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2019年1月14日 (月)

(1811) 王様と私

【監督】ウォルター・ラング
【出演】デボラ・カー、ユル・ブリンナー、リタ・モレノ、レックス・トンプソン
【制作】1956年、アメリカ

シャム国王の宮殿に家庭教師として雇われた女性と国王との交流を描いたミュージカル。

未亡人教師のアンナ(デボラ・カー)は、息子のルイス(レックス・トンプソン)を連れてシャムにやってくる。シャムの国王(ユル・ブリンナー)の宮殿で子供達の家庭教師をするのが役目。一夫多妻制のため、国王には多くの王妃と子供がおり、アンナが到着した日も、タプティム(リタ・モレノ)という若い娘が王のもとに差し出されていた。アンナは王宮の外に住む家を確保してもらえるという約束であったが、宮殿に住むように言われ、クララホム首相(マーティン・ベンソン)が止めるのも聞かず、国王に直接抗議。国王は子供達を紹介し、その歓迎ぶりを見てアンナは王宮住まいを受け入れる。
タプティムは王宮の外にルンタ(カルロス・リバス)という恋人を残しており、アンナは二人の逢い引きを手助けする。
国王とアンナはたびたび意見をぶつけ合いながらも信頼関係を築く。イギリスの来賓の一人がアンナにかつて求婚した男で、男はアンナにダンスの相手を求めるが、国王はあからさまにそれを邪魔する。食事の場で、国王はタプティムが脚本を書いた演劇を披露する。その劇では、王の奴隷が恋人に会うため王宮を逃げ、それを追った王が仏陀の力で川で溺れ死ぬという内容。演劇の素晴らしさに来賓達は拍手喝采を浴びせ、タプティムをたたえようとするが、タプティムはルンタと王宮を抜け出し、駆け落ちしていた。
国王は王が死ぬという展開に不愉快になり、アンナに一夫多妻制の正当性を主張するが、アンナは女性が初めて男性にダンスに誘われるときのときめきを語り、国王とアンナはともにダンスをする。そこに家来が現れ、逃げていたタプティムを連れてくる。国王は、不貞を働いたタプティムに鞭を打とうとするが、アンナはそれを激しく非難。国王は鞭を投げ捨て、その場から走り去る。アンナはシャムを離れることを決意する。出発の日、アンナのもとに王妃(テリー・サウンダース)と第一王子のチュラロンコン(パトリック・アディアート)が現れ、王が今際の際にあると告げる。アンナとの一軒があって以来、睡眠も食事もとらず、衰弱しているというのだ。王妃の持ってきた国王のアンナ宛ての手紙には、アンナへの感謝の言葉が綴られており、アンナはそれを読んで涙する。アンナは床に伏せる国王に面会する。国王はチュラロンコン王子に、王になったら何をするかと尋ねる。王子は国王にひれ伏す風習をやめると宣言。その宣言を聞きながら、国王は息を引き取る。アンナは国王の手に頬を寄せるのだった。

「Shall We Dance? 」の曲が有名な作品。豪華なセットと衣装は見応えがある。劇中劇も伝統的なエスニックな踊りの要素を取り入れながら、スピーディな展開で飽きさせず、楽しかった。「アンナと王様」とは異なり、死別するというエンディング。個人的には「アンナと王様」の余韻のある終わり方のほうが印象に残った。

【5段階評価】3

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