(1822) 奪還 DAKKAN -アルカトラズ-
【監督】ドン・マイケル・ポール
【出演】スティーブン・セガール、ジャ・ルール、モリス・チェスナット、ニア・ピープルズ
【制作】2003年、アメリカ
アルカトラズ刑務所に潜入したFBI捜査官の活躍を描いた作品。
闇の組織に属するサーシャ(スティーブン・セガール)とニック(ジャ・ルール)は取引現場に向かうが、FBIのEZ(クローディア・クリスチャン)に踏み込まれ、FBI部隊との銃撃戦となる。サーシャは銃弾を浴びていったん心臓が止まったものの復活し、ニックとともにアルカトラズ刑務所に収監される。刑務所には多くの金塊の強奪に成功した死刑囚、レスター(ブルース・ウェイツ)がいたが、彼は金塊の隠し場所を誰にも教えぬまま刑に服そうとしていた。
レスターの処刑の日が訪れ、彼に死刑判決を言い渡した女性判事、ジェーン・マクフィアソン(リンダ・ソーソン)らが立ち会いに来る。そこに強盗団フォーティナイナーズが侵入。死刑用の電気椅子にジェーンを座らせ、FBIに逃走用のヘリを要求し、レスターに金塊のありかを吐かせようとする。EZはサーシャと連絡を取る。サーシャは潜入捜査官だった。彼は囚人たちを仲間につけてフォーティナイナーズとの銃撃戦を展開し、レスターを助け出す。レスターとジェーンの身柄交換が行われることになるが、フォーティナイナーズ側からの人質は偽物だった。彼らはジェーンとレスターの両方を連れてヘリで脱出。サーシャもそれを追う。フォーティナイナーズのボス、ワン(モリス・チェスナット)はヘリからジェーンを突き落とすが、サーシャがパラシュートを装着してヘリから飛び降り、ジェーンを救い出す。レスターは体に爆弾をまいており、ワンとともに爆死する。サーシャはレスターから金塊のありかを託されており、湖の岸辺で金塊を発見。サーシャはニックの面会に向かう。捜査に協力する形となった彼は、即時釈放されるのだった。
「撃鉄」シリーズでスティーブン・セガール作品に対する評価がだだ下がりしていた中では、善戦したほうの作品。とはいえ、序盤、FBI捜査官がニックらを取り囲んだ絶体絶命の状態から、銃撃戦が始まるとニックには全く弾が当たることなく、雑魚が撃たれていく。FBIは一体どういう訓練をしていればこうしたぐだぐだの流れになるのか、というご都合主義の展開。緊張した気持ちが一気に弛緩してしまう。そんなわけなので、後半の囚人と強盗団との撃ち合いにも緊迫感はなく、早く終わらないかな、という状態。評価2にしなかったのは、ストーリーは比較的分かりやすかったため。
【5段階評価】3
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