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2018年5月

2018年5月22日 (火)

(1713) チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密

【監督】デビッド・コープ
【出演】ジョニー・デップ、グウィネス・パルトロウ、ユアン・マクレガー、ポール・ベタニー
【制作】2015年、アメリカ

イギリスの貴族が借金返済を賭けて盗まれた名画の謎に挑むコメディ・サスペンス。

口ひげを生やし始めたチャーリー・モルデカイ(ジョニー・デップ)は、従者のジョック(ポール・ベタニー)を従える落ち目の貴族。800万ポンドの借金を抱えていた。絵画の修復士の女性が殺され、名画が盗まれる。MI5のアラステア・マートランド(ユアン・マクレガー)は、絵画に詳しいチャーリーに捜査協力を依頼。チャーリーの妻、ジョアンナ(グウィネス・パルトロウ)も、自分に気のあるマートランドを籠絡し、調査を始める。
絵画には秘密口座の番号が記されており、テロリストやロシアのマフィアも絵画を狙う。チャーリーはアメリカの富豪、クランプ(ジェフ・ゴールドブラム)にロールスロイスを届ける。絵画はロールスロイスの屋根に隠されていた。クランプは絵画を自慢するためのパーティを開くが、彼は殺害される。テロリストのエミル・ストラーゴ(ジョニー・パスボルスキー)が、クランプの娘ジョージナ(オリビア・マン)とぐるになって絵画を奪ったのだった。チャーリーとジョアンナ、アラステアがそれを追うが、絵画は焼失してしまう。ところがジョアンナは、自分が調べていた公爵(マイケル・バーン)の屋敷にあることに気づき、チャーリーと絵画を盗み出す。チャーリーは絵画をオークションに出し、借金を返済。しかし、それは偽物だった。二人は本物を屋敷のバスルームに飾り、バスタブの中で作戦の成功を祝うのだった。

ジョニー・デップが非力なやさおとこを演じており、主人公なのにヒーロー感がなく、爽快さがない。話も今ひとつ分かりづらく、アクションも中途半端。何をやりたかった映画なんだろう、という疑問が終始消えない内容だった。

【5段階評価】2

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2018年5月19日 (土)

(1712) ヘルレイザー2

【監督】トニー・ランデル
【出演】アシュレイ・ローレンス、クレア・ヒギンズ、イモジェン・ボアマン、ケネス・クランハム
【制作】1988年、イギリス、アメリカ

死者の復活を巡って戦う少女の活躍を描いたホラー。「ヘル・レイザー」の続編。

謎のパズルボックスに取り憑かれた男に父親を殺されたカースティ(アシュレイ・ローレンス)は、病院に入院していた。彼女は悪魔に取り憑かれて死んだジュリア(クレア・ヒギンズ)の復活を恐れ、ジュリアが死んだ時に横たわっていたマットレスを処分するよう懇願するが、病院には精神疾患と見なされ、話を信じてもらえなかった。しかし病院長のチャナード(ケンス・クランハム)は、マットレスを自宅に運び込み、そこに精神錯乱を起こした男を連れ込み、彼の血をマットレスに注ぐ。マットレスからジュリアが復活する。
ジュリアはチャナードに取り入り、復活をもくろむ。それに気づいたチャナードの部下カイル(ウィリアム・ホープ)はカースティの話を信じ、二人でチャナードの自宅に忍び込むが、カイルはジュリアに生き血を吸い取られて死んでしまう。
チャナードはパズルボックスを入院患者の少女、ティファニー(イモジェン・ボアマン)を使って、魔物を呼び寄せる。チャナードの家にラビリンスが出現。チャナードはジュリアに導かれ、彼自身が魔道士(セノバイト)と化す。カースティはティファニーとともにラビリンスからの脱出をもくろむ。ジュリアはカースティとティファニーを追うが、彼女は異界に吸い込まれていく。セノバイトとなったチャナードは病院の入院患者を惨殺し、ラビリンスにいるティファニーに襲いかかる。カースティはジュリアの皮をかぶってチャナードに取り入り、その隙にティファニーがパズルボックスを元に戻し、二人は脱出に成功するのだった。

「オーメン3」にも似た、独特というか独りよがりな世界観の中で、魔物と少女が戦い、独特のルールで魔物を倒す。恐怖映画感も薄れた内容だった。

【5段階評価】3

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2018年5月15日 (火)

(1711) ヘル・レイザー

【監督】クライブ・バーカー
【出演】アシュレイ・ローレンス、アンドリュー・ロビンソン、クレア・ヒギンズ
【制作】1987年、イギリス

人の生き血で復活を遂げようとする男の周囲で起こる惨劇を描いたホラー作品。

ある男、フランク(ショーン・チャップマン)は、快楽が得られるという謎のパズルボックスを入手。彼はそれを解くことに成功するが、肉体が引き裂かれてしまう。フランクの弟、ラリー(アンドリュー・ロビンソン)は、妻のジュリア(クレア・ヒギンズ)を連れて、行方不明となったフランクの家に移り住む。ところが、その部屋の床下には、フランクの引き裂かれた肉体が潜んでいた。ラリーは引っ越しの最中に、手を釘で引っかけ、流血。その血が床下に流れ、フランクの肉体は復活を始める。フランクはかつて愛し合ったジュリアに、さらに血を持ってくるよう要求。ジュリアは町で男を引っかけると家に連れ込み、フランクに提供するようになる。ジュリアの様子がおかしいと感じたラリーは、娘のカースティ(アシュレイ・ローレンス)に話し相手になってあげてほしいと頼む。ラリーの家に向かったカースティは、ジュリアが見知らぬ男を家に連れ込んでいる場面を発見。家の中に忍び込むと、皮膚がむき出しになったフランクと、彼に襲われている男を発見。フランクはカースティに近づくが、カースティは床にあったパズルボックスを窓の外に放り投げ、隙を突いて家から逃げる。
途中で倒れてしまったカースティは、病院に運ばれる。彼女はそこでパズルボックスを解いてしまう。彼女の前に魔道士(セノバイト)が現れるが、カースティはセノバイトから逃げたフランクのもとに連れて行くと約束する。父親を助けようと家に戻ったカースティは、ラリーを見つけて安心するが、それは復活をほぼ終えたフランクだった。ラリーはフランクに襲われてしまっていた。フランクはカースティを襲うが、そこにセノバイトが現れ、フランクの肉体は再び引き裂かれてしまう。カースティはパズルボックスをもとに戻してセノバイトたちを退け、助けに来たボーイフレンドとともに屋敷を脱出。炎の中にパズルボックスを投げ込むが、浮浪者のような男が炎の中からパズルボックスを取り出す。炎に包まれた男はやがて羽の生えた魔物に姿を変え、空に飛び立つ。パズルボックスは、次の犠牲者のもとに手渡されるのだった。

有名なB級ホラー。セノバイトの悪趣味な造形が特徴的。ベルセルクのゴッドハンドが本作の影響を受けていることは明らか。首の皮膚をめくったり、太めのサングラスがいたり。
序盤のジュリアがフランクに惹かれていくシーンが、安直というか不可解で、よく分からなかった。そこもいっそ、パズルボックスの影響だった、のであれば分かりやすかったかもしれない。

【5段階評価】3

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2018年5月14日 (月)

(1710) バスケット・ケース

【監督】フランク・ヘネンロッター
【出演】ケビン・バン・ヘンテンリッック、テリー・スーザン・スミス、ダイアナ・ブラウン
【制作】1982年、アメリカ

兄弟の復讐劇を描いたB級ホラーの代表作。

ある晩。リフランダー医師(ビル・フリーマン)が何者かに惨殺される。場面は変わり、若い男、デュアン(ケビン・バン・ヘンテンリッック)が大きなバスケットを抱えて安ホテルに宿泊。彼はバスケットケースを抱えてニードルマン医師(ロイド・ペース)を訪ねる。デュアンは受付嬢のシャロン(テリー・スーザン・スミス)と仲良くなり、デートを約束。その夜、ニードルマン医師の病院に忍び込んだデュアンは、バスケットケースの中の生き物を解放する。それは、奇形の人間、ベリアルだった。ベリアルはニードルマンを殺害する。殺害を成功させたデュアンとベリアルはホテルに戻る。
デュアンは、ベリアルのためにテレビを購入し、ホテルの部屋をあとにする。シャロンとデートをするためだった。シャロンとデュアンは意気投合し、公園でキス。ところがその瞬間、ベリアルは怒りでテレビをたたき壊し、部屋の中で暴れ回る。ベリアルの意志を感じ取ったデュアンは慌ててホテルに戻るが、ベリアルはホテルの住人を一人殺害してしまっていた。
デュアンとベリアルは、かつてシャム双生児で、二人の父親が無理矢理、3人の医師に依頼してベリアルをデュアンから切り離し、ゴミとして廃棄しようとしていた。デュアンはベリアルの思念を感じ取って彼を救出。ベリアルは父親を殺害していた。二人は3人の医師に復習を企てていたのだ。
最後のターゲットは、クッター女医(ダイアナ・ブラウン)。二人は殺害に成功し、ホテルに戻るが、ニードルマンの殺害におびえたシャロンがデュアンを訪ねてくる。デュアンはシャロンを部屋に招き入れてベッドで抱き合うが、ベリアルが怒りで叫び声を上げる。デュアンはシャロンを部屋から追い出すと、ベリアルを非難する。
その夜。寝ているデュアンの枕元でベリアルはデュアンに手を伸ばすが、思いとどまって窓際に行き、ホテルを脱出。シャロンの家に向かったベリアルは、裸で寝ているシャロンにのしかかる。ベリアルがいないことに気づいたデュアンはシャロンの家に向かうが、ベリアルはシャロンを殺してしまっていた。ベリアルをホテルに連れ帰ったデュアンは、絶叫してベリアルを責める。ホテルの住人がデュアンの部屋に集まる中、ベリアルはとうとう住人達の前に姿を現すと、デュアンの股間を握ってかかげ、ホテルの窓から二人は落下。ネオンサインにぶら下がった二人は、やがて路上に落下し、絶命するのだった。

シャム双生児の兄弟の救われない悲劇だが、どこかコミカルな要素もある作品。ベリアルはグロテスクで悪趣味だが、いかにも人形というつくりなので、恐怖感はそれほど強くない。

【5段階評価】3

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2018年5月 1日 (火)

(1709) サスペリア

【監督】ダリオ・アルジェント
【出演】ジェシカ・ハーパー、ジョーン・ベネット、アリダ・バリ、ステファニア・カッシーニ
【制作】1977年、イタリア

バレエ学校に入った若い娘が巻き込まれる惨劇を描いたホラー作品。

アメリカからドイツのバレエ学校に入学したスージー(ジェシカ・ハーパー)は、土砂降りの雨の夜、学校に到着。彼女が学校に着くと、入り口から学生の一人、パット(エバ・アクセン)がおびえた表情で飛び出し、木立の中に逃げ込む。彼女は知人のアパートを訪ねるが、何者かに刺し殺され、知人の女性も巻き添えになる。
翌日、学校に無事に入ったスージーは、厳しい女性教官のタナー(アリダ・バリ)に出迎えられ、理事長代理のブランク夫人(ジョーン・ベネット)を紹介される。体調の優れないスージーは、練習中に倒れて鼻血を出してしまい、医者から流動食と毎日ワインを飲むよう食事を制限される。
学校に来ていた盲目のピアニストが、盲導犬に首を噛まれて殺され、スージーと親しくなったサラ(ステファニア・カッシーニ)も何者かに襲われて行方不明となる。スージーは、夜中に聞こえる教官の足音を頼りに学校内を探索。すると奥に秘密の部屋があり、そこでは魔女を信じるブランク夫人たちがスージーを呪い殺そうとしていた。スージーは慌てて奥の部屋に逃げ込む。そこには夫人らた信奉する魔女、エレナ・マルコスがいた。エレナは姿を消し、部屋の中に死んだはずのサラが忍び寄ってくる。スージーは雷の光を頼りにエレナに拾ったナイフを突き刺す。部屋が崩れ始め、スージーは学校を脱出。中からは炎が上がる。スージーは不敵な笑みを浮かべながら学校を後にするのだった。

「決して、ひとりでは見ないでください」というキャッチコピーが有名だった恐怖映画。魔女伝説を題材にしている。オープニングの空港のシーンから、赤色や緑色など、印象的な光を使って、観客の不安をあおる演出が文字通り光る作品となっている。
後年のホラー作品に比べれば、残酷なシーンはそれほど多くはない。ストーリーとしては少々物足りないというか、日本人にはあまり伝わらない気がした。

【5段階評価】3

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