(1780) 沈黙の戦艦
【監督】アンドリュー・デービス
【出演】スティーブン・セガール、トミー・リー・ジョーンズ、ゲイリー・ビジー、エリカ・エレニアック
【制作】1992年、アメリカ
乗っ取られた戦艦を守るために戦う元軍人の活躍を描いたアクション作品。一連のスティーブン・セガール作品に「沈黙」が冠されるようになる元祖となった作品。
戦艦ミズーリの引退式。アダムス艦長(パトリック・オニール)に付いているコックのライバック(スティーブン・セガール)が乗艦していた。クリス中佐(ゲイリー・ビジー)は艦長の誕生パーティのサプライズだと言って、キッチン・クルーを一カ所に集めるようライバックらに指示するが、ライバックは艦長が自分の料理以外を喜ぶはずはないと命令を拒否。クリスはライバックを冷蔵保管庫に閉じ込める。
やがてサプライズ・パーティのためのスタッフを乗せたヘリが着艦するが、乗っていたのは戦艦を乗っ取ろうとするストラニクス(トミー・リー・ジョーンズ)を指揮官とする集団と、何も知らずに同行したプレイメイトのジョーダン・テート(エリカ・エレニアック)だった。ヘリに酔ったジョーダンは巨大ケーキの中で寝てしまい、ストラニクスらは、ライブを開いて船員を集めると、彼らの上官を射殺し、残りを艦内の一室に幽閉する。
ライバックは、自分を殺しに来たストラニクスの手下を返り討ちにし、館内を探索。ケーキの中にいたジョーダンを発見し、行動をともにする。ストラニクスとクリスはぐるになって艦載兵器を闇市場で売りさばこうとしていたが、ライバックは次々と敵の一味を倒していき、兵器を無力化。キッチンの仲間を救い出すと、クリスらが逃走用に用いようとしていた潜水艦を主砲で撃沈。クリスは死亡する。作戦を踏みにじられたストラニクスも、ライバックとの一騎打ちに敗れ、命を落とす。ライバックはストラニクスがやけになって放った核ミサイルの無力化に成功。幽閉されていた船員たちも救出され、ライバックはジョーダンとキスを交わすのだった。
スティーブン・セガールの無敵のヒーローぶりに胸がすくアクション作品。セクシーなプレイメイトが行動をともにするというのは、いかにも娯楽作品という設定だが、さほど下品に肌をさらけ出したりお色気作戦で敵をおびき寄せたり、みたいなB級な展開はなく、男だらけのむさ苦しい場面設定に花を添えていた。
【5段階評価】3
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