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2019年1月15日 (火)

(1813) クレオパトラ

【監督】ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
【出演】エリザベス・テイラー、レックス・ハリソン、リチャード・バートン、ロディ・マクドウォール
【制作】1963年、アメリカ

エジプトの女王、クレオパトラの生涯を描いた作品。4時間を超える歴史大作。

ローマの武人カエサル(レックス・ハリソン)は、ポンペイウス討伐のため、エジプトに入り、プトレマイオス王に面会。王の命を狙ったために国を追われて死んだと説明されたクレオパトラが、カエサルの泊まった居室に絨毯にくるまれて運ばれてくる。クレオパトラは自分を王にせよとカエサルに交渉。カエサルはクレオパトラが気に入り、クレオパトラの暗殺を企んだ家臣を死刑に処し、クレオパトラと関係を持つ。妻はいたが息子のいなかったカエサルは、クレオパトラが我が子を産んだことを喜ぶ。
カエサルはローマに凱旋し、独裁者の称号を得る。クレオパトラは息子のカエサリオンとともにローマを訪れ、市民の歓迎を受ける。カエサルは独裁者の称号を得たが、実際には議会の承認を得ないといけないという名誉職の称号だった。カエサルは自らを皇帝にするよう議会を動かそうとするが、議会上で議員達に殺されてしまう。有名な「ブルータス、お前もか」のセリフは作品では聞くことができなかったのがちょっと残念。クレオパトラはカエサルの死を悲しむ。カエサルの部下のアントニオン(リチャード・バートン)は彼女を引き留めるが、クレオパトラはエジプトに帰る。
アントニオンはカエサルを殺した者達を討伐し、オクタビアヌス(ロディ・マクドウォール)に、レピドゥスとともにローマを統治しようと持ちかける。資金不足に悩むアントニオンは、クレオパトラと交渉しようとするが、クレオパトラはエジプトを出ないと言って交渉をいったん拒否。しかし、豪華な船でローマに現れ、船の中で話を聞くとアントニオンに告げる。アントニオンが船に乗り込むと、豪華な宴が始まる。アントニオンは酒に酔い、いつの間にか船の奥の寝室に消えたクレオパトラを探すと、以前から好きだったことを打ち明ける。クレオパトラもまた、12歳の頃からアントニオンが好きだったことを告白。二人は愛を誓う。
ところがエジプトに帰ったクレオパトラのもとに、アントニオンが別の女性と政略結婚したという知らせが届き、クレオパトラは悲嘆する。やがてアントニオンがクレオパトラのもとに政治交渉に訪れるが、クレオパトラはローマの領土の3分の1を要求。アントニオンはいったんはその要求を退けるものの、クレオパトラとともに暮らすことを望み、その要求を受け入れる。
オクタビアヌスはアントニオンがローマではなくアレクサンドリアに骨を埋めるつもりであるという書簡を入手。議会はエジプトに宣戦布告することを決定する。アントニオンはクレオパトラとともに海戦に臨む。アントニオンは自分の船が燃えながらも善戦するが、クレオパトラは、アントニオンが戦死したと聞かされ、クレオパトラは自分の船を引き上げさせてしまう。クレオパトラの船が遠ざかるのを見たアントニオンは、指揮官である自分の立場を忘れてクレオパトラの船を追いかける。クレオパトラはアントニオンに、死んだと聞かされたので船を退けたのだ、と泣いて詫びるが、アントニオンは自分は死んだ、と失意に沈む。
ローマ軍と戦うために前線に出たアントニオンは、部下のルフィオ(マーティン・ランドー)に朝の4時に起こすよう指示をするが、時間になっても誰も起こしに来ない。テントを出ると、いるはずの部隊は全くおらず、ルフィオが殺されていた。そこにローマ軍がやってくる。アントニオンは一人でローマ軍に突撃するが、ローマ軍は盾でアントニオンの剣をかわすだけで戦おうとしない。死に場所を失ったアントニオンは城に戻る。そこにいたクレオパトラの忠臣アポロドルス(チェザーレ・ダノーバ)に、クレオパトラは最期を迎える場所にいると聞かされ、彼女が死んだと考えたアントニオンは切腹自殺を図る。それを見たアポロドルスは嘘をついたと詫び、瀕死のアントニオンをクレオパトラの潜んでいた塔に運ぶ。アントニオンはクレオパトラに抱かれて息を引き取る。やがてローマ軍が城に入ってくる。オクタビアヌスは夜が明けたらローマに連れて行く、とクレオパトラに告げるが、彼女は蛇の毒で自害するのだった。

とにかく長い作品なのだが、映像は豪華絢爛。当然、CGなどない時代の作品なわけで、立派な神殿やら町の様子やら海戦やら、金に糸目を付けずに作った贅沢な作品。破格の制作費で二十世紀フォックスの経営が傾きかけたらしいというのもうなずける。
もう一つの見どころはエリザベス・テイラーの美貌。髪型や衣服がバリエーションに富んでいて、しかも胸の谷間を強調した衣装が多い。「クレオパトラの鼻が低かったら」なんていう話があるが「クレオパトラの胸が小さかったら」と言った方がよかったのでは、と思うほどで、男達がクレオパトラに会釈しているのか胸の谷間に会釈しているのかよく分からないシーンもあった。歴史をそれなりに学べるのもよかった。

【5段階評価】3

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