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2018年10月 8日 (月)

(1756) ボクの妻と結婚してください。

【監督】三宅喜重
【出演】織田裕二、吉田羊、原田泰造、込江海翔、高島礼子、大杉漣、小堺一機
【制作】2016年、日本

余命わずかとなった放送作家が妻の再婚相手を自ら探し出すさまを描いた作品。

バラエティの放送作家、三村修治(織田裕二)は、膵臓がんに冒され、残りの命がわずかだと医者に宣告される。彼は愛する妻、彩子(吉田羊)と息子の陽一郎(込江海翔)にそれを隠し、残された家族のためにできることを考え、妻の再婚相手を見つけることを思いつく。
婚活パーティでいい男がいないか探していた修治は、知人の知多かおり(高島礼子)に会う。彼女は再婚希望者向けの結婚相手紹介サービスの社長をしていた。修治はかおりに正直に、自分の余命が限られており、妻の再婚相手を探したいと告げ、かおりは協力を約束する。
修治はごまかしながら彩子から好みを聞き出し、かおりに提出。やがて、インテリア会社の社長、伊東正蔵(原田泰造)に白羽の矢が立つ。修治はかおりの部下と身分を偽り、正蔵に接近。はじめは結婚に興味のなかった正蔵に結婚のよさを説き、やがて正蔵は彩子に会うことを決める。同時に修治は、わざと若手タレントと仲よさそうにしている場面を彩子に目撃させ、帰宅。彼を咎めた彩子に離婚届をつきつける。彩子はショックを受けるが、修治の残した鞄の中にあったメモ帳から、彼が余命幾ばくもないことを知る。修治は自分の病気のことを彩子に告白。再婚相手を見つけたからお見合いをしてくれ、と彩子に頼む。彩子は治療に専念して家族と一緒にいてほしいと、その頼みを拒否する。
修治の行った不倫の狂言が週刊誌に載ってしまい、正蔵は修治が自分を騙していたことを知る。正蔵のもとに向かった修治は、自分の命が残りわずかであることを告げて涙ながらに妻に会ってくれと訴えるが、正蔵はなかったことにしてくれ、と言ってその場を後にする。
そんな修治のもとにかおりから電話がかかる。正蔵が彩子に会うと言ってきたというのだ。修治は正蔵と彩子を会わせ、二人は修治と一緒にデートをするという条件で交際することを決める。やがて修治の病状は悪化。修治の頼みで、彩子は正蔵と結婚式のリハーサルを行う。父親のように、彩子を連れてバージンロードを歩む修治は、精一杯の賛辞を妻に送り、正蔵に妻を委ねる。正蔵は「謹んでお受けします」と修治に告げる。
時が経ち、彩子は正蔵とレストランで会っていた。彩子は修治は帰らぬ人となったことを正蔵に告げる。実は彩子と正蔵は、結婚をするつもりはなかった。彩子は、修治を満足させるため、正蔵に頼み込んで彩子の再婚相手役を演じてもらっていたのだった。正蔵は満足そうな笑顔で、いつかは結婚をしたいと彩子に告げる。彩子は息子とともに新たな人生を歩み始めるのだった。

タイトルだけをみると、なんとも下世話な印象なのだが、泣けた。芝居がかっていると言われればそれまでだが、織田裕二や吉田羊、そして子役の込江海翔の感情を押し殺しながらもあふれ出る嗚咽のシーンなんかは、やはり胸にぐっときた。
最初の候補者の正蔵が、実はとんでもない男で、といったドタバタの展開も予想したが、正蔵は終始、いい人だった。

【5段階評価】4

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