(1744) ロード・オブ・クエスト ドラゴンとユニコーンの剣
【監督】デビッド・ゴードン・グリーン
【出演】ダニー・マクブライド、ジェームズ・フランコ、ナタリー・ポートマン、ジャスティン・セロー
【制作】2011年、アメリカ
フィアンセを魔法使いに奪われた王子と弟の戦いをファンタジーコメディ。
とある国の王家の次男であるサディアス(ダニー・マクブライド)は、勇敢な兄のファビアス(ジェームズ・フランコ)とは対照的なひねくれた性格。家来のコートニー(ラスマス・ハーディカー)を連れ、下品な冗談を言う日々。ファビアスが魔法使いのリザー(ジャスティン・セロー)の居城に攻め込み、幽閉された他国の王女ベラドンナ(ズーイー・デシャネル)を救い出して城に連れ帰る。挙式の日、城にリザーが現れ、強い魔力でファビアスの力を封じ、ベラドンナを奪い去ってしまう。タリアス王(チャールズ・ダンス)はサディアスに対し、兄についてベラドンナを連れ戻す旅に出るよう命じる。
ファビアスに付いていた家来たちは、リザーの側に寝返っており、ファビアスとサディアス、そしてコートニーは3人で旅をすることになる。途中、女戦士のイザベル(ナタリー・ポートマン)と合流した3人だったが、ファビアスはリザーの手下にさらわれてしまう。サディアスはイザベルとともに、リザーを倒せるというユニコーンの剣を手に入れ、リザーの城に乗り込む。城に捕らわれていたファビアスを助け出したサディアスは、剣をファビアスに託す。ファビアスはリザーの体を剣で貫き、リザーを倒す。
サディアスはイザベルを城に招こうとするが、イザベルは断る。しかし、ファビアスとともに城に凱旋したサディアスのもとに、イザベルが現れる。二人は、イザベルに貞操帯を付けた魔女を倒しに行くことを誓うのだった。
子供が観るには台詞が下品。大人が観るには剣と魔法のファンタジーに過ぎる。狙った客層のよく分からない作品。しかも、「ブラック・スワン」でアカデミー主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマンが出演して、このB級感。最初、ナタリー・ポートマンに似た別の女優なのかと思った。なんとも残念な作品だった。日本未公開というのも仕方ないのだった。
【5段階評価】3
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