« (1815) キネマの天地 | トップページ | (1817) レポゼッション・メン »

2019年1月22日 (火)

(1816) 死の標的

【監督】ドワイト・H・リトル
【出演】スティーブン・セガール、キース・デビッド、ベイジル・ウォレス、トム・ライト、エリザベス・グレイセン
【制作】1990年、アメリカ

麻薬捜査官を引退した男が家族を守るため悪と戦う様子を描いたアクション作品。

麻薬捜査官のジョン・ハッチャー(スティーブン・セガール)は、捜査中に相棒チコ(リチャード・デルモント)を死なせ、女性を撃ち殺してしまったことから引退を決意。妹のメリッサ(エリザベス・グレイセン)ら家族と暮らすことにする。町にはジャマイカ系の麻薬密売組織がはびこっており、ジョンの親友のマックス(キース・デビッド)はそれを嘆くが、ジョンはもはや麻薬組織に関心を示さなかった。ところがジョンとマックスが酒場で飲んでいると、麻薬組織どうしの銃撃戦が始まる。ジョンはジャマイカ組織の一人、モンキー(マイケル・ラルフ)の逮捕に協力する。保釈金により解放されたモンキーは、二人組で車に乗ってメリッサの家を機関銃で銃撃。メリッサの娘、トレイシー(ダニエル・ハリス)が撃たれて重傷を負う。怒りに燃えるジョンは、モンキーを保釈したジミー・フィンガーズ(トニー・ジベネデット)を尋ね当て、黒幕の情報を得ようとするが銃を向けられたため反撃。彼の脳天を撃ち抜くと、その場にいたネスタ(ビクター・ロメロ・エバンズ)に黒幕の居場所を聞く。ネスタはボスを恐れ、部屋の窓を破って飛び降り自殺してしまう。組織のボス、スクリュー・フェイス(ベイジル・ウォレス)は二人の死を知って激怒し、ジョンと家族の抹殺を部下に命じる。彼らはメリッサを襲い、黒魔術の儀式を行う。電話で彼女の危機を悟ったジョンが家に到着したときには一味は退散していた。ジョンとマックスはジャマイカの組織のアジトに向かい、車で逃走する彼らを追って激しいカーチェイスを繰り広げる。彼らの車は宝石店につっこみ、ジョンは車を降りてきた連中を武術で痛めつける。一方のスクリュー・フェイスはジョンの車を大型トラックとトラクターショベルで挟み撃ちにすると、車の中に火炎瓶を投げ込む。間一髪でジョンは車から脱出する。
ジョンはジャマイカの黒魔術に詳しい女性、レスリー(ジョアンナ・パクラ)から、ボスを倒せば組織はあなたに従うはずだと助言され、スクリュー・フェイスを倒すことを決意。スクリュー・フェイスを追い続けていたジャマイカの警官チャールズ(トム・ライト)を仲間に入れ、サイレンサー付きの銃の改造などを一緒に行う。彼らはスクリュー・フェイスの邸宅のあるジャマイカに向かい、彼の殺害に成功する。
アメリカに戻った三人は組織のアジトにスクリュー・フェイスの首を持ち込み、町から立ち退くよう迫るが、突然チャールズの背後にスクリュー・フェイスが現れ、チャールズは後ろから腹を剣で貫かれ、殺されてしまう。黒魔術でスクリュー・フェイスが復活したかのように見えたが、実は彼は双子だった。ジョンは再びスクリュー・フェイスと戦い、彼を倒す。

アクションはそれなりに面白かった。しかし、ご都合主義の展開が鼻につき、話に乗りきれなかった。最たるシーンは、ジョンの車がトラックとトラクターショベルで挟まれ、スクリュー・フェイスが車内に火炎瓶を投げ込む際、直接本人のいる前方座席ではなく後部座席に瓶を投げ込んで立ち去るという場面。しかもトラックとトラクターショベルの運転手もいなくなっており、ジョンを殺すつもりなのか脅すだけのつもりなのか、意味が分からない。脅しにしては死んでもおかしくないやり方なので、明確な殺意があると言えるが、ではなんでジョンが逃げないよう最後まで見届けないのかというのが、まるで腑に落ちない。この時点で「ああ、この主人公が死なないパターンか」とけっこう冷めてしまった。まあ、007シリーズなどでもよくあることなので、こうした娯楽アクションで目くじらを立てても仕方ないのかもしれない。メリッサが殺されないのも不自然だし、ラストの方でジョンがいったん攻撃されて拘束されそうになるシーンも、まずは銃で撃つでもなく手足を切りつけて自由を奪うでもなく、ただぶん殴るだけという敵の無策ぶり。手に汗握る、というわけにはいかなかった。

【5段階評価】3

|

« (1815) キネマの天地 | トップページ | (1817) レポゼッション・メン »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価2の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (1816) 死の標的:

« (1815) キネマの天地 | トップページ | (1817) レポゼッション・メン »