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2018年4月

2018年4月20日 (金)

(1708) レッドタートル ある島の物語

【監督】マイケル・デュドク・ドゥ・ビット
【出演】-
【制作】2016年、日本、フランス、ベルギー

無人島に遭難した男の人生を描いた作品。ジブリアニメだが、監督は外国人である。

無人島に漂着した男性。竹で作ったいかだで何度も島からの脱出を試みるが、そのたびに赤いウミガメに邪魔される。そのアカウミガメが砂浜に上がってきたのを見つけた男は、腹立ち紛れにウミガメをひっくり返す。ウミガメはそのまま動かなくなる。若干の後悔をしながらウミガメを見つめていた男だったが、気がつくと、ウミガメは若い女性に変化していた。
やがて男と女の間に子供が産まれる。3人は仲よく暮らすが、ある日、大津波が島を襲う。青年となった息子は沖に流された父親を救う。息子はやがて島の周りで生きるウミガメとともに島を離れていく。年老いた男は妻とともに暮らすが、やがて動かなくなる。妻はまたアカウミガメに戻り、海に帰っていくのだった。

ジブリアニメとは明らかに異なる人物のデザイン。自然の中で生き抜こうとする男がただただ描写されているのだが、次に何が起こるのだろうという期待が自然と沸き起こる、うまい作りになっている。ただ、後半の津波の後あたりから、ちょっと何言ってんのかわかんない的な展開になってしまった。

【5段階評価】3

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2018年4月16日 (月)

(1707) 菊次郎の夏

【監督】北野武
【出演】ビートたけし、関口雄介、岸本加世子、吉行和子
【制作】1999年、日本

だらしのない男と無口な少年の一夏の旅を描いたロードムービー。

浅草で祖母(吉行和子)と暮らす小学3年生の正男(関口雄介)は、母親に会いたくて一人で旅に出ようとするが、近所に住む夫婦がそれを見つけ、妻(岸本加世子)が亭主(ビートたけし)を引率係にして送り出す。男はだらしのない男で、競輪にはまったりしながらも、なんとか豊橋にたどり着く。しかし、正男の母親(大家由祐子)には別の夫と娘がいた。正男はうなだれ、その場から離れると泣き出す。男は正男を慰めるため、道中に知り合った連中と一緒に正男と川辺で遊ぶ。途中、男はバイクの男(グレート義太夫)に近くの老人ホームまで連れて行ってもらう。そこには認知症になった彼の母親がいたのだった。男は母親を遠くから見つめ、そのまま施設を立ち去る。
やがて別れの時が来る。立ち去る男に正男が名前を尋ねると、男は「菊次郎だよ」と告げるのだった。

母親に会いに行く少年の成長の物語。そう思って観ていると、ラストシーンで、「そうか、この作品はこのビートたけし演じる男の夏の記録だったのか」と気づく。なかなか心憎い演出。
ただ、ギャグめいた道中のやりとりは、Vシネマのような映像でキレがなかった。

【5段階評価】3

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2018年4月 6日 (金)

(1706) 男子高校生の日常

【監督】松井大悟
【出演】菅田将暉、野村周平、吉沢亮、岡本杏理、山本美月、栗原類、角田晃広
【制作】2013年、日本

山内泰延原作漫画の映画化作品。タイトル通り、男子校の高校生の他愛のない日常を描いている。

タダクニ(菅田将暉)、ヨシタケ(野村周平)、ヒデノリ(吉沢亮)はもてない男子高校生。ある日、彼らの学校に女子高生がやってくる。文化祭を共同で開催することになったのだ。女子高生の一人、りんご(岡本杏理)が、つまずいた拍子にタダクニの手を掴む。呆然とするタダクニに、彼女は「あっ・・・、ごめんなさい」と言って立ち去る。一目惚れの完成。そして廊下にはピンクのシュシュが落ちていた。りんごが落としたのに違いない。タダクニは仲間にバレないようにシュシュを拾う。
たまり場になっているコンビニで、りんごがお化け屋敷に行きたいかも、と言っているのを聞いたタダクニは、文化祭でお化け屋敷をやることを提案。文化祭の準備が終わり、当日。りんごは、女子高生のリーダー格のヤナギン(山本美月)とお化け屋敷に来るが、タダクニに恋のチャンスは訪れない。文化祭はチームしゃちほこのライブを迎える。りんごがタダクニたちを呼び込みに来るが、タダクニたちは緊張からつれない返事。りんごは立ち去るが、タダクニは彼女を追いかけ、ポケットに入れていたシュシュを手渡す。しかしそれは、彼女のものではなかった。タダクニの片思いはこうしてくだけ、またもとの日常に戻るのだった。

つまらなくはないが、大して面白くもない。エロさもない。盛り上がりに欠ける作品。ただ、男子高校生の日常だから、それに文句を言ってはいけない。
公開当時39歳の角田晃広が高校生役をやっていて、それほど違和感がないのはすごかった。

【5段階評価】3

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2018年4月 5日 (木)

(1705) 超高速! 参勤交代 リターンズ

【監督】本木克英
【出演】佐々木蔵之介、深田恭子、寺脇康文、西村まさ彦、陣内孝則、伊原剛志
【制作】2016年、日本

参勤交代の帰りに騒動に巻き込まれる貧乏藩の活躍を描いた時代劇コメディ。「超高速! 参勤交代」の続編。

湯長屋(ゆながや)藩の内藤政醇(ないとうまさあつ)(佐々木蔵之介)は、参勤交代を終え、藩に戻る。帰りの費用が足りず、走って帰ることになる。その道中、藩で一揆が起きたとの知らせが入る。一揆が起きたとなれば藩はお取りつぶしとなる。内藤は慌てて藩に戻る。藩は暴動により田畑が現れ、農民達は困り果てていた。しかし、一騎は内藤に恨みを持つ老中、松平信祝(のぶとき)の謀略だった。内藤は藩を守るため、松平の大軍勢に立ち向かうことを決意。内藤の忠臣達は運命をともにする。内藤たちは奮戦し、松平と対峙。内藤の姿に、松平に従っていた軍勢は戦意を喪失。そこに江戸奉行の大岡忠相(古田新太)が現れる。悪行が発覚した松平は捕らえられ、藩に平和が訪れるのだった。

豪華な俳優が大騒ぎをする作品。貧乏藩が巨大な敵に立ち向かうためのユニークなアイディアは前作以上になりを潜め、悪役の松平信祝も、コテンパンにのされたわけでもなく、今ひとつ感動に書ける作品だった。

【5段階評価】2

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