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2018年10月

2018年10月30日 (火)

(1762) 殿、利息でござる!

【監督】中村義洋
【出演】阿部サダヲ、妻夫木聡、瑛太、千葉雄大、竹内結子、羽生結弦
【制作】2016年、日本

財政危機に陥った宿場町の人々が、藩主に金を貸し、利息で町を救おうと奮闘する時代劇。

仙台藩の宿場町、吉岡宿は、これといった産業もなく、伝馬役(てんまやく)の資金が尽き、町人の夜逃げが跡を絶たない状態。造り酒屋を営む穀田屋十三郎(阿部サダヲ)に窮状を訴えられた菅原屋篤平治(瑛太)は、藩主に金を貸して利息をもらえばいいと考える。十三郎は叔父の十兵衛(きたろう)に相談し、千両を集めることにする。肝煎の遠藤幾右衛門(寺脇康文)や大肝煎の千坂仲内(千葉雄大)、町の両替屋の遠藤寿内(西村雅彦)なども加わり、さらには十三郎の弟で、父親(山崎努)同様、守銭奴と思われていた浅野屋甚内(妻夫木聡)も計画に加わることになる。実は彼は守銭奴ではなく、父の代から、伝馬役の負担を減らすために質素倹約に努めていたのだった。
始めは却下された申し出も、ついに受け入れられ、町は栄えるようになるのだった。

タイトルがコミカルなのと、主演が阿部サダヲなので、「超高速! 参勤交代」のようなコメディを想像していたが、意外にもシリアスで感動的な作品だった。
実話に基づくということで、お涙ちょうだい的に人が犠牲になったりするような派手なシーンはないが、兄妹の絆、親子の絆が描かれ、清々しい作品。
仙台藩主役に羽生結弦が登場。割と堂々とした演技だった。

【5段階評価】3

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2018年10月29日 (月)

(1761) ドラえもん のび太と緑の巨人伝

【監督】渡辺歩
【出演】水田わさび(声)、大原めぐみ(声)、吉越拓矢(声)、堀北真希(声)、三宅裕司(声)
【制作】2008年、日本

藤子・F・不二雄原作漫画、ドラえもんの劇場版第28作。

裏山で木の苗を見つけたのび太(水田わさび)は、それを庭に植えようとするがお母さん(三石琴乃)に認められなかったため、ドラえもん(水田わさび)にお願いして植物自動化液で動物のように動けるようにしてもらう。のび太は苗木にキー坊と名付ける。
植物の国に入り込んだのび太達は、植物たちが人類を絶滅させようとしていることを知る。植物たちはキー坊を使って巨人を蘇らせようとするが、王女のリーレ(堀北真希)や長老ジィ(三宅裕司)の助けを借りてキー坊を救い出す。始めはキーキー、としか聞こえなかったキー坊の話し声をのび太達は理解できるようになる。植物たちは人類に地球の緑を大切にするための猶予を与えることに決める。キー坊はのび太とともに暮らす道ではなく、植物学者として宇宙を旅する道を選ぶ。キー坊とのび太達は涙の別れを告げるのだった。

ドラえもんが秘密道具をオーバーホールに出してしまって道具をあまり持っていないという設定で始まることもあって、秘密道具のわくわく感がなく、敵なのか味方なのか分からない植物たちが、なぜか人類を絶滅させるというとてつもない計画を進めるという展開にも今ひとつついて行けず、リーレのツンデレも理由が今ひとつ分からず、というままだったが、別れのシーンだけは感動的だった。

【5段階評価】2

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2018年10月28日 (日)

(1760) スーパーマンIV/最強の敵

【監督】シドニー・J・フューリー
【出演】クリストファー・リーブ、ジーン・ハックマン、サム・ワナメイカー、マーゴット・キダー
【制作】1987年、アメリカ

アメコミ・ヒーロー、スーパーマンと宿敵との戦いを描いたSF作品。

スーパーマンの仮の姿であるクラーク・ケント(クリストファー・リーブ)の勤める新聞社が、金儲け主義の男、デビッド・ウォーフィールド(サム・ワナメイカー)に買収され、その娘、レイシー(マリエル・ヘミングウェイ)が社長となる。
スーパーマンは世界平和のため、地上の核兵器を太陽に投げ込んで廃絶する計画を始める。悪者のルーサー(ジーン・ハックマン)が甥のレニー(ジョン・クライヤー)の協力により脱獄。スーパーマンの髪の毛を使ってニュークリアマン(マーク・ピロー)を生み出し、スーパーマンと戦わせる。スーパーマンは月を動かして日食を作り、ニュークリアマンの力を弱らせ、核融合炉にたたき落とし、ニュークリアマンを倒すのだった。

月面で戦ってみたり月を動かしたり、と派手な活躍をするわけだが、展開が漫画っぽすぎて(いや原作は漫画なんですけども)、今ひとつ乗り切れない作品だった。ぶっちゃけ亀仙人だって月なくしちゃうぐらいの力はあるわけだし。

【5段階評価】2

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2018年10月23日 (火)

(1759) 2010年

【監督】ピーター・ハイアムズ
【出演】ロイ・シャイダー、ジョン・リスゴー、ボブ・バラバン、ヘレン・ミレン、キア・デュリア
【制作】1984年、アメリカ

木星探査に向かった宇宙船の謎を追うSF作品。「2001年宇宙の旅」の続編。

アメリカの宇宙学者、ヘイウッド・フロイド(ロイ・シャイダー)は、ソ連の宇宙船レオーノフ号に乗り、人工知能HALを積んだ宇宙船ディスカバリー号を目指す。ディスカバリー号の船長、デボッド・ボーマン(キア・デュリア)は失踪しており、死亡していると考えられていた。
木星の衛星エウロパを無人探査したところ、葉緑体の成分が検出される。しかし、突然、レーザー光が放射され、探査は途中で途切れる。フロイドは生命体による妨害だと考える。
フロイドらはディスカバリー号を発見。船の設計者、ウォルター・カーナウ(ジョン・リスゴー)はディスカバリー号への潜入に成功。HALの開発者チャンドラ(ボブ・バラバン)が、HALを再起動する。ソ連の乗組員は、ディスカバリー号の近くにある巨大な板状の直方体モノリスに接近するが、突如、モノリスの表面にエネルギーが集まり、乗組員は吹き飛ばされてしまう。
チャンドラは、HALが暴走したのは、政府がHALに秘密を守れと指示を出し、それはHALに嘘をつけという意味になってしまったことから、HALは統合失調状態になったことを突き止める。
フロイドは、ボーマン船長の思念から「2日以内に立ち去れ」という指示を聞く。米ソの関係悪化により、レオーノフ号からディスカバリー号に移っていたフロイドは、再びレオーノフ号に乗り込み、ターニャ・カーバック船長にそのことを告げ、ディスカバリー号を推進用に用いて途中で切り離す作戦を立てる。船長はフロイドに従い、脱出を決意。チャンドラは、HALに指令を告げる。HALはなぜモクセイを観察せずに移動するのか、とチャンドラに質問し、答えがなければ船を動かせないと言い出す。チャンドラは、ディスカバリー号を途中で放棄することを正直に告げる。HALは答えに納得し、指示通りに船を発信させる。ディスカバリー号に入り込んだボーマン船長の思念は、メッセージを発信する。それはエウロパを除いて世界はあなたたちのものだ、ただしエウロパには着陸するなというものだった。木星は大量のモノリスが発生し、爆発して恒星となる。エウロパにはやがて植物が生い茂り、それを見守るように、モノリスが建っているのだった。

前作よりは分かりやすい展開だったが、それでも、攻撃してくるエネルギーの正体や、地球で起きるボーマン船長の幻影など、なかなか解釈の難しいシーンもあった。木星が恒星となり、エウロパに生命が誕生するという壮大な展開は面白かったが、物理的にありうることなの、みたいなのはちょっと気になった。

【5段階評価】3

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2018年10月18日 (木)

(1758) スーパーマンIII/電子の要塞

【監督】リチャード・レスター
【出演】クリストファー・リーブ、リチャード・プライアー、ロバート・ボーン
【制作】1983年、アメリカ、イギリス

アメコミ・ヒーロー、スーパーマンの実写映画化作品第3弾。暴走コンピュータと戦うスーパーマンの活躍を描く。

新聞記者のクラーク・ケント(クリストファー・リーブ)は、本当はクリプトン星生まれの正義の味方、スーパーマン。高校の同窓会に向かった彼は、同級生だった女性、ラナ・ラング(アネット・オトゥール)と再会。シングルマザーの彼女とケントは急速に親しくなる。
失業者のガス・ゴーマン(リチャード・プライアー)は、仕事に就くためコンピュータプログラムの勉強を始め、才能を開花させる。自社の社員の給料の1/2セントを自分のものにするプログラムを作り、私腹を肥やそうとするが、社長のロス・ウェブスター(ロバート・ボーン)に見つかる。しかしロスは、ガスの才能を買い、気象衛星を操ってコロンビアに大雨を降らせ、自社の扱うコーヒー豆の価格操作をしようとする。作戦はうまく行きかけたが、スーパーマンがコロンビアの大雨を阻止し、作戦は失敗。ロスはスーパーマンの弱点であるクリプトナイトの合成をガスに依頼。ガスは軍人のふりをしてスーパーマンに記念品として合成したクリプトナイトを手渡す。スーパーマンはそのせいで、正義の味方から自分の欲望に沿って生きるようになってしまう。しかし、スーパーマンの中の善と悪が戦い、善が勝利。スーパーマンは自我を取り戻す。ロスとガスは、万能のコンピュータを造り上げ、スーパーマンを迎え撃つ。ロスとその妻のベラ(アニー・ロス)はスーパーマンにクリプトナイトの光線を浴びせてスーパーマンを殺そうとするが、悪人になりきれないガスはスーパーマンを助けようとする。しかし、コンピュータは暴走して自ら電気を得て人々を攻撃し始める。スーパーマンはコンピュータに強い酸をかけて無力化し、ロスの野望は潰えるのだった。

タイトルは聞いたことがあったが、こんな駄作だとは思わなかった。コメディはB級。同級生とのラブ・ロマンスはストーリーに絡まない。定職に就いていないガスがコンピュータを操るのも不可解だし、そもそも気象衛星で天気を操作するって、気象衛星はそういう目的の衛星じゃないから。相当とんでもない作品で、スーパーマン地に墜ちると言っても過言ではないできばえで、逆に驚いた。

【5段階評価】2

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2018年10月17日 (水)

(1757) ファインディング・ドリー

【監督】アンドリュー・スタントン、アンガス・マクレーン
【出演】エレン・デジェネレス(声)、エド・オニール(声)、アルバート・ブルックス(声)
【制作】2016年、アメリカ

CGアニメ「ファインディング・ニモ」の続編。物忘れの激しいナンヨウハギが、生き別れた両親を探す冒険譚。

カクレクマノミのマーリン(アルバート・ブルックス)のニモ(ヘイデン・ローレンス)探しを手伝ったナンヨウハギのドリー(エレン・デジェネレス)は、かつて水族館で暮らしていた両親と生き別れていた。ふとしたことで記憶の片鱗が蘇ったドリーは、わずかな記憶を頼りに両親捜しの旅に出る。彼女を心配したマーリンとニモも行動をともにするが、ドリーは途中で人間に捕まり、海洋生物研究所に送り込まれる。そこでミズダコのハンク(エド・オニール)と仲良くなったドリーは、協力してドリーの両親の居場所を探す。
巨大水槽にたどりついたドリーだったが、両親はいなかった。排水溝から水槽の外に出たドリーはマリーン、ニモと再会。3匹は両親が行ったという隔離棟にたどりつくが両親はおらず、ドリーは隔離棟の外へ、マーリンとニモのいる水槽はトラックに運び込まれてしまう。外の海に出たドリーは、貝殻を頼りについに両親と再会。ドリーはマーリンとニモを救うため、2匹の乗ったトラックを追う。ラッコの協力でマーリンとニモは海に戻ることに成功。マーリン一家とドリー一家は仲よく暮らすのだった。

物忘れの激しいドリーへの共感がなかなか難しく、今ひとつ設定に乗り切れなかったのだが、タコのハンクの擬態は楽しかった。マーリンとニモが、カメオ出演ではなく、しっかりとストーリーにからんでいるのもよかった。

【5段階評価】3

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2018年10月 8日 (月)

(1756) ボクの妻と結婚してください。

【監督】三宅喜重
【出演】織田裕二、吉田羊、原田泰造、込江海翔、高島礼子、大杉漣、小堺一機
【制作】2016年、日本

余命わずかとなった放送作家が妻の再婚相手を自ら探し出すさまを描いた作品。

バラエティの放送作家、三村修治(織田裕二)は、膵臓がんに冒され、残りの命がわずかだと医者に宣告される。彼は愛する妻、彩子(吉田羊)と息子の陽一郎(込江海翔)にそれを隠し、残された家族のためにできることを考え、妻の再婚相手を見つけることを思いつく。
婚活パーティでいい男がいないか探していた修治は、知人の知多かおり(高島礼子)に会う。彼女は再婚希望者向けの結婚相手紹介サービスの社長をしていた。修治はかおりに正直に、自分の余命が限られており、妻の再婚相手を探したいと告げ、かおりは協力を約束する。
修治はごまかしながら彩子から好みを聞き出し、かおりに提出。やがて、インテリア会社の社長、伊東正蔵(原田泰造)に白羽の矢が立つ。修治はかおりの部下と身分を偽り、正蔵に接近。はじめは結婚に興味のなかった正蔵に結婚のよさを説き、やがて正蔵は彩子に会うことを決める。同時に修治は、わざと若手タレントと仲よさそうにしている場面を彩子に目撃させ、帰宅。彼を咎めた彩子に離婚届をつきつける。彩子はショックを受けるが、修治の残した鞄の中にあったメモ帳から、彼が余命幾ばくもないことを知る。修治は自分の病気のことを彩子に告白。再婚相手を見つけたからお見合いをしてくれ、と彩子に頼む。彩子は治療に専念して家族と一緒にいてほしいと、その頼みを拒否する。
修治の行った不倫の狂言が週刊誌に載ってしまい、正蔵は修治が自分を騙していたことを知る。正蔵のもとに向かった修治は、自分の命が残りわずかであることを告げて涙ながらに妻に会ってくれと訴えるが、正蔵はなかったことにしてくれ、と言ってその場を後にする。
そんな修治のもとにかおりから電話がかかる。正蔵が彩子に会うと言ってきたというのだ。修治は正蔵と彩子を会わせ、二人は修治と一緒にデートをするという条件で交際することを決める。やがて修治の病状は悪化。修治の頼みで、彩子は正蔵と結婚式のリハーサルを行う。父親のように、彩子を連れてバージンロードを歩む修治は、精一杯の賛辞を妻に送り、正蔵に妻を委ねる。正蔵は「謹んでお受けします」と修治に告げる。
時が経ち、彩子は正蔵とレストランで会っていた。彩子は修治は帰らぬ人となったことを正蔵に告げる。実は彩子と正蔵は、結婚をするつもりはなかった。彩子は、修治を満足させるため、正蔵に頼み込んで彩子の再婚相手役を演じてもらっていたのだった。正蔵は満足そうな笑顔で、いつかは結婚をしたいと彩子に告げる。彩子は息子とともに新たな人生を歩み始めるのだった。

タイトルだけをみると、なんとも下世話な印象なのだが、泣けた。芝居がかっていると言われればそれまでだが、織田裕二や吉田羊、そして子役の込江海翔の感情を押し殺しながらもあふれ出る嗚咽のシーンなんかは、やはり胸にぐっときた。
最初の候補者の正蔵が、実はとんでもない男で、といったドタバタの展開も予想したが、正蔵は終始、いい人だった。

【5段階評価】4

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2018年10月 7日 (日)

(1755) ズートピア

【監督】リッチ・ムーア、バイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュ
【出演】ジニファー・グッドウィン(声)、ジェイソン・ベイトマン(声)、ジェニー・スレイト(声)
【制作】2016年、アメリカ

憧れの警察官になったウサギが悪と戦う様子を描いた3DCGアニメ作品。

肉食獣と草食獣が共存する世界、ズートピア。しかし、警察官になるのは大型の動物ばかりだった。ウサギのジュディ・ホップス(ジニファー・グッドウィン)は、憧れだった警察官になるが、任されたのは駐車禁止の取り締まり。がんばって取り締まりの任務に就いていたジュディは、キツネのニック(ジェイソン・ベイトマン)と知り合う。キツネはずる賢いというイメージ通り、彼は相棒のフィニック(タイニー・リスター・Jr.)とともに、せしめたアイスを溶かして固め直し、アイスキャンディーにして売っていた。ジュディはそれを責めるが、ニックは意に介さない。
相変わらず駐車禁止を取り締まっていたジュディは、町で泥棒を発見。慌ててそれを追いかけるが、ボゴ署長(イドリス・エルバ)からは職務放棄を咎められる。そこにカワウソのオッタートン夫人(オクタビア・スペンサー)が現れ、行方不明の夫を探して欲しいと捜査を依頼。ジュディはその役目を買って出るが、ボゴ署長は、48時間以内に事件を解決しなければクビにすると宣告する。
ジュディは、ニックに協力させて捜査を開始。行方不明の夫エミットが、車の中で突如、凶暴化したという話を聞く。手がかりを求めて運転手のマンチャス(ジェシー・コーティ)に会いに行くが、彼もまた凶暴化して二人に襲いかかる。何とか難を逃れたジュディとニックは、防犯カメラの映像を頼りに、マンチャスが車で運び込まれた施設に侵入。中には凶暴化した肉食獣が檻に入れられていた。そこにライオンハート市長(J.K.シモンズ)が現れる。ジュディは市長をスマホで撮影し、市長は逮捕される。記者会見でジュディは、肉食獣だけが凶暴化しており、ほかの肉食獣も凶暴化する恐れがあると素直に話してしまう。それを聞いたニックは失望してジュディのもとを去ってしまう。自分が世の中をよくするどころか、肉食獣と草食獣の関係を悪化させてしまったことに気づいたジュディは、警察官のバッジを置いて地元に帰る。力なく両親と野菜を売っていたジュディは、かつて自分をいじめていたキツネのギデオン(フィル・ジョンストン)との会話から、凶暴化の鍵は、「夜の遠吠え」と呼ばれている植物の毒にあることに気づく。事件の黒幕は、副市長のベルウェザー(ジェニー・スレイト)だった。ジュディは、野望を語るベルウェザーの声を録音し、ニックと協力してベルウェザー逮捕にこぎつける。
詐欺師だったニックは、警察官となり、ジュディとバディを組んで町のパトロールに向かうのだった。

どんでん返しのある推理ものの展開。子供には若干、難しい内容かもしれない。可もなく不可もなく、というできばえだった。

【5段階評価】3

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2018年10月 2日 (火)

(1754) 摩天楼はバラ色に

【監督】ハーバート・ロス
【出演】マイケル・J・フォックス、ヘレン・スレイター、リチャード・ジョーダン、マーガレット・ホイットン
【制作】1987年、アメリカ

大都会ニューヨークで成功をつかみ取る青年の活躍を描いたラブコメディ。

カンザス育ちの青年、ブラントリー(マイケル・J・フォックス)は、大きな成功を夢見てニューヨークに向かう。ところが就職予定だった会社は買収により、彼は働くことなく解雇。母親に教わったおじ、ハワード・プレスコット(リチャード・ジョーダン)のもとに向かい、必死の説得で彼の会は、ペンローズ社で雇ってもらうことになる。ところが職場はメールルーム。彼はメールを盗み読みしながら、非効率的な経営内容に気づき、自ら改善策を勉強しはじめる。
ブラントリーは、創業者の娘であるベラ(マーガレット・ホイットン)の臨時運転手をすることになる。不機嫌だったベラの機嫌をうまくとったブラントリーは彼女に気に入られる。ベラはブラントリーを出世させてやろうと言うが、ブラントリーは自力で出世する、と明るく夢を語る。そこにベラの夫が帰ってくる。夫はハワードだった。ベラはブラントリーのおばだった。ブラントリーはハワードに見つからないよう、慌てて部屋を飛び出す。
メールをブラントリーが空室だった重役用の執務室に何気なく入ると、そこに電話がかかる。彼は重役のふりをして相手に堂々と指示を出し、相手もその言葉を待っていた、と励まされる。自信を付けたブラントリーは、重役カールトン・ウィットフィールドと名乗り、勝手に部屋を使いはじめ、彼が一目惚れした美人の重役、クリスティ(ヘレン・スレイター)の出席する会議にずうずうしく出席。買収工作を打破するため、工場閉鎖と経費削減を訴えるクリスティに対し、ブラントリーは積極策を主張する。ハワードは、不倫中だったクリスティからウィットフィールドの話を聞き、彼の情報を盗み見るよう指示。クリスティはブラントリーと話し合い、彼の魅力に惹かれていく。ブラントリーを愛するようになったクリスティは、ハワードに別れを切り出すが、ハワードは自分の家で作戦会議をすると言って、クリスティらを家に招く。ブラントリーもベラに招かれる。ブラントリーは、自分がウィットフィールドであることをハワードに対してなんとか隠し続けるが、その晩、止まっているクリスティの部屋に忍び込んだブラントリーは、彼女がウィットフィールドの資料を盗んでいたことを知ってショックを受ける。そこにハワードも忍び込み、ブラントリーの部屋に向かっていたクリスティやベラも部屋にやってきて鉢合わせとなり、ブラントリーがウィットフィールドになりすましていたこと、クリスティがハワードの不倫相手でウィットフィールドの情報を得ようとしていたことなどが互いにバレてしまう。ブラントリーとクリスティは会社を首になる。
ペンローズ社では、買収を仕掛けてきたダベンポート(フレッド・グウィン)とハワードが会議を行っていた。防戦一方のハワードが、何とか自分の解雇は免れたとほっとしているところに、ブラントリーとクリスティが現れる。彼はなんと、パーティ会場で知り合った大物実業家を資金源として、ダベンポートの会社の株を購入。さらにベラもペンローズ社の株主となってハワードを解雇。ペンローズ社は買収を免れ、ブラントリーが新社長となる。ブラントリーとクリスティは、熱い口づけをかわすのだった。

分かりやすいサクセスストーリーだが、ただの貧乏人が運だけで成功するという話ではないところがよい。ブラントリーは、しばしば夜中も一生懸命、一人でまじめにビジネスのアイディアを出そうと苦労していて、決して女の尻ばかり追いかけているわけではない。その努力があってこそ、クリスティは彼の魅力に惹かれ、パーティに来た大物たちも彼の話に関心を示す。そこをきちんと表現しているのは好感が持てた。
ちなみに邦題の「摩天楼」は「ニューヨーク」と読む。

【5段階評価】4

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