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2018年12月22日 (土)

(1792) アイ・アム・サム

【監督】ジェシー・ネルソン
【出演】ショーン・ペン、ミシェル・ファイファー、ダコタ・ファニング
【制作】2001年、アメリカ

引き離された知的障害を持つ男性と娘の運命を描いた作品。

スターバックスでアルバイトをしているサム(ショーン・ペン)は、子供の出産に立ち会う。元気な女の子が産まれるが、サムとともに病院を出た母親はサムのもとから走り去ってしまう。ビートルズが好きなサムは、女の子にルーシー・ダイアモンドと名付け、近所のひきこもりのピアニスト、アニー(ダイアン・ウィースト)の協力を得ながら、娘を育てる。
7歳になったルーシー(ダコタ・ファニング)は、知能は低いがいつも一緒に遊んでくれる父親と楽しく暮らすが、やがて自分が父親の読めない単語を読めるようになっていることを自覚し、わざと単語を読めないふりをするなど、学習意欲にブレーキをかけるようになる。そのことを学校の先生から伝えられたサムは、ルーシーに父親としてちゃんと読むように命令。ルーシーは読書ができるようになる。
サムは、ルーシーの誕生日に友人やルーシーのクラスメートを呼び、サプライズパーティを仕込む。そこにケースワーカーの女性がやってくる。サムは慌てて女性を部屋に引き入れ、ルーシーの帰宅を待つが、クラスメートの男の子が騒いだため、無理矢理黙らせようとする。その様子をケースワーカーは子供への暴力と受け取ってしまう。ルーシーはサムから引き剥がされ、施設に保護されてしまう。サムは仲間の助言をもとに、弁護士事務所を訪ね、女性弁護士のリタ(ミシェル・ファイファー)に協力を依頼。リタ自身、息子との意思疎通に悩んでいる状態だったこともあり、プロボノとして無料で弁護を引き受けることにする。
保護側の弁護士は、7歳の知能しかないサムの父親としての能力の欠如をあげつらい、弁護に来たアニーに対しても、彼女が父親に性的暴力を受けていたことをほのめかしてパニック状態に陥らせるなど、冷酷な手段をとる。結局、ルーシーは里親(ローラ・ダーン)のもとに送られることになる。ルーシーを諦められないサムは、スターバックスの仕事以外の仕事をがんばってお金をため、ルーシーの住む家の近くに家を借りる。ルーシーは里親の家を抜け出てサムの家に向かう。やがて里親も、サムとルーシーの本当の愛を知り、二人がともに暮らすことを応援する側に回ることを約束するのだった。

知的障害を負う男性を演じるショーン・ペンの演技が絶妙。やりすぎると見苦しいし、控えすぎるとわざとらしくなる。そして子供役のダコタ・ファニングの演技も素晴らしい。年端もいかない女の子なのに、父親へのまなざしは、温かく見守っているかのように大人びている。サムの友達の男達も、本当の精神障害者のようで、とにかく俳優の演技力に魅せられる作品だった。

【5段階評価】4

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