトーンとなっている。

映画監督を目指すエド・ウッド(ジョニー・デップ)はある日、かつてドラキュラ役で名をはせた名優ベラ・ルゴシ(マーティン・ランドー)に偶然会う。彼が不遇の日々を送っていることを知り、エドは彼を起用し、自身の女装趣味を題材に、「グレンとグレンダ」を制作。しかし、プロデューサーがあきれて笑うほどの駄作だった。エドは引き続きベラを使って「怪物の花嫁」を制作。周りに流されて思いつきのように撮影するエドは、バーで出会ったロレッタ(ジュリエット・ランドー)を資金ほしさに重要な役につけ、その役を演じる予定だった恋人のドロレス(サラ・ジェシカ・パーカー)は、愛想を尽かしてエドと別れてしまう。「怪物と花嫁」もひどい作品だった。ベラは薬物中毒から体調を崩し、息を引き取る。亡くなる直前の彼を撮影していたエドは、それを使って宗教映画の制作を開始。しかしスポンサーからいろいろと注文をつけられてしまう。酒場で偶然見つけたオーソン・ウェルズ(ビンセント・ドノフリオ)から、自分の作りたいものを作れ、と助言されたエドは、「プラン9・フロム・アウター・スペース」を制作。エドは完成を喜び、新しい恋人のキャシー(パトリシア・アークエット)にプロポーズ。二人は結婚する。エドはやがて「史上最低の映画監督」という不名誉な称号をつけられ、その生涯を閉じるのだった。

「シンドラーのリスト」のように、白黒映像のどこかで印象的にカラーが使われたりするのだろうか、と思っていたら、ずっと白黒のままだった。自己満足の映画、意味不明の映画が好きではない自分は、おそらくエド・ウッドの作品は好きにはなれないだろうが、本作はそこはかとなく感動があった。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月 7日 (木)

(1825) ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

【監督】デビッド・イェーツ
【出演】エディ・レッドメイン、ダン・フォグラー、コリン・ファレル、キャサリン・ウォーターストン
【制作】2016年、イギリス、アメリカ

魔法使いが逃がしてしまった魔法動物を捕まえる様子を描いたファンタジー作品。ハリー・ポッター・シリーズと同じ世界設定の中での話になっている。

魔法使いのニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)が、ニューヨークにやってくる。彼の持っていた魔法のトランクから、魔法生物のニフラーが抜け出す。ピカピカするものが好きなニフラーは銀行に入っていく。ニュートは金庫室まで追いかけてニフラーを捕まえ、銀行を抜け出すが、そのとき、魔法を使わない普通の人間であるジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)を巻き添えにしてしまい、別れ際、ニュートのトランクとジェイコブのトランクが入れ替わってしまう。ジェイコブはニュートのトランクを家に持ち帰り、中から何匹もの魔法動物が逃げ出してしまう。
ニュートは、魔法議会マクーザのティナ(キャサリン・ウォーターストン)とともにジェイコブの家に向かい、気絶していた彼を救出。ティナは自分の家に二人を連れて行く。ティナの家にはセクシーな妹のクイニー(アリソン・スドル)がおり、ジェイコブは一目惚れ。クイニーは人の心が読める能力を持っており、彼女もジェイコブを気に入り始める。ニュートはジェイコブをトランクの中に連れて行き、中にいる絶滅危惧種の魔法動物を紹介。ジェイコブは魔法動物が気に入り、逃げ出した魔法動物を捕まえることに協力する。
上院議員のヘンリー・ショー・ジュニア(ジョシュ・カウダリー)の出席するパーティに、凶悪な魔物が現れ、大暴れ。上院議員が死亡してしまう。10歳未満の子を宿主とするオブスキュラスという魔法動物のしわざだった。ティナとニュートはそれを放ったという理由でマクーザのパーシバル・グレイブス(コリン・ファレル)から死刑を宣告される。ニュートは魔法の力でティナを救い出して脱出。ジェイコブとクイニーと合流する。四人は透明になる力を持つ魔法動物ドゥーガルと、捕まえ損ねていたオッカミーを捕まえる。
グレイブスは、気弱そうな少年、クリーデンス・ベアボーン(エズラ・ミラー)を使って、オブスキュラスの宿主の行方を追っていた。グレイブスはクリーデンスの家に住む少女モデスティ(フェイス・ウッド=ブラグローブ)を疑ったが、実際の宿主はクリーデンスだった。クリーデンスはグレイブスに用なしと言われたことで怒り出し、オブスキュラスとなってニューヨークの町を破壊し始める。ニュートとティナはクリーデンスを説得して落ち着かせようとするが、グレイブスは自分の側に付くようクリーデンスをあおる。そこにマクーザの一団が現れ、クリーデンスを総攻撃して倒してしまう。マクーザのピッカリー議長(カルメン・イジョゴ)はグレイブスを捕らえようとし、ニュートはそれに協力。グレイブスの正体は恐ろしい魔法使いグリンデルバルド(ジョニー・デップ)だった。彼はニュートに覚悟はできているんだろうな、と言い捨て、マクーザに連行されていく。
多くの普通の人々が魔法を目にしてしまったが、ニュートは魔法動物のサンダーバードを使って記憶を消す薬の入った雨を降らせ、人々の魔法の記憶を消す。ピッカリーは記憶を消されずに残っていたジェイコブの記憶も消す(オブリビエイトする)よう命じる。
クイニーはジェイコブの記憶が消えることを悲しむが、ジェイコブは記憶の消去を受け入れ、雨に打たれる。目を閉じて雨に打たれるジェイコブに、クイニーは魔法の傘を差して歩み寄り、ジェイコブに口づける。
魔法の記憶をなくし、缶詰工場で働き続けているジェイコブに、ニュートは純銀でできているオッカミーの卵をこっそりと渡す。ジェイコブは夢だったパン屋を開業。魔法動物の形をした独創的なデザインのパンが評判となり、店は大繁盛。そこにお客としてクイニーが現れる。クイニーの微笑む顔を見て、ジェイコブは何かを思い出したかのようなきょとんとした顔をし、やがて笑顔に変わるのだった。

ハリー・ポッター・シリーズと同様、魔法に満ちた世界観を表現した映像美は見もの。そしてこれまたハリー・ポッター・シリーズ同様、夢があふれるファンタジーという明るく楽しい面だけではなく、いじめを受けて屈折した少年の暗部に焦点を当てたダークファンタジーの一面もある。単なる子供が楽しむ映画ではないところが、このシリーズの魅力だろう。
新登場の魔法動物も楽しいが、透明で捕まえるのが絶望的と思われたドゥーガルがあっさりと透明でなくなって大人しく捕まったり、それぞれの魔法動物の特徴を存分にストーリーに生かしていたかというと、ちょっと疑問だった。また、オッカミーを捕まえるのに使う動物がゴキブリで、しかもけっこうリアルな映像なのが不快だった。何もリアルなゴキブリにしなくてもいいのに、と思う。
始めは仕事だけが生きがいのようなティナが、ニュートとの別れのシーンではとてもチャーミングな女性になっていたのも印象的だった。

【5段階評価】4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月 5日 (火)

(1824) 息子

【監督】山田洋次
【出演】三國連太郎、永瀬正敏、和久井映見、田中隆三、原田美枝子、浅田美代子
【制作】1991年、日本

東京に出てきた岩手の若者と、一人暮らしをする父親とのふれあいを描いた作品。

岩手から東京に出て、居酒屋で働く浅野哲夫(永瀬正敏)は、定職につかずバイトを転々としながら一人暮らしをしていた。母親の一周忌で実家に戻るが、父親の昭夫(三國連太郎)には心配ばかりかけていると馬鹿にされる。
東京に戻った哲夫は鉄工所でアルバイトを始める。初日から重労働でやる気を失っていたところ、配達先で受け取り印を押してくれた若くてきれいな女性(和久井映見)に一目惚れ。哲夫は仕事を続けることにする。哲夫は仕事から帰る彼女の後を付け、会ってほしいという手紙を渡す。哲夫は再び配達先を訪れるが、彼女は出勤しておらず、別の人(中村メイコ)が彼女はろうあ者だ、と告げる。哲夫はしばらく声が出なかったが、すぐに、ろうあ者で何が悪いんだ、と決意を固める。
昭夫は熱海の戦友会に出席するため上京し、長男の忠司(田中隆三)の家を訪れる。忠司は昭夫に一緒に住んだ方がいいと持ちかけるが、昭夫は話を聞こうとしない。忠司は憤慨するが、妻の玲子(原田美枝子)はそれをたしなめる。忠司の家から熱海に向かい、帰ってきた昭夫は哲夫の家を訪ねる。哲夫の家にファックスが届く。送り主の名は征子。配達先のろうあの女性を射止めていたのだ。哲夫は昭夫と銭湯に行き、買物をして家に帰る。そこに征子が訪ねてくる。征子は昭夫に挨拶し、哲夫は彼女と結婚するつもりだ、と昭夫に宣言。昭夫は素直にそれを認め、征子に礼を言う。征子が帰った後、哲夫の部屋でなかなか寝付けない昭夫はビールを一缶求め、仕方なく付き合う哲夫に、歌を歌ってやると言って下手なおとみさんをを歌う。哲夫は苦笑いしながら少し嬉しそうにする。
帰りの新幹線で、昭夫は哲夫と征子に挟まれて買物をしている姿に思いをはせていた。誰もいない自宅に戻ると、ふと家の奥から光が差す。そこには、かつて昭夫が出稼ぎをして戻ってきた頃の家族がいた。やがてその光は消え、部屋の奥は誰もいない空間に戻っていた。昭夫はマッチで火をおこし、部屋の明かりをともすのだった。

独居老人と、その子供たちに焦点を当てた作品。
東京に憧れて上京しても、居酒屋や鉄工所のバイトはきつく、現実は甘くない。そんな中、ささやかな幸せを見いだす哲夫の、征子への恋が実って素直によかったと思えた。
一方、昭夫の哲夫に対する態度は、悪態をつきながらも愛情を感じている、ということなのかもしれないが、頭ごなしにできが悪いだの、手を焼かせるだの、と言うのは、あまり微笑ましいとは思えなかった。また、哲夫が手紙を渡したことが別の従業員に知られているシーン。なんで知っているの、と普通に不可解だったのと、好きな女性がろうあ者だと知ったときに哲夫が言葉を失った理由が気になった。哲夫が征子に手紙を渡すとき、征子は終始無言だった。そのとき哲夫は、どうして何も言ってくれないんだ、と征子を責めた。そのことを悔やんでショックを受けているのであればよかったのだが、どうやら哲夫は、ろうあ者と付き合うかどうか葛藤していたようだった。要はそれって自分目線の葛藤。相手の目線で、相手を傷つけたかもしれないことに思いをはせたわけではない。そこは残念だった。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月 4日 (月)

(1823) ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

【監督】ギャレス・エドワーズ
【出演】フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ、ドニー・イェン、リズ・アーメッド
【制作】2016年、アメリカ

デス・スターの設計図を巡る攻防を描いた「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ作品。「スター・ウォーズ/EPISODE4 新たなる希望」の前日譚。

科学者のゲレイン・アーソ(マッツ・ミケルセン)を父に持つ少女ジン(ボー・ガズドン)は、帝国軍のクレニック(ベン・メンデルソーン)に母のライラ(バリーン・ケイン)を殺され、父を奪われる。ジンはゲレインの同志ソウ・ゲレラ(フォレスト・ウィテカー)に育てられる。成長したジン(フェリシティ・ジョーンズ)は帝国軍に逮捕されていたが、反乱軍が彼女を奪い、基地に連れて行く。ゲレインが送り込んだパイロットのボーディー(リズ・アーメッド)によると、帝国軍は惑星を破壊できる協力な兵器を開発していた。反乱軍はその阻止のため、ソウ・ゲレラの協力を得るためにジンに仲介役を頼む。ジンはキャプテンのキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)とともにソウのいるジェダに向かう。ジンとキャシアンは盲目の戦士、チアルート(ドニー・イェン)と銃の名手ベイズ(チアン・ウェン)と出会う。4人はソウの部隊に捕らえられる。ソウはジンとの再会を喜ぶ。二人はボーディーの持ち帰ったゲレインのメッセージを見る。それは、彼が開発に加わったデス・スターに、弱点を埋め込んだというものだった。帝国軍は、デス・スターのレーザー砲をジェダに発射。ソウは逃げることを拒み、ジンはキャシアンらと何とか脱出に成功する。反乱軍の基地に戻ったジンは、会議でデス・スターの設計図の略奪計画の実行を主張するが、ジンは信用を得られず、ジンの提案は否決される。しかし、キャシアンがかつて反乱軍のために手を汚してきた連中を束ねてジンに協力することを申し出る。ボーディーやチアルート、ベイズ、ドロイドのK-2SO(アラン・テュディック)も仲間となり、設計図のあるシタデル・タワーを目指す。
タワーのある惑星スカリフへの潜入に成功した一行は二手に分かれ、キャシアンとジン、K-2SOはタワーへ、残りの部隊は敵を引きつける陽動部隊となる。タワーへの潜入に成功したジンたちだったが、K-2SOはストームトルーパーの集中攻撃に遭い、善戦しつつもやがて機能停止する。ジンとキャシアンは設計図を見つけるが、クレニックが現れ、キャシアンは塔の足場に落下して気絶してしまう。ジンは単身で塔の頂上にたどり着き、反乱軍の母艦にデータ転送の準備をする。そこにクレニックが現れるが、追いついたキャシアンがクレニックを倒す。スカリフ近くの宇宙空間で帝国軍と戦闘中の反乱軍は、帝国軍の巨大戦艦デストロイヤーをスカリフのシールド発生装置に落下させることに成功。デス・スターの設計図は反乱軍の手に渡る。デス・スターは、スカリフに向けてレーザー砲を打ち込む。ジンとキャシアンは浜辺で手を取り、抱き合ったまま、光に包まれる。
二人が命をかけて送り届けた設計図データは、レイア姫(イングビルド・デイラ/キャリー・フィッシャー)に託されるのだった。

スター・ウォーズ・シリーズの後日譚かと思っていたら、エピソード4の直前を切り取ったストーリーだった。スター・ウォーズ・ファンには楽しい作品だった。帝国軍の司令官、ターキン総督の顔が、おなじみのピーター・カッシングだったことをはじめ、デス・スターがレーザー砲を撃つときのシーケンス。見慣れた宇宙人の風貌。AT-ATウォーカーやAT-STウォーカー、X-Wing、Y-Wing、タイ・ファイターなどの機体。帝国軍や反乱軍のコスチューム。往年の名作があざやかに再現され、楽しい。活躍した魅力的な人達がみんな死んでしまうのは哀しいが、最後にレイア姫が登場するのは心憎い演出だった。
個人的には、「イップ・マン 葉問」のドニー・イェンがスター・ウォーズ・シリーズで重要な役どころを演じたのが嬉しかった。

【5段階評価】4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月 3日 (日)

(1822) 奪還 DAKKAN -アルカトラズ-

【監督】ドン・マイケル・ポール
【出演】スティーブン・セガール、ジャ・ルール、モリス・チェスナット、ニア・ピープルズ
【制作】2003年、アメリカ

アルカトラズ刑務所に潜入したFBI捜査官の活躍を描いた作品。

闇の組織に属するサーシャ(スティーブン・セガール)とニック(ジャ・ルール)は、取引現場に向かうがFBIのEZ(クローディア・クリスチャン)に踏み込まれ、FBI部隊との銃撃戦となる。サーシャは銃弾を浴びていったん心臓が止まったものの復活し、ニックとともにアルカトラズ刑務所に収監される。刑務所には多くの金塊の強奪に成功した死刑囚、レスター(ブルース・ウェイツ)がいたが、彼は金塊の隠し場所を誰にも教えぬまま刑に服そうとしていた。
レスターの処刑の日が訪れ、彼に死刑判決を言い渡した女性判事、ジェーン・マクフィアソン(リンダ・ソーソン)らが立ち会いに来る。そこに強盗団フォーティナイナーズが侵入。死刑用の電気椅子にジェーンを座らせ、FBIに逃走用のへりを要求し、レスターに金塊のありかを吐かせようとする。EZはサーシャと連絡を取る。サーシャは潜入捜査官だった。彼は囚人たちを仲間につけてフォーティナイナーズとの銃撃戦を展開。レスターを助け出す。レスターとジェーンの身柄交換が行われることになるが、フォーティナイナーズ側からの人質は偽物だった。彼らはジェーンとレスターの療法を連れてヘリで脱出。サーシャもそれを追う。フォーティナイナーズのボス、ワン(モリス・チェスナット)はヘリからジェーンを突き落とすが、サーシャがパラシュートを装着してヘリから飛び降り、ジェーンを救い出す。レスターは体に爆弾をまいており、ワンとともに爆死する。サーシャはレスターから金塊のありかを託されており、湖の岸辺で金塊を発見。サーシャはニックの面会に向かう。捜査に協力する形となった彼は、即時釈放されるのだった。

撃鉄シリーズでスティーブン・セガール作品に対する評価がだだ下がりしていた中では、善戦したほうの作品。とはいえ、序盤、FBI捜査官がニックらを取り囲んだ絶体絶命の状態から、銃撃戦が始まるとニックには全く弾が当たることなく、雑魚が打たれていく。一体FBIはどういう訓練はどういう訓練をしていればこういうぐだぐだの流れになるのか、というご都合主義の展開。緊張した気持ちが一気に弛緩してしまう。そんなわけなので、後半の囚人と強盗団との撃ち合いにも緊迫感はなく、早く終わらないかな、という状態。評価2にしなかったのは、ストーリーは比較的分かりやすかったため。

【5段階評価】3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月 2日 (土)

(1821) 撃鉄2 -クリティカル・リミット-

【監督】アレクサンダー・グラジンスキー
【出演】スティーブン・セガール、タマラ・デイビス、ティモシー・カーハート
【制作】2005年、アメリカ

ロサンゼルスを狙うテロリストの陰謀を阻止しようとする工作員の活躍を描いた作品。「撃鉄 GEKITEZ ワルシャワの標的」の続編。

武器商人から脱獄の手助けを依頼され、それを成功させたジョナサン・コールド(スティーブン・セガール)。武器商人はプルトニウム爆弾を入手する際、金の惜しさに取引相手を殺してしまう。その小物ぶりにジョナサンはあきれる。武器商人は、チェチェン過激派に爆弾を売りつけようとするが、それを偵察していたCIAのスチュアート(タマラ・デイビス)が取引現場に連れ込まれる。彼女はジョナサンの教え子だった。彼女が殺されそうになった瞬間、ジョナサンは雇い主を裏切り、スチュアートを連れて現場から逃走する。武器商人はスチュアートを追撃。彼女は爆弾の鍵となるプルトニウムを技術者から奪い取ることに成功するが、武器商人に奪い返されてしまう。爆弾を手に入れたチェチェン過激派のニコライ(ニコラス・ダビドフ)はロサンゼルスの高層ビルで爆弾を起動させようとするが、そこにスチュアートの上司、グリア(ティモシー・カーハート)が現れる。真の黒幕は彼だった。スチュアートとともにそこに現れたジョナサンは、爆弾の起動を制止しようとするが、グリアは起動させてしまう。ジョナサンは爆弾をヘリに積んで海上に飛び、そこから爆弾を落下させ、海中で爆破させることで被害を防ぐ。平和を取り戻した二人は、レストランで無事を祝い合い、乾杯するのだった。

1作目同様、簡単に人が殺される。その割に主人公とヒロインは殺されない。重層的な展開というより、説明不足なまま知らない人が次々と出てきてやられていくことの繰り返しで、ストーリーを追う気になれない。あらすじを確認しようとネットを見てみたが、ほとんどコンテンツが見当たらなかった。アクションスターであるはずのスティーブン・セガールの活躍も、本作ではほとんど観られない。クライマックスシーンは、嘘だろ、と思うような粗い海面のCG。爆発でものすごい動きをするのかと思いきや、穏やかなまま。CGにした意味が分からないのだった。

【5段階評価】2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2019年1月 | トップページ | 2019年3月 »