(1782) 男と女
【監督】クロード・ルルーシュ
【出演】ジャン=ルイ・トランティニャン、アヌーク・エーメ
【制作】1966年、フランス
配偶者を亡くした男と女のラブ・ストーリー。「ダーバーダー、ダバダバダ、ダバダバダ」という曲「男と女」が有名な作品。
一人息子のアントワーヌ(アントワーヌ・シレ)を持つカーレーサーのジャン・ルイ(ジャン=ルイ・トランティニャン)は、寄宿舎に息子を預けに行く。その帰り、同じように娘のフランソワーズ(スアド・アミドゥ)を寄宿舎に預けに来た美しい女性、アンヌ(アヌーク・エーメ)を車に乗せる。二人は車の中で会話をし、ジャン・ルイは、次の日曜に寄宿舎に行く車に同乗しないかとアンヌを誘う。アンヌはスタントマンだった夫(ピエール・バルー)を事故で亡くしたことを打ち明け、土曜の昼に改めて電話が欲しいと電話番号を告げる。モンテカルロ・ラリーに向けた準備をしながら、ジャン・ルイはアンヌとの再会を楽しみにしていた。寄宿舎のあるドゥービルに向かった二人は、子供と一緒に食事をともにし、楽しい時間を過ごす。
ジャン・ルイはかつて、モンテカルロ・ラリーで事故を起こして意識不明の重体となり、妻のバレリー(バレリー・ラグランジュ)は錯乱して自殺してしまっていた。ジャン・ルイはまた過酷なレースに挑み、無事完走する。テレビでジャン・ルイの活躍を知ったアンヌは「ブラボー 愛してます アンヌより」と電報を打つ。祝賀会で電報を受け取ったジャン・ルイはいても立ってもいられず、アンヌのアパートに向かう。彼女は娘に会いにドゥービルに行っていた。そのまま車を走らせ、ドゥービルに到着したジャン・ルイは、アンヌと会い、二人は抱き合って喜ぶ。
二人はホテルのベッドで抱き合う。しかし、アンヌはベッドの中で前の夫を思い出していた。アンヌはジャン・ルイを拒絶する。ジャン・ルイは大人しく身を引き、電車で帰るというアンヌのために電車の時間を調べ、チェックアウトする。駅のホームでアンヌを見送ったジャン・ルイは、なぜこうなったのかと自問自答しながら車を走らせ、そのままアンヌの向かっているパリ駅を目指す。ホームに降りたアンヌは待っていたジャン・ルイを見つける。二人はまた強く抱きしめ合うのだった。
過去の思い出と現在とが入り交じりながら話が進んでいく。会話のシーンが多く、いろいろな曲が彩りを添えるおしゃれな作品。男というのは、やはり美人を見ると誘うものなのね、という気もした。
【5段階評価】3
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