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2018年8月20日 (月)

(1741) 猛獣大脱走

【監督】フランコ・E・プロスペリ
【出演】ジョン・アルドリッチ、ロレーヌ・ド・セル、ウーゴ・ボローニャ、ルイーザ・ロイド
【制作】1983年、イタリア

動物園か逃走した猛獣に襲われる人々を描いた動物パニック映画。

大都会。排水は白く泡立ち、何かに汚染されているようだった。その水を動物園の猛獣たちが口にしていた。
夜、車の中でいちゃいちゃしているカップルは、いつの間にか車の周囲に大量のドブネズミがいることに気づく。カップルにネズミが群がり、無残に食い殺されてしまう。動物学者のリップ博士(ジョン・アルドリッチ)は、ウェルナー警部(ウーゴ・ボローニャ)から事件の知らせを受け、現場に向かう。彼は数匹のネズミを採取する。動物園では、コンピュータ管理による猛獣の柵が故障。興奮したゾウやトラ、ライオンなどの猛獣がオリを抜け出し、動物園の監視員を殺害。リップ博士は調査を開始する。町では、興奮したゾウに人々が踏み殺されたり、パニック状態となる。
博士の知り合いのローラ(ロレーヌ・ド・セル)は、娘のスージー(ルイーザ・ロイド)を迎えに行くため、夜の地下鉄に向かうが、ゾウが空港の滑走路に侵入し、着陸の事故によって大停電が起き、地下鉄が止まってしまう。車両の中にドアガラスを破ってトラが侵入。ローラは泣き叫ぶ少女を抱きかかえて虎から逃げる。そこにリップ博士が麻酔銃を持って現れ、トラは捕獲される。スージーのいるバレー教室にもシロクマが乱入。先生の一人が襲われ、子供たちはもう一人の先生と教室の一つに逃げ込む。
リップ博士の調査により、水道水にPCPという麻薬が溶け込んでいることが判明。それによって動物が一時的に興奮状態になっていたのだった。やがて動物の興奮は冷め、電気も復帰して町は平穏を取り戻したかに見えた。しかし、ローラがスージーを迎えに行き、隠れていた部屋に入ると、子供の一人が笑いながらナイフを持って絵に描かれた人の顔を何度も突き刺していた。そして床には、血まみれになった先生の死体が。子供たちも、水道の水を飲んでいたため、動物たちと同じような興奮状態になっていたのだ。たまたまコーラで喉の渇きをうるおしていたスージーは冷静さを保っており、ローラとともに部屋を脱出。リップ博士とローラは、またニューヨークや東京のような大都市で同じことが起きるかも知れないと警鐘を鳴らすのだった。

この作品をB級映画と断じるのはたやすいが、特撮は作り込まれており、殺戮された人々の死体はただ血糊で塗っただけではなく食われた痕跡があったし、く町に放たれた猛獣のシーンも本物。エンディングも、よく分からないおバカな退治をするのではなく、世の中に警鐘を鳴らす実話のような終わり方。B級作品を観た後によく感じる、「面白いっちゃ面白かったけど、くだらないことに時間を使ったな」という感じではなかった。午後のロードショウでよくやるアナコンダや巨大シャークのたぐいとは一線を画していた。
本作がイタリア映画で、登場する町も匿名だがアメリカではなさそうな割に、登場人物の話すのは全て英語。世界に売ろうとするとこうなるということなのかな。

【5段階評価】4

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