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2018年8月17日 (金)

(1738) 危険な情事

【監督】エイドリアン・ライン
【出演】マイケル・ダグラス、グレン・クローズ、アン・アーチャー、エレン・H・ラッツィン
【制作】1987年、アメリカ

浮気相手の女性に狙われた男性の身に起こる恐怖を描いたサスペンス。

弁護士のダン・ギャラガー(マイケル・ダグラス)は、寿司パーティで見かけた女性、アレックス・フォレスト(グレン・クローズ)と職場で再会。妻のベス(アン・アーチャー)と幼い娘のエレン(エレン・H・ラッツィン)が泊まりで外出していたこともあり、ダンは軽い気持ちでアレックスを飲みに誘う。カフェで話しているうちに、お互いに男女の関係を求める会話の流れになり、ダンはそのままアレックスの家を訪ね、そこで激しい情事にふける。一夜限りのつもりだったダンだったが、自宅にアレックスから電話がかかってくる。仕事と犬の散歩を理由に断るダンだったが、熱心なアレックスの誘いに負け、再び彼女の部屋を訪ねる。情事のあと、ダンは帰宅しようとするが、アレックスはダンを帰したくないあまり、リストカットしてしまう。彼女の世話をするため、ダンはまた一晩、彼女と過ごすことになる。翌日、大人しくなったアレックスを置いて帰宅するが、アレックスはその後もダンに接触を継続。仕方なくダンが再会すると、アレックスは妊娠したと彼に告げる。それは事実のようだった。ダンは家の電話番号を変え、引っ越しを決意。ダンと連絡が取れないアレックスは、あろうことか、ダンの今の家の購入希望者となってベスに接触し、連絡先を手に入れる。

引っ越しを終え、娘のほしがっていたウサギを手に家に帰ろうとするダンを、アレックスはひっそりと尾行。アレックスは、ウサギを殺してギャラガー家のコンロの鍋に放り込む。ついにダンは、ベスに本当のことを告げる。ベンは激怒するが、状況を理解し、アレックスに対して電話で「家族に近寄ったら殺す」とすごむ。ところがアレックスは、幼稚園からエレンを連れ去り遊園地に勝手に連れて行く。娘がいなくなって半狂乱になったベスは、車で追突事故を起こしてしまう。怒り狂ったダンはアレックスの部屋に乗り込み、逃げ惑うアレックスの首を絞めるが、ギリギリのところで思いとどまる。今度は包丁を持ったアレックスがダンに襲いかかるが、ダンはそれをはねのけ、包丁を奪い取ると、それを棚の上にゆっくりと置き、部屋を後にする。

病院から自宅に戻ったベスが浴室でバスタブに湯を張っていると、いつの間にか包丁を持ったアレックスが部屋に侵入。ベスの叫び声に気づいたダンは格闘の末、アレックスを湯船に沈める。それでも起き上がってきたアレックスに、最後はベスが拳銃でとどめを刺す。
事件は終わりを迎え、警察の帰った室内で、ダンとベスはほっとして抱き合う。サイドボードの上には、ギャラガー一家の微笑ましい写真がある。このまま一家に幸せが訪れるのかは、誰にも知るよしがないのだった。

浮気は人生を、家族を狂わせる。そう思わせるのに十分な怖さを感じさせてくれる一作。たしかにグレン・ローズ演じる女性、アレックスは怖い。常軌を逸している。しかし、結婚して幸せな家族を持ちながら、別の女性と浮気をする男性に、お前は常軌を逸しているなどと言う資格はあるのか。浮気自体が、常軌を逸した行動ではないのか。浮気相手が自分を相手にしてくれないとき、大人しく引き下がるのが常識で、必死にすがりつくのが非常識などと、誰が言えるのか。1987年という古い作品だが、今にも通用する普遍的なテーマを扱った古典的な作品だろう。

【5段階評価】4

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